2010年10月31日日曜日

無駄

今更ながらだけど、
Amazon大好きである。

そう言って差し支えない。

履歴を見てみると、
2008年は43件、
2009年は48件の買い物をしている。

ざっと週一ペースで、
本やCDや何やかんやを注文していることになる。

さて今年は、、、

今日現在38件。

コンスタントなペースと言えるだろう。

きっとこれは、
ぼくの「衝動買い」サイクルなんだな。

金額じゃなくて、
週に一回ぐらい、
無償にクリックしたくなるのだ。

おかげで、
衣料品以外はだいたい、
間に合っている。

そうそう、
前に「手に入らない」と書いた、
チューインガムの「NON STYLE」も、
15個セットで売っていて、
一度買ったなぁ。

前に、
Amazonの配送センターの記事を読んだ。

すんごい大きな体育館のような倉庫に、
ありとあらゆる商品が貯蔵されていて、
職員が注文伝票を手にセカセカ動き回っていたそうだ。

ネットショッピングの末端には、
人海戦術が待っているんだね。

確かに、
通販には失敗がつきものだ。
届いてから「しまった」と思う「三振率」も、
結構高いかもしれない。

でも、
無駄遣いだとは思わない。

ぼくには週一のワンクリックが、
今のところ「いい感じ」なんだ。

もしそれを無駄遣いだと言うなら、
本当の無駄遣いはほかにもっとあると思うし、
突き詰めれば、
生きてること自体が資源の無駄遣いだ、
という言い方だって出来なくもない。

ぼくに益をもたらしてくれている以上、
断固無駄遣いではない、
と自分に言い聞かせている。

ワンクリック=ひと押し。

今年はあともう何押し?

●あと、商品が届いた時、ぼくが箱を開ける様子を、興味津津で見ている母を見るのも、楽しみなんだよねぇ(笑)●国別視聴者調べで、ロシアが新たに加わった。やっぱ外国語シリーズ復活させようかな~


2010年10月30日土曜日

誠意


















最寄り駅前にあるTUTAYAからの葉書。

数日前に来ていたものだけど、
机上に置きっぱなしにしていた。

どうせセールの案内だろ。

が、
大違い。

長い間お世話になりました。

おいおい、
閉店だってよ!

宅配レンタルに変えてから、
あんまり行ってないけど、
それでも泊まり明けなんかに、
ボーッとした頭でフラ~ッと入って、
いろんな映画との「出会い」もあったのに、、、

時すでに遅し。

ちぇっ、
ますますショボイい最寄駅。

しかし何ですな、
こうしてシラーッと印刷された文字だと、
「お世話になりました」感ゼロだね。

きっと全国でTUTAYAはどんどん店じまいしてるんだろう。

表には、
閉店までの間、
全品半額セールだと書いてある。

結局、
誠意は金銭にしか変換できないのカネ?

同じようなことはメールでも言える。

メールって、
ぼくらが手にした一番身近な「活字」ツールだ。

確かに便利だけど、
肉声や手書きに比べて、
真心が伝わりにくい。

そこで重宝するのが絵文字。

ぼくも時々、
「お世話になりますm(__)m」
なんてメールでやる。


しか~しヽ(`Д´)ノ


それはあくまで日常のやり取りであって、
マジ真剣なメールに、
絵文字は不似合いじゃないカネ?


たとえば、
「昨日父が他界しました(T_T)」なんて、
ぼくの常識ではあり得ないんだけど。


イマドキはあり得るの?


●相手に呆れ、自分に呆れ、周囲までをも呆れてしまいそう(ノД`)●中国語の意味を、ちゃんと調べてくれた人がいた。そうです。「ノーベル平和書おめでとう」でした。でも中国の人はだれも読んではくれなかったみたい。当然だけど。









2010年10月29日金曜日

蝋燭

去年の秋の気分は斉藤和義だったけど、
今年の秋はどうやらスピッツ、
つまり草野マサムネみたいだ。

先日紹介した灰色の瞳に続いて、
スピッツのニューアルバム「とげまる」を、
itunesで衝動ダウンロード。

と思ったら、
NHK「SONGS」でもスピッツ。

今ぼくの頭の中は、
マサムネのアノ声で満たされている。

















これ「とげまる」のジャケ写真。
きれいだなぁ。

最初、
灯篭流しかなと思ったけど、
蝋燭ですな。

ってことはキャンドルジュン作か?

なんて冗談書いてから、
調べてみたら本当にそうらしい。

マジかよ(笑)

スピッツも流行物好きなんだなぁ。

それはそうと。

ダウンロードで買うと、
1000円安いのはいいけれど、
歌詞カードがないのは困りもの。
何とかならないものだろうか。

でもいいねぇ、
スピッツ。

この曲なんてねぇ。



もう楓の季節か。

2010年10月28日木曜日

翻訳

午後不意に思い立ち、
「自転車で墓参りに行こうかなぁ」と言ってみた。

すると母が、
「こんな風の強い日に?」と言うので、
「じゃやめた」と撤回。

「そんな気があるなら、仏壇でも拝んどき」
と言うので、
「そうするわ」といいながらその場では何もせず、
「そんな気があることが大事なんやな」
と繰り返し自分に言い聞かせた。

話は変わるが、
「ブログ右上の外国語は何だ」と質問を受けたのに、
説明がまだだった。

あれは「読んでくれてありがとう」という日本文を、
Google翻訳でただ機械的に各国語に訳してみただけ。

ただそれだけ。

前に、
このブログに「統計」機能が加わったことを書いたけど、
その統計の中に読者の国別表示があって、
そこの国の数が増えないかなぁって、
他愛のない理由のお遊びだ。

その成果かどうかは知らないけど、
現在、
アメリカ、
イタリア、
カナダ、
ドイツ、
香港、
大韓民国、
ラトビア(!)のみなさんが、
とりあえず見てくれたようだ。

何かの間違いでヒットして、
一瞥して終わりだろうけど。

でもなんか、
ワールドワイドな気がしない?

