支払いをしようとレジの前に立っていたら、
ぼくのバックが置き引きされそうになり、
振り返ったら、
下手人はペンギンだった。
GWを挟んで、
おおかた二週間ぶりにお目にかかった。
やぁやぁ久し振りということで、
それからしばし語り合った。
そこで、
マイケル・ジャクソンの新しい映画が公開される、
という話を教えられた。
調べてみたら、
『マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔』という題で、
来月25日から日本で先行ロードショーされるとのことで、
ちょうど今日、
予告編が公開された。
YouTubeに早速アップされているのを見ると、
バースデーケーキを顔にぶつけられるマイケルが映っていた。
撮影したのは元マネージャーということで、
どうも書き込みを読む限り、
色々と訳ありな人物でもありそう。
いずれにせよ、
ぼくはマイケルの歌やダンスは見たいけど、
素顔はそんなに見たいとは思わない。
でもやっぱり見るんだろうなぁ。
流行りモノに弱いし。
しかし「素顔」と一口に言っても、
人は年齢や場所によって、
驚くほど多様な捉えられかたをするものだ。
ある一人の人でも、
100人いれば、
100通りのその人がいる。
たとえばぼく自身を例にとっても、
優しいと思ってくれている人もいれば、
憎いと思っている人もいるだろう。
人によって、
変なオッサンであり、
突拍子もない事をする変人であり、
キザなニイチャンであり、
社交的であり、
閉鎖的であり、
素直であり、
ひねくれ者であり、
気前のいい人であり、
ケチな人であり、
デブであり、
ガリガリであり、
短気であり、
呑気であり、、、、
際限ないほどの顔を、
ぼくは他人に見せてきたし、
現在進行形でもそうなのだと思う。
そのどれもが「ぼくの顔」であって、
というより、
他人の記憶に残ったそれだけが「ぼくの顔」であって、
逆に、
「ハイこれです」って差し出せる、
本当の意味での素顔なんて、
どこにもないのかもしれない。
バージョンアップといえば聞こえはいいが、
よくも悪くも人は日々改訂されていく。
しかし一つ言えるのは、
ぼくの最新バージョンを一番知っているのは、
目下ペンギンさんであるということだ。
●例えれば今のぼくはさしずめ「たはしろα版」か。なんでαか、お暇なら調べてみてください●ペンギンさんが映画「てぃだかんかん」を絶賛していた。じゃ観てみるかな。
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