渋江光晴。
彼も昨日の友人「ドン・ホセ」と同じく、
仕事をしながら音楽に賭けている一人だ。
昨春、
転勤で故郷の山形に帰ってしまったのだが、
今日、
久々に大阪で演奏した。
しかも、
斎藤栞さんという美人シンガーを引き連れて。
ということで、
大阪・ロイヤル・ホースへ行った。
老舗中の老舗でありながら、
ぼくはここは初めて。
どうも最近初物づいている。
俗に「語るように歌え、歌うように演奏を」というが、
渋江さんのドラムは歌っていると思う。
こういうドラムをたたける人はそう多くない。
そして斎藤さんの歌もまた、
老舗の重厚さに負けぬ、
堂々たるもの。
山形の風雪に耐える、
粘り強い歌だった。
嬉しいことは重なる。
ピアニストの押領司由紀さんから、
お誘いメールが入り、
三宮のアルフィーへ向かった。
ここも初めてのお店。
元木美穂さんというシンガーのお店ということで、
彼女が歌っていたのだが、
これがまた目茶目茶よかった。
まさに「語るように歌う」手本だと思った。
それぞれ頑張っているミュージシャンが、
ぼくのことをおぼえていてくれて、
誘ってくれる。
そのことが嬉しい。
そしてお呼びに応えられるのは、
きっとぼく自身の調子が、
上向きだからだろう。
これから少しずつ暖かくなって、
ぼくの歌も芽吹けばよいのにと思う。
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