
会社帰りに紀伊国屋に寄ろうとしたら、
途中で宝くじ売り場が目に入った。
そういえば、
買ったもののチェックしてないくじが、
バックに入れっぱなしになっていたっけ。
ちょうどいい機会なので、
調べてもらった。
年末ジャンボとグリーンジャンボが10枚ずつ、
計20枚。
封も切らずに出てきた。
600円は本を買う足しにしよう。
イヤホンで音楽を聴きながら待っていると、
目の前の表示板が「3300円」と点った。
生まれてこのかた、
籤運には見はなされていると思ってたから、
本当はものすごく嬉しかったのだけど、
あんまり嬉しそうな顔をしたらみっともないと、
平静を装い受け取った。
その金で今売り出し中のサマージャンボを買ったら、
案外当たるんじゃないか。
大きいのが当たる前に小さいのがまず来るって話、
どっかで聞いたことあるし、、、
そんなことを考えながら、
売り場の前で少しもじもじ。
でも、
すでにジャンボは10枚買ってある。
やっぱり紀伊国屋で使おう。
明日の3億円より今日の3000円だ。
すると、
紀伊国屋が何と定休日。
これで心は決まった。
お導きに違いない。
ささやかな籤運がぼくに微笑んでいるのだ。
女神の機嫌を損ねぬうちに、
あわてて宝くじ売り場に戻り、
さっき受け取った1000円札3枚を差し出した。
窓口の女神が、
少し笑っていた。
●写真は母校のグラウンドです。映っている人物は、ぼくらの花輪君です。縁起者です。
0 件のコメント:
コメントを投稿