それから、
中国語のところだけ、
さらに少し細工してあったんだけど、
気づいたかな?

もう消すけどネ(笑)

●竜王戦第2局。夕方、BS2とパソコンで観戦した。渡辺竜王が羽生名人に2連勝。凄い。

2010年10月27日水曜日

腹巻










さぶい。

きっとあの雲が、
太陽を隠しているせいだ。

あまりの急変に体が追いつかない。

梅田の阪急メンズ館で以前に見たニット帽を、
まだあれば買おうと思い立つ。

耳あてがついていて、
マネキンがかぶっていた時はカッコよかったのに、
ぼくがかぶるとどうにも変。

まるで特攻隊員みたい。

店員は「お似合いですよ~」って言うけど。

わりとおだてに乗りやすいぼくだが、
今日ばかりは「嘘つき」って思った。

代わりに、
腹巻のような、
ニットのネックウォーマーを買った。

本当に腹巻のような形で、
頭からかぶるだけ。
でもいざとなれば、
頭を覆うこともできるし、
きっと便利だと思う。

かなり怪しいけど。

それとは別に、
夕方、
オペラをやってる友人からメール。

11月13日、14日は空いてない?たのみあり。

13、14日の予定、まだ分からず。にしても用事なに?

カルメンの助演。歌はなし。闘牛士の介添人。

ぎゃ

(笑)スケジュールわかったら教えてな


●スケジュールは教えるけど、そりゃ無理(笑)●久々天満「じゃず家」に行き、3曲歌った。少しだけ手ごたえを感じる。帰宅してアラーキーのドキュメントを録画で見て、村上春樹のインタビュー集をパラパラ。

2010年10月26日火曜日

累計

通勤途中にある「耳かき店」。
好奇心はそそられるが、
いまだ行ったことはない。

浴衣を着た女の子がチラシを配っていることもあるから、
半分「風俗」のようなものなのだろうか?

それはともかく、
耳かきサービス店従業員と、
彼女の祖母を殺したとして、
42歳の男に死刑が求刑された。

裁判員裁判が始まってから、
初めてのこと。

ぼくは、
自分の命以外は自由にできない、
という立場だから、
当然の帰結として死刑には反対だ。

そういう意見にはすぐに「遺族感情」って反論があるけど、
ならむしろ仇討制度を復活させる方が、
ぼくには腑に落ちる。

そもそも、
死刑が最高刑というのは、
人間にとって死ぬことほど辛いことはない、
という前提に立っている。

それはそうなんだろうけど、
ぼくは最近人間の死について、
次のように考えることがある。

有史以来、
死んだ人の累計は、
一節には数百億人とも言われる。

てことは、
人類とは、
死んだ経験のある圧倒的多数と、
未経験の少数(今生きている人間)ということだ。

そう考えた時、
ぼくは、
これまでの死者たちから、
「あんたまだ死んでないの?」と、
経験不足(!)を笑われているような、
不思議な気持ちになる。

以上は高杉晋作の詩(↓)を紹介したいがための前説である。

武に起こって従り二千年
億万心魂 散って煙と作る
愚者英雄 倶に白骨
まことなるかな浮世の値三銭

なるほど。
晋作、
お前もそう思うか。

●「トウキョウソナタ」(黒沢清監督)。TUTAYAのDVDが不調で、途中で飛びとびになっちゃったんだけど、女優・小泉今日子はいいなぁ。



2010年10月25日月曜日

艱難

Nスペ「奇跡の生還 スクープ チリ鉱山事故の真実」
を録画で見た。

地下700メートルでの33人の生活ぶりや、
困難を極めた救出作戦の舞台裏なんかが、
独占映像も交えて紹介されていて、
とっても興味深かった。

生存が確認されるまでの17日、
「見えたのは闇と影だけだった」という。

「闇と影」って、
ちょっと???だけど、
絶望ってそんなものなんだろうな。

興味深かったのは、
地上と連絡がとれ、
物資が次々に運びいれられ、
生還への望みが強くなってからの方が、
いさかいが増えたという証言だ。

なるほどねぇ。

彼らに差し込んだ希望の光は、
同時に、
地上に戻るまでの困難や、
再び落盤が起きるのではという恐怖をも、
照らしだしたのだ。

そんな彼らを支えたのは、
家族であり、
神への祈りだったという。


ところで、
今日の龍馬伝は「船中八策」。

「これが世に知れたら、命を狙われるぞ」

真顔で忠告する中岡慎太郎に、
龍馬がこう言う。

「命を狙われるぐらのことをしないと、日本は変わらん」

龍馬暗殺の伏線となるやりとりだけど、
考えてみれば、
中岡は戦で倒幕しようとしていたのだから、
彼の方がむしろ命懸けだったわけで、
龍馬の暗殺を心配するこの台詞は、
ちょっと不自然かなぁ。


「世に棲む日々」はいよいよ4巻の後半へ。

「人間というのは、艱難は共にできる。しかし富貴は共にできない」

高杉晋作の言葉である。

人間は欲があるから生きられる。

というか、
「生」とはつまり「欲」だ。

でもその「欲」を、
己の「生」を度外視しないと、
なし得ないこともまたある。

そんなことをフト思う。

2010年10月24日日曜日

追求

いやぁ今日は労働した。

頭フル回転で目いっぱい頑張った。

でも後味は決してよいものではなかった。

決められた時間の中で、
自分のベストを尽くした。

むろん、
ぼくより上のプロはいるだろうけど、
たぶん、
そんなにはいないと思えるほど、
クオリティは高いと自負もできる。

にもかかわらず気分がすっきりしないのは、
一握りの人のお気に召さなかった、
ただそれだけが理由だ。

まぁ万人に絶賛される仕事なんて、
たぶん一生に数えるほどしか出来ないだろう。

一方、
ギリギリ合格点程度の仕事には、
案外だれからも不満はでないものだ。

合格点と100点の中間、
その辺の仕事に限って、
ケチが付きやすい。

でもそれって、
もう個人の嗜好の領域であって、
たまたまその人たちに文句を言われても、
それは結果論と割り切るしかない。

質の高い仕事を追求するか、
文句の出ない仕事で逃げるか。

ぼくは前者であり続けたいと思う。

でも、
やっぱり仕事は楽しく終わりたいよなぁ、、、

●いや、素晴らしい歌手だ→http://www.youtube.com/watch?v=_mgxtjqdZwI&feature=related

2010年10月23日土曜日

相棒














この前のW杯で、
マラドーナが両手に腕時計してたなぁ、
なんて思いながら、
愛用の腕時計を一度にはめてみた。

左はSEIKOのソーラー電波時計。

味もそっけもないけど正確無比。
空に太陽がある限り、
正しい時を教えてくれる、
仕事の大切な相棒だ。

右はプライベート用。

数年前にBEAMSの雑貨コーナーで見つけ、
デザインが気に入り衝動買いした。

これ、
値段は数千円で、
プラスチックで出来ている。

実に安っぽいデジタル時計だけど、
意外に丈夫なのである。

落下や衝突は数知れず。
普通、
ベルトのとこなんかひび割れしそうなものだけど、
不思議なほどに耐えている。

おまけに数か月前、
パンツのポケットに入れたまま、
一緒に洗濯されてしまった。

デジタル時計を洗濯!

普通もう御臨終だと思うよね。

でもこいつ、
しばらくの間、
文字盤の内側が水蒸気で曇ってたものの、
何とか立ち直ってくれた。

そうなるとグンと愛着が増し、
休みの時はたいていこれを着けている。

よく見るとSEIKOと微妙に時間が違うけど、
それはご愛敬。

ほかにも腕時計は持っているけれど、
目下はこの二本で決まりなのである。

●とある人の前説を久々に聞いて、とっても上達してるのに感激した。優れた先輩と正しい努力があれば、人はこのように成長するのだと、納得の一日●右上の外国語は一体何だと詰問された。ささやかな狙いはあるのだけど、それはまたいずれ、、、(笑)●巨人がやっと一矢。

2010年10月22日金曜日

髪型

FM801で小柳ゆきの「BE ALIVE」がかかっている。

そういえば彼女最近あんまり見ないな。

イマドキ、
女性歌手のディーヴァといえば、
すっかりsuferflyになっちゃって、、、


と、
それはともかく。

先日会社で後輩から「髪切ったんですね」と言われビックリした。

というのはうちの会社、
他人の身なりについては、
まず、
ほとんど絶対に言及しない。

ていうか無関心なのである。
もちろん女性同士は別だろうが。

仮にぼくが坊主頭にして出社しても、
だれもその事には触れないだろう。

とマジで思えるほど、
そういう事に無関心な社風なのである。

そういう事情も手伝って、
ぼくは髪型も含め、
身なりに気を使わなくなった。


説明が長くなったけど、
だからこそ、
「髪切ったんですか」の一言が驚きだったわけだ。

実際、
切ってから数日たっているのに、
そのことに言及されたのは、
会社では初めてだ。

そう。

8月のライブの1週間ほど前に切って以来だから、
3か月近く放置していたから、
ボサボサになっていて、
確かに見た目はかなりスッキリした。

それにしても、
「髪型変えたんですか」ではなく、
「切ったんですか」だからな。

一応、
美容院行ったんだけど。

●巨人連敗。18イニング0行進だと、そりゃ勝てないわ。

2010年10月21日木曜日

裏技

気に入った曲があるけれど、
CDを買うほどでもない。

あるいは古い曲やライブで、
音源を買うこともできない。

でもipodで何度も聞きたい。

そんな時に便利な裏技を紹介しよう。

まず、
YouTubeDownloader
http://download.cnet.com/YouTube-Downloader/3000-2071_4-10647340.html)というソフトを手に入れる。

このソフトを使えば、
YouTubeの画像と音声がmp4という形式でそっくりコピーできる。

でもipodに入れるためには、
画像が余分なので、
mp4 to mp3converter
(http://d.hatena.ne.jp/FukayaAruto/20091107/mp4_to_mp3_converter_ver2)というソフトで音声のみにする。

そうしてmp3に変換された音声データを、
iパソコンのtunesに入れてやり、
さらにipodにコピーすれば、
はい出来上がり。

ちなみにぼくのパソコンでは自動的に同期はしてくれず、
画面上でドラッグ&ドロップしてコピーしてる。

音質は若干落ちるかもしれないけど、
実用上は十分な音源として、
ipodで楽しめる。

ちなみに上記2ソフトはいずれもフリー、
つまりただ。

著作権上の問題も、
私的利用であれば大丈夫 (のはず)だ。

実は裏技というほどのこともない、
一般的な方法らしいけど、
ぼくは最近まで知らなかったので、
同じような人もいるかなぁと、
参考までに紹介してみた。

もちろん、
本当に気に入ればCDを買うなり、
有料でダウンロードすればいい。

いずれぼくも、
こんな風にしてコピーされるような、
そんな作品をYouTubeにアップしてみたいな(笑)

