2010年1月25日月曜日

観劇

奈良って前に行ったのいつだっけ?

それほどぼくには「遠い」奈良に出かけたのは、
友人が出演するオペラを観劇するためだった。

大阪で環状線に乗り換え、
鶴橋で近鉄にまた乗り換え、
それは多少面倒だったけど、
時間にしたら1時間。

こんなに近かったっけ?
というほどあっけなく「学園前駅」に着いた。


会場は駅からすぐの、
学園前ホール。
浪速オペラ協会による「カルメン」だ。

プロとアマが共演するという形で、
友人は準主役(たぶん)のドン・ホセ。

彼は高校生の時からの友人で、
家庭を持ち仕事をする一方、
オペラやオーケストラにのめり込んでいる。
ぼくの周囲では、
最も理想的な生き方をしている。


しかし実を言うと、
ぼくはオペラを観たことがない。

「カルメン」という超有名な演目でさえ、
曲は分かるけどストーリーはよく知らない。

でも分かりやすいナレーションと、
何といっても日本語訳だったお陰で、
それなりにスジはわかった。

ぼくは初めてのオペラに興味津津。
持参したオペラグラスを手放せなかった。

演奏はピアノとシンセだけで、
セットもないんだけど、
衣装やメイクは豪華で、
十分ゴージャスだった。

友人は歌に演技に、
ほとんど出ずっぱり。

練習のほどがしのばれる。

休憩をはさんで2時間半。

最後には花束を出演者に渡す「花束コーナー」なんて、
いかにも「浪速」的な盛り上げもあって、
めでたく終了。

これはカーテンコールの場面。











会場を後にする時、
ドン・ホセの衣装とメイクのままの友人が、
見送りのため出入り口に立っていて、
握手した。

全力を出しつくした彼は輝いていて、
ただただ羨ましかった。


ぼくもいい加減にライブを計画しないと!

●観劇は「感激」にかかってます。念のため、、、

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