2010年5月10日月曜日

白化

「てぃだかんかん」(李闘士男監督)観ました。

珊瑚の養殖に賭けた夫と、
それを支えた夫婦の実話を、
岡村隆史と松雪泰子が演じた話題作。

とはいえ、
日曜日の昼間で、
100席足らずの座席が、
半分も埋まってなかったから、
興行的にはちょっと、、、かもしれない。


白化した珊瑚って、
一見きれいなんだよなぁ。










でも本当は「仮死」状態。
このまま放置すれば、
ほどなく本当に死んで黒くなっていく。


それで映画の話だけど、
実話の映画化という意味で、
よく出来た作品だった。

「欠陥商品」と母親とまで言われる男が、
故郷に戻ってたどり着いた夢が珊瑚の養殖だった、、、


漁協や学会や役所など、
周囲は最初まるで無理解。

でも仕方ないんだな。

この男のそれまでの人生に、
まるで説得力がないんだから。

それでも夫を支え続けた妻は偉い。


「てぃだかんかん」の「てぃだ」は「太陽」の意味。
つまり「かんかん照り」っていう意味の沖縄方言で、
“幸せの象徴”を意味するんだそうだ。

関西弁に訳すと、
どう言えば一番しっくりくるのかなぁ。

何の憂いもない、
心が晴れ渡った状態。

うーん、
情けないことに思い浮かばん。


ダイビングは少しかじったことあるけど、
海中で「無重力状態」になって、
仰向けになってたゆたってる感じ。

水面に差し込む太陽光が乱反射して揺らぐ白と青。

あれはいいもんだ。


●武庫之荘・Mクアトロのセッションへ。仔細は日を改めて●珊瑚の写真はネットから拝借しました●白化現象は映画では人災と言っていたが、本当のところはどうなんでしょうねぇ。

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