2010年7月9日金曜日

意義

W杯を見ていると、
攻撃をシュートで終わることの大切さを、
解説者がしきりに言う事に気づく。

シュートまで持っていく、
すなわち攻撃をやり終える意義は何だろう?

成功すれば得点になることは、
言わずもがなだけど、
たとえ失敗しても、
とても大きなメリットがある。

それはプレーを切るということだ。


例えば攻撃の途中で敵に球を奪われると、
守備体形が乱れたままで対処しなければならず、
極めてリスクが高い。

たとえ放ったシュートが外れても、
それで一度ゲームが途切れ、
見かたの陣形を立て直すことができる。

仕切り直し。
リセット。


これは普段の生活でも有効な教えだと思う。

仕事でも趣味でも、
とりあえずフィニッシュまで持って行く。

それが上手く行けばOKだし、
たとえNO GOODでも、
一度冷静にそれまでの自分を振り返って、
自分自身をリセットできる。


日本のサッカーによく見られるように、
パスをつないでつないで、
ゴール前まで行くのはいいが、
なかなかシュートせず、
しまいに敵に奪われ逆襲にあたふた対処する。

披露だけが蓄積していく。

そんな歯がゆいパターンは、
ぼくの私生活でも案外多い。

もうちょっと準備して、
あとこれだけはクリアして、、、

そんなことを考えて、
何一つシュートという結果を残さない。

まさしく、
ぼくのこれまでの人生のパターンでもある。


W杯を機に、
ひとつ入ろうと外れようと、
シュートを打つ。

それも思いっ切り。

今度のライブの意義の一つだ。

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