2010年5月11日火曜日

上司

本日の登場人物はABCDの四人。

Aが一番偉くて、
順に下っ端になり、
末端はD。


今日のDの仕事を上司のBがほめた。

年に一回あるかどうかの珍事だ。

Dは自分ではさほど良い出来だとは思わなかったが、
ほめられて嫌な気はしない。


ところがほどなく、
そのDの仕事をAが気に入らないと言いだした。

Dはそんなものほっとけと思っていた。

所詮Aの気まぐれだと。


ところが、
Dの直属の上司にあたるCは違った。

何もしようとしないDにかわって、
Aがこんな事を言っていると、
Bに相談したのだ。

Bは、
Aがそう言うなら仕方ないと折れた。

とはいえ、
DはAの言う通りに直す訳にはいかないと考えた。

そうすればきっと、
Bは苦々しく思うと読んだのだ。

結局DはAB双方の意向を汲みいれ、
奇妙な折衷案をひねり出した。


このケース、
ABどっちが正しいとか間違いとかじゃなく、
要するに「好き嫌い」の範疇だった。

船頭多くて何とやら。

Dは一体だれのために仕事をしているのやらと、
ため息をついた、、、


こんなことはサラリーマンなら日常茶飯事なのであるが、
思うにABCDいずれも、
悪意があったわけではない。

そこがこの話のポイントだ。

いつも言っていることだが、
良かれと思っている人たちが出す結論が、
最善とは限らないということだ。


●さてDは誰でしょう(笑)●W杯メンバー23人。稲本より中村俊が年上だったとは、ちと意外●ヤワラちゃん参院選出馬へ。「議員でも金」か。

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