●mp4 to mp3 converterのページは一見おどろおどろしいけど、怖がらないでくださいネ。


2010年10月20日水曜日

破竹












パ・リーグCSは、
シーズン3位のロッテが優勝のソフトバンクをも下し、
ついに日本シリーズへ駒を進めた。

2007年にポストシーズン制が導入されてから、
シーズン3位のチームが勝ちぬいたのは初めて。

下剋上の完成である。

一応説明すると、
ポストシーズン制というのは、
リーグ上位3チームのうち、
まず2位と3位が戦って、
勝った方が首位と戦うという二段階方式になっている。

それぞれの段階で、
上位チームには有利な条件が与えられている。

だから、
実際に3位のチームが勝ちぬくのは、
非常に難しくできているわけだ。

そこを抜けだしたのだから、
今のロッテはまさに破竹の勢いといえる。

「シーズン3位なのに、、、」という恨み節も聞こえるが、
これこそポストシーズン制の醍醐味というべきだ。

もしセ・リーグで3位の巨人が勝ちぬけば、
シーズン3位同士のチームが日本一を争うことになる。

当然のことながら、
そうなることを期待している。

●ミシュランに、なんと地元の和食店が☆☆☆に選ばれた。でも一度も行ったことがない。名前も聞いたことなかった。急いで調べたら、いい感じの店じゃないの。でも、今更行ったら、単なるミーハーだし。そういうところ、変に見栄っ張りなんだな●写真は毎日jpより。


2010年10月19日火曜日

意欲

「ルクエ」というスペイン製の「蒸し器」が流行っていると、
とある人のブログで知った。

レンジでチンするだけで、
手軽にヘルシー料理が作れるのだそうだ。

新し物好きとはいえ、
何でもかんでも買うわけではないが、
その人のブログは信頼しているので、
ならばと買ってみた。

本当は、
ぼくでも何かつくれるかな程度のノリだったんだけど、
意外にも母が強い興味を示したので、
成り行き上、
あたかも「あなたへのプレゼントですよ」という顔をして、
「頑張って」と押しつけた。

レシピ本もセットにして。














それが昨日のこと。

すっかりその気になった母は、
今日早速、
レシピ片手にゴソゴソやっている。

で、
出来あがったのがこれ。















「野菜とひじきのチャプチェ風」というらしい。

食べてみると、
確かに蒸し器だけあって、
あっさりしていて、
野菜本来の風味が生きていて美味しい。

ネット上では、
この「ルクエ」を使ったレシピが山のように掲載されている。

少しずつ印刷して母に託していけば、、、

などと皮算用している、
無精な息子である。

●買っておいて、しかも他人に作らせておいて言うのはなんであるが、このテロテロのシリコンの容器の、どこがそんなに優れているのか、ぼくにはさっぱりわからん。タッパーなんかじゃ駄目なのか?しかもなぜ5000円もするのか?100均にでも売ってそうなんだけど。

2010年10月18日月曜日

逆転

セ・リーグのCSファーストステージは、
巨人が阪神に連勝し、
あっさり決着がついた。

ぼくがテレビをつけた時は、
7回の巨人の攻撃が始まったばかりで、
その時点では2-6で巨人が負けていた。

場所は甲子園。

あ、
こりゃ今日は負けた。

と思ったのだが、
見ているうちに、
あれよあれよと3点を挙げ、
1点差まで迫った。

でもなぁ、、、

案の定、
8回から阪神のマウンドには藤川球児が上がった。
1点差とはいえ、
阪神の勝ちは9割がた決まった、
ようなものだった。

でも球児も人の子だった。
2アウトまでスイスイとってから、
まさかまさかの逆転を許してしまった。


















球児はシーズン最終戦でも、
最後の最後に3ランを浴びて救援に失敗したのだが、
またしても決定的な場面でやってしまった。

ぼくはこの様子を、
ベッドで肩ひじついて見ていた。

甲子園で、
球児が打たれて逆転負けなんて、
そんなこともあるんだなぁって、
不思議に冷静だった。

阪神ファンには悪夢以外の何ものでもなかっただろうけど。

お気の毒でした。

2010年10月17日日曜日

天敵

巨人が遂に能見を倒した。

いや、
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)の話。

セ・リーグもファーストステージが始まり、
初戦を巨人が取ったのである。

2勝勝ち抜けの超短期決戦。

最初に勝った方がファイナルステージに進む確立は、
当然のことながらかなり高い。

阪神の能見投手は、
昨季から巨人戦7連勝中のGキラー。

戦前は巨人の敗色濃厚だったけど、
大一番で打ち崩した。


それにしても、
なぜか勝てない「天敵」ってのは、
どの世界にもいるもんである。

ハブにマングース。
昨日の話だと、
羽生に渡辺。

天敵とまではいかなくても、
どうにも相性が悪い相手っていうのは、
人間世界でもよくある話。

別に悪い人でもなく、
どっちが絶対正しいってわけでもないのに、
なぜかわからないけど、
とにかくそいつとは揉めてしまう、
そんな相手。

出来れば関わり合いたくないんだけど、
そういうヤツに限って関わり合わざるをえなかったりする。

で、
「あ~嫌な予感」って思っていると、
本当に、
やっぱり揉める。

一本の線路を反対から走ってくる電車同士みたいなもんで、
逃げ道なしのクラッシュ必至。
出会った限り、
こればっかりは仕方がないんである。

自然の摂理だと思って、
受け入れるしかないのだ。

2010年10月16日土曜日

投了

ぼくのipadには将棋ソフト「ボナンザ」が入っていて、
ちょっと暇な時にやってみる。

「ちょっと暇な時」でいいのである。

だって、
あっという間にぼくが負けるから。

それほどに将棋に弱い、
というかど素人のぼくではあるが、
この時期の「竜王戦」だけは興味がわく。

軽くこの対戦の背景を説明しておくと、
現在の渡辺竜王は6連覇中。

対する挑戦者は泣く子も黙る羽生名人。

この二人は2年前にも対戦していて、
その時は渡辺竜王が3連敗から4連勝という、
「100年に1度」ともいわれる奇跡的な逆転勝利を挙げ、
「永世竜王」の称号を手に入れた。

すでに6つのタイトルで「永世」の称号を持つ羽生名人は、
唯一この竜王だけは「永世」ではない。
もし今年渡辺竜王にリベンジすれば、
通算5期で永世竜王となり、
前人未到の永世7冠を達成する。

クールな羽生名人でも、
リベンジに燃えていないはずはない。

ということで、
嫌でも興味をそそられる対戦の第1局が、
今日終わった。















渡辺竜王の93手目で、
羽生名人が突然の投了。

控室にいた並みいるプロ棋士たちでさえ、
だれも予想できない突然の幕切れだった。

この2人にしか理解できない異次元の頭脳戦。

もちろん、
ぼくにわかるはずもない。
でも何か凄いことが起きたことだけはわかる。

台風が来て喜ぶ子どもみたい。

目が離せない7番勝負。

2010秋。

竜王台風の襲来だ。

●午前中から何かと動いた1日。けっこう歩いた気がしたのに、携帯の歩数計は5391歩だと。とほほ●FM802からふいにこの曲が流れてきた。懐かしい→http://www.youtube.com/watch?v=azhz-qrDxvU

2010年10月15日金曜日

普遍

届きました。














DVD「山口百恵 伝説から神話へ」

この間、
NHK「SONGS」で30年前の引退コンサートを見て、
全部見たくなってしまった。

「私の試練」から最後の「さよならの向こう側」まで、
インストを除けば全27曲143分。

これっきり。

ホント、
イマドキ当たり前のボーナストラックも、
メイキングも、
インタビューも何にもなし。

コンサートの開幕から閉幕まで。

ジャストこれっきり。

とにかく潔いんである。

たぶん、
彼女のファンであろうとなかろうと、
あの時代を知っている人なら、
すべてが感動すると思う。

歌だけじゃなく、
MCにも感心させられる。

本当に彼女この時21歳なの?

武道館のステージにたった一人。
押しつぶされそうな緊張感とか、
ファンへの感謝の気持ちとか、
それでも自分を貫き通すという意志や、
そういうすべてのことが、
彼女の声や表情や仕草から、
ひしひし伝わってくる。

本当に美しい。

そして強い。

だって30年である。

普通それだけ昔だと、
メークとか衣装とか、
「ダサ」とか思えるようなものがありそうなのに、
ぼくには全然感じられない。

つまり、
流行を超え、
時空を超え、
普遍的に美しく強い。

あらためて、
本当にあらためて感動した。

●ブックレットも写真と歌詞だけ。解説もなし。徹底している。

2010年10月14日木曜日

最高














わが家の夕食。

見なれぬおかずが一品。



ぼく「これ何?」

母「イワシのプロバンス風」

舌をもつれさせながら、
そう一言。

新作だそうである。

皿とミスマッチはご愛敬。
美味かった。
お世辞抜きで。

何より、
72歳の挑戦の味が最高だ。


そう思いながら見るニュースは、
「チリの33人」の奇跡を報じている。

正直、
こんなハッピーエンドを迎えるとは思わなかった。

母万歳。
チリ人万歳。

人間って素晴らしい、
そんなことを思わせる一日。

2010年10月13日水曜日

船出


















わが家の玄関を入ったところには、
椅子が一客置かれ、
そこには人形が一体座っている。

亡き父がどこかの外国を旅した時に、
一目ぼれして買ったものだ。

深夜帰宅すると、
いつもこの人形が出迎えてくれる。

今日は奥ゆかしく、
シルエットだけの紹介。

それはさておき。

サッカー日本代表の調子がいい。

ザッケローニ新監督を迎え、
アルゼンチンに勝ったのに続き、
韓国にもアウェーで引き分けた。

結果もさることながら、
素人でも気が付くのは、
選手が自信をもってプレーしていること。

攻撃も守備も、
非常に安定感があり、
見ていて負ける気がしない。

大半が南アW杯のメンバーだ。
突然技量が上がるわけもなく、
16強入りがどれほどの価値があったかわかる。

もちろん、
ザック監督の力も大きいだろう。
世界の名門クラブの監督も務めた人物。
たとえば、
「それでいい」って岡ちゃんに言われても、
半信半疑だろうが、
ザックに「GOOD」って言われれば、
絶対確信できるもん。

そして、
選手もさることながら、
ぼくら見る側も変わったことに気づく。

勝ち負けに一喜一憂しない。

すべては4年後のため。
そう思える余裕ができた。

すべてが順調な船出。

とりあえず、
喜ばしい限り。

●日本人ってすごいんだと、http://www.youtube.com/watch?v=D4EKdNs9A2s←これ見て思ったよ●チリ人もすごい。33人あと少しだ。

2010年10月12日火曜日

驚愕

わが家の下水溝の蓋が、
今日、
なぜかズレていたらしく、
不思議に思った母が中をのぞいて驚愕した。

その理由を述べる前に、
少し説明すると、
わが家の下水は、
地下を通っているパイプを通じて排出されるのだが、
そのパイプに対して垂直に別のパイプが接続されている。

感じとしては、
ちょうど凸のようなイメージ。

その凸の上端のところが地面で、
そこに蓋があって、
直径は10センチほど。
深さ、
つまり地中を通る下水パイプまでの深さは30センチぐらい。

で、
母が見た物とは、
この凸部分に繁茂した木の根だった。

庭に植わっている一本の木の根が、
塩ビパイプを貫通して、
凸型の部分を埋め尽くそうとしていたという。

わが家は築13年なので、
まぁ10年ぐらいはゆうにかかったと思われる。

下水溝の蓋がズレていたのは、
パイプが少しずつ詰まった状態になって、
とうとう今日、
汚水が下から持ちあげた、
ということらしい。

今日初めてその事態に気付いた母は驚愕し、
剪定ばさみでパイプ内に侵入した根の根もとを断ち、
パイプ内をのたうつ根を引きずりだしたそうな。

それは直径3センチほどで、
長さはゆうに1メートルはあったという。

もちろん母がそんな格闘をしている間、
ぼくは夢の中。
知るよしもない。

「そりゃびっくりしたわ」

目を見開いて説明する母に、
「生まれて一番の驚き?」とちゃかすと、
「そう」と大真面目な返事。

「空襲よりも?」

「そんなん忘れた」

「震災よりも?」

「あの時は寝てたから」

生まれて72年あまり。

きょう、
人生最大の驚きを経験した母。

長生きもいいもんだなと、
少しばかり思った。

●惜しむらくは写真を撮ってないこと●久し振りに西北のジュンク堂に行った。やっぱ本屋っていいね。

2010年10月11日月曜日

雷電

吉田松陰と高杉晋作を描いた「世に棲む日々」は、
ただいま3巻目の途中。
それより先に龍馬伝で晋作が死んだ。

本を読む限り、
晋作は松陰の弟子であるのだが、
性格は松陰が謹厳実直なのに対し、
晋作は少々無頼なところがあるようで、
かなり対象的である。

しかしながら二人に共通しているのは、
「狂」であろうとしたことであったようだ。
「狂」とはぼくの解釈では、
信念のためには命も投げ出すというということ。

「命懸け」とは今でもよく言うが、
時代は命を大切に大切にと、
命を惜しみ、
長らえさせる方向に加速している。

よく思うのだが、
世に自分の命を惜しまぬ者ほど、
恐ろしいものはない。
自爆テロなどその最たる例だ。

人間、
自分の命さえ惜しまなければ、
とてつもなく大胆な事ができるのだ。
(テロを賛美しているのではもちろんない)

確かに「命あっての物種」ではあるが、
命を惜しむ気持ちが、
人生の最大の足かせにもなりうる。

そもそも、
「命」というもののイメージが、
幕末のころと今とでは違うように感じる。

幕末のころの命、
特に志士らにとっての命とは、
花火のようなもの。

いつ、
どこで打ち上げ散らすのが効果的(印象的)かと、
ヤツらはそればかり考えている。

そんな連中が日本中に何百人もいたとすれば、
そりゃさぞかし列島は熱かっただろう。

それに対して現代の命は蝋燭のごとし。
小さな炎でもいいから、
できるだけ揺れず、
できるだけ長く、
灯し続けるのが美徳とされる。

安寧ではあるが、
決して熱くはない。

動けば雷電の如く発すれば風雨の如し


伊藤博文は晋作の死後、
彼をこう評した。


●久々北新地「JAZZ ON TOP」のセッションに。珍しく参加者が少なく、4曲歌った。成果も課題もあった。行ってよかった。

2010年10月10日日曜日

惜別

秋の長雨とはよく言ったもの。
昨日から降り続き、
きょうもやむ気配はないようだ。

元来出不精なのに、
ますます家籠り度がアップする。

もう昨日のことになるけど、
「ルパン三世~カリオストロの城」(宮崎駿監督)を録画で見た。

やっぱ名作だわぁ。

ルパン三世というフォーマットを借りながら、
実際はお姫様の救出物語というこの作品。

「クラリス」っていう姫が可愛いんだな。









ぼくが好きなのは、
クラリスとルパンの別れ際。

「私も連れてって。泥棒はまだできないけど、きっと覚えます。アタシ、アタシ・・・お願い、一緒に行きたい!」


クラリス姫、
ルパンに惚れちゃったのである。


親父心を鷲づかみする台詞だ。
こんなこと言われりゃ、
「ほんじゃご一緒に」って言いたくなるのが人情だが、
ルパンの返答がまたイカしてる。


「馬鹿なこと言うんじゃないよ。また闇ん中へ戻りたいのかぁ?やっとお日様の下に出られたんじゃないか」


ぼくには言えないと思う。


たぶん。


てな具合に懐かしがりついでに、
NHK「SONGS」の山口百恵を見る。












弱冠21歳にして、
トップスターの座を降り、
はや30年間。


その決断。
その潔さ。


引退してもすぐに復帰する輩が多い芸能界。
それだけに彼女の去り際の鮮やかさは、
年を追うごとに、
輝きを増すのである。





2010年10月9日土曜日

将来

ipadを買ってから色んなアプリを楽しんでいるが、
いまいち手を出せなかったのが電子書籍。

何冊かダウンロードはしてみたものの、
「やっぱ本は紙だわ」と積んどく状態になっている。

で、
やっと読破できたのが、
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海著、ダイヤモンド社)。














ちょっと前に話題になって興味はあったんだけど、
何となく手を出さずにいた。
でも本だと1680円なのがダウンロードだと700円だったので、
「ものは試し」と気軽にトライしたら、
意外に面白かった。


もちろん、
ドラッカーについて何か分かったわけでもなく、
携帯小説並みの文章ではあるのだけれど、
不思議に投げ出さず、
最後には読んでいて落涙しそうになったほどで、
我ながら不思議だ。


そして、
その理由を考えてみると、
電子書籍の将来像が少しわかった気がした。


まず、
この作品は活字が大きく行間が広い。
よってページ数は、
紙の本が272ページなのに対して、
電子版は413ページと「大部」だ。


しかし、
電子媒体の場合、
印刷や流通のコストは全く度外視できるので、
ページ数はまったく関係ない。


だから、
徹底的に読みやすさ優先で編集できる。
実際、
400ページを超すにもかかわらず、
たぶん2時間ほどで読了できた。


それから、
まさにぼくがそうであったように、
既に紙の本でベストセラーになったものだと、
手を出しやすい。


よってこれからの電子書籍は、
変に紙の本に似せようとせず、
読みやすさ優先の体裁で、
かつ、
定評のあるものを安価で提供する方向で発展するのではないか。


そんな気がした次第。


で、
折角だから、
本物のドラッカーを読んでみようかと、
勢いづいているところである。


●ちなみに、漫画じゃないですよ(笑)●「怖い」と思われている人と「薄情」と思われている人が、語り合った金曜の午後也●ナイスhttp://www.youtube.com/watch?v=R12QVtuB0_Q&a=GxdCwVVULXe0T0u2IX1x-rMYNlCiDoos&list=ML&playnext=2

2010年10月8日金曜日

忌憚

8月1日にやったライブに来てくれた友人が、
あの日「随分印象が変わった」と言っていたので、
もうちょっと具体的に教えて欲しいとお願いしたら、
きょうメールで返事が来た。

この友人はぼくがジャズのライブを始めた当初から、
皆勤してくれていている。

一言で言えば、すごく良くなったと いうことです
以前は、俺の美声、俺の歌を聞いてくれ、聞かせてあげる、と言った感じがあり、
言い方悪いけど、心に響かないことも・・・


でも、色々な苦難を経験し、乗り越え、歌に幅が出来たというのか、より感動 するようになった。
人生が歌に出るって本当だね。

そして、何よりも、貴方自身が歌える喜びを、すごく感じていること、楽しんで歌っていることがすばらしい。

表情も、以前と比べて柔らかく、いい雰囲気なのです。技術だけではなく、やっぱり歌は心で歌うもの。

これからも頑張って続けて、人に感動を与えてくれる歌手になってください。



信頼できる友の、
忌憚のない意見。


何よりの励みになる。


ありがとう。


そして、
了承なく引用と編集してごめんなさい。

2010年10月7日木曜日

愛貧

亡き父の口癖は、


「貧乏は悪」

だった。

決して上品ではない言葉だけど、
若くして父親を亡くし、
何かと苦労した実体験から出たのだと思う。

確かに子どものころわが家にも、
夕食のおかずがモヤシいためだけだった、
なんて日もあったなぁ。

でも幸いなことに、
ぼくはモヤシいため大好きだったし、
わが家が貧乏だなんて、
ちっとも気づかなかった。


先日帰宅すると、
母が「愛の貧乏脱出作戦(愛貧)スペシャル」を見ていて、
なんとなくぼくもつられてしまった。

閑古鳥が鳴く飲食店の店主が、
一年発起して「達人」の元で修業するというこの番組。
すでに通常の放送は見てなかったけど、
スペシャルでは、
店主たちのもとを司会みのもんたが、
10年ぶりに「抜き打ちチェック」するという企画だった。

千載一遇のチャンスをものにし、
ずーっと繁盛を続けている店。
よかったのは最初だけで、
やっぱりダメダメに逆戻りの店。

結果は様々。

ぼくが見た限りだけど、
今でも繁盛している店は、
達人の教えを愚直に守り続けていた。

ただそれだけのことが、
出来る人と出来ない人。

10年たつとその差がこんなに出るのかと、
それは感動的ですらあった。

にしても、
駄目駄目な店主って、
愛想を尽かされそうになった時の、
懇願の仕方だけは「一流」なんだよなぁ。

すがりつく人。
土下座する人。

もぅいいってば。

画面につぶやく。

そんな時だけ必死なのは。

やっぱ薄情だな。

オレ。

●この番組、レギュラーでやってる時、ほとんど見てなかったけど、テレビ東京らしく製作費がかからず面白い、いい企画だなぁ。

2010年10月6日水曜日

喉元

「灰色の瞳」


なんてなつかしい歌。
ぼくは小学生の時、
この歌のレコードを買って、
何度も何度も聞いた。


長谷川きよし&加藤登紀子バージョン。


でもすっかり忘れてた。
それが、
40年近くたって聞くなんて。
こんなに唐突に、
喉元に突き立てられるように。


あのころぼくは、
この歌の何に魅かれたのだろう。
自分の将来を予知してたのだろうか、、、


枯野に咲いた小さな花のように
なんて淋しいこの夕暮れ
とどかない想いを抱いて
なんて淋しいこの夕暮れ
とどかない想いを抱いて

私の大事なこの笛のうたう唄を
あなたは聞いているのだろか
どこかの小さな木の下で
あなたは聞いているのだろか
どこかの小さな木の下で

澄んだ音色で響くこの笛
あなたは聞いているのだろか
無きくたびれた笛の音を
あなたはきいているのだろか
無きくたびれた笛の音を

山は夕暮れ夜の闇がしのびよる
あなたは何処にいるのだろか
風の便りも今はとだえ
あなたは何処にいるのだろか
風の便りも今はとだえ

山の坂道一人で歩いて行った
あなたは今も唄っている
彼方の空に声が聞こえ
あなたは今も唄っている
彼方の空に声が聞こえ

一人ぼっちで影を見つめる
あなたは何処にいるのだろか
風の便りも今はとだえ
あなたは何処にいるのだろうか
風の便りも今はとだえ
ララララ・・・・・・


昨日紹介したのは草野マサムネ&椎名林檎バージョン。
で、その元歌がこれ→http://www.youtube.com/watch?v=eCZUd2K75yE



2010年10月5日火曜日

笑顔

梅田ヨドバシで買い物を済ませ、
1階のオープンカフェで一服していたら、
目の前に黒ぶちメガネをかけた若い男が立って、
ぼくに向かって何か話しかけている。

イヤホンで音楽を聞いていたぼくに向かって、
どうやら彼はイヤホンをはずすよう、
身振りで促している。

言われるままイヤホンをはずすと、
彼は早口で何かを言ったのだが、
正確には聞き取れなかった。

でも、
彼が右手に駐車券みたいなものを持っていて、
「領収書」という単語を口にしたので、
だいたい彼の言いたいことはわかった。

つまり彼は、
駐車料金を浮かせたいから、
ぼくが買った品物のレシートをくれと言っているのだ。

セコイ発想なようだが、
見も知らぬぼくに話しかけてくるとは、
なかなか大胆なヤツだと思いながら、
ぼくはこう返事した。

「このレシートは製品の保証書にもなってるから、返してくれるなら貸してあげるけど」

するとヤツは「わかりました」と返事をして、
ぼくからレシートを受け取り、
どこかへ消えた。

さて彼は返しに来るかなと、
大して期待もせずコーヒーを飲んでいると、
彼は5分ぐらいして戻ってきて、
「ありがとうございました」とレシートを両手で差し出し、
軽く一礼した。

ぼくはそれを受け取り、
軽く笑って会釈した。

こういうちっちゃな善意の応酬って、
旅先なんかではたまにあるけど、
世知辛い街中ではなかなか巡り合えない。

この気分のよさは、
ささやかでも誰かの役に立てたということと、
ささいなことであっても誰かを信じて、
それに相手が応えてくれたことにある。

今思い返しても笑顔になれる。

好日なり。

●それにしてもヨドバシは大人のおもちゃ屋だ。ぶらぶら歩いているだけで、何度も「すげぇ」って心の中で言ってしまう●このカヴァーは好きだ。http://www.youtube.com/watch?v=W9JnYr3n-6w

2010年10月4日月曜日

墓穴

BS2で集中放送した「ダメージ3」。
たまっていた録画を一挙に見た。

このドラマ、
前から気にはなってたけど、
今回初めてまともに見た。
その印象は、

暗いけど面白い。

それじゃわかんないわな。

まず、
登場人物の造形が複雑である。

たとえば、
このシーズン3の主要人物である、
トビンという男性は、
アルコール依存症から立ち直って、
父親の犯した巨額ネズミ講事件に対処しようとするのだが、
結局ミイラ取りがミイラになっちゃって、
再び酒に手を出し、
ついには殺人まで犯してしまう。

であるから犯罪者なのだけど、
そこに至るまでの過程では、
彼なりに冷静に判断し行動し、
家族を思って良かれを思ったことが全て裏目に出てしまうような、
そんな感じ。

主人公の敏腕弁護士パティにしても、
事件への取り組みは執拗で、
それは弁護士として優秀なのだが、
決して正義のためとかではなく、
ただ業界でのし上がりたいから。

単なる善人などではなく(むしろ一般的にみれば悪人)、
息子の子を宿した女性が気に入らないとなれば、
かなりむごい手段で引き離しにかかる。

一方で、
自分が下してきた公私にわたる決断を、
けっこう引きずってもいて、
夢にうなされ目覚めることもある。

役者がうまいし、
演出もかなり凝っているから、
見ごたえは充分。

ただ、
やっぱり暗いなぁ。
みんなが墓穴を掘っているようで、、、

まぁ人生なんて、
どんな立場であっても、
結局は墓穴を掘るようなものだとは思うけど。

「明日への活力がわいてくる」とか、
「しみじみ感じる人生の奥深さ」とか、
そういうのとは無縁の、
墓穴派ドラマ。

2010年10月3日日曜日

邪道

またしても「先生役」が回ってきた。

ぼくがやらねばならないのは、
いってみれば「ひと月でショパンを弾く」みたいなこと。

つまり絶対不可能。

できる人がいれば間違いなく「天才」だ。

でも、
ぼくはそれを教えなければならない。

そこで思い出すのが、
前にヨッちゃんがやってたNHKのロックギター講座。
ギターど素人の芸人さんに、
3か月でスモーキーを弾かせようっていうあれ。

ショパンそのものなら10年かかっても不思議じゃないけど、
アレンジを変えに変えて、
それでもとりあえず「ショパンらしきもの」を弾かせることなら、
促成栽培でも無理ではない。

言い方を変えれば邪道も邪道。

でもそんな邪道を押しつけたのは会社だ。
堂々と大邪道を教える。
「これは大邪道だぞ」とくどいほど言いながら。

邪道を教えられる「生徒」も可哀そうだけど、
まぁ少しはこの仕事に興味を持ってくれるなら、
それはそれで意味はあるかもしれない。

ぼくらの時は(といってもたかが10年ほど前だが)、
そんな邪道は決して教えてくれず、
かといって基礎から手ほどきしてくれるわけでもなかった。

「放任主義」といえが聞こえはいいが、
言いかえればただのほったらかし。
「芸は盗め」と言わんばかり、
何にも教えられず、
出来栄えについてだけやたら怒られまくって、
その度に委縮してまた怒られ、、、

褒められることなど年に1度ぐらい。
そんなことを延々と繰り返して、
ついて来れないヤツはどんどん切り捨てられた。

それに比べれば、
邪道であっても教えてくれる今の人は、
幸せかもしれん。

にしても他人にものを教えていると、
「優しさ」と「甘さ」あるいは、
「親切」と「過保護」の違いが、
自分でもよくわからなくなってくる。

と同時に、
教えるとはすなわち、
教わることだとわかる。

要するに「教える」などという行為は本来はなく、
ただ経験年数の違う二人が、
「ともに学ぶ」という行為があるだけなのだと気付く。


2010年10月2日土曜日

感慨

毎年1月や2月は、
本当にあっという間に過ぎて、
それは毎年のことだから、
あらかじめ心の準備が出来ているのだが、
今年の9月の過ぎ方は、
尋常じゃない速さだった。

世間ではもう来年のカレンダーの販売やら、
おせち料理の受け付けやら、
すっかり年越しモード。

そんなこともあって、
ぼくは結局タバコの買い置きをすることなく、
値上げの10月1日を迎えた。

もともと、
買い置きなどする気