2010年5月30日日曜日
雲泥
青色の街燈は防犯効果が高いとか。
深夜、
外に出ると、
街燈と、
月と、
わが家の防犯灯が、
煌々と照っていた。
中学生の時、
エレキターを買ってもらって、
興奮しながら音を出すと、
ボ~ン
ピ~ン
みたいな、
味もそっけもない音しか出なかった。
ロックのレコードみたいな、
歪んだ迫力のあるカッコいい音は、
どうやったら出るのだろう。
それが、
エフェクターの効果だということを知ったのは、
随分たってからだった。
今にして思えば間抜けな話だけど、
本当の話。
写真にしても、
スライドフィルムとPLフィルター、
たったそれだけで、
プロみたいな写真が撮れるとわかっのは、
社会人になってから。
ずっと疑問だったぼくは、
あまりの劇的結果に、
びっくりするやら、
拍子抜けするやら。
要するに、
知ってるのと知らないのとでは雲泥の差という技術がある。
いわゆる「プロの技」。
もちろん、
最終的には本質が問われるのだけど、
最初の「おー」みたいな感動が、
大げさに言えば、
その人の一生を左右することだってある。
今の時代は情報が氾濫しすぎて、
その「おー」が、
昔以上に見えないのかもしれない。
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