このブログに載っけているぼくが撮った写真は、
100%何らかの手を加えている。
フィルムの写真だった時代なら、
フィルターやら暗室作業やら、
プロでないとできなかった技が、
デジカメになっていとも簡単に素人でもできるようになった。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgCDZosDfCz5q2fvDEQbM_htAxSwNS4lcPV3Dzn4gUOJMhfvHxRm57rix5A_4T1Qae85z9_kP80it18TGbb3_3m6oV8z423jKrMeyKBnRK_iI5LXQDHwsDIkfDGYWqbKVaWgEjrOzvCQsI/s320/%E5%85%83%E7%94%BA%E5%95%86%E5%BA%97%E8%A1%97.jpg)
見なれた元町の商店街の眺めも、
ちょっといじればこうなる。
であるから、
元の写真がうまく撮れているか、
というか、
「うまい写真」という概念そのものが、
従来と大きく異なってくる。
シャッタースピードとか、
絞り値とか、
フィルムの種類とか、
これまで相当に重要だった事柄はずっと後退。
「何を、どのアングルで」が決定的に重要になる。
ブレとかピントなんかも、
あんまり関係ない。
つまり、
「気分」が写し取られているのが最善ということになる。
「気分」といっても2種類ある。
撮った時の気分と、
それに手を加える時の気分だ。
二つの気分が組み合わさって、
その日その時の一枚が出来あがる。
ささやかではあるが、
これでも一生に2度と出来ぬ作品だ。
●写真が暗いからといって気分が暗いわけではない。念のため●そして今日も見なれた景色を眺めに行く。
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