真昼間の梅田界隈を歩いていると、
人や景色が陽炎のように、
ボーッとぼやけて見える。
泊まり勤務明けで、
自分の頭の中が陽炎状態なのかもしれないけど、
実際本当にそう見えるほど、
大阪の街中は暑い。
すれ違うどの人も、
体から「ったく」オーラが出ている。
そんなわけで、
今夏初めてヒロタのシューアイスを買った。
ちょうど通勤経路の途中に店があって、
帰宅する時に、
去年もよく買った。
抹茶とかチョコレートとか、
季節の果物とか、
2個ずつ5種類。
計1000円なり。
そういえば誰かさんは、
甘味禁止令だったっけ。
でも買ってしまったものは仕方ない。
家に着くと母が庭に水をまいていた。
ぼくは黙って冷凍庫にシューアイスを袋ごと入れ、
ちょっと自室で休憩。
再び階下に降りると、
ソファーに母がチンと座り、
目の前のテーブルにもう、
空のシューアイスの袋がひとつ。
目ざとい母よ。
オレより先かよぉ。
でも、
喜んでくれる人がいるから、
買いがいもあるというもの。
食べてくれる人がいる。
読んでくれる人がいる。
聞いてくれる人がいる。
それで充分幸せじゃないか。
そう思いながら風呂に入った。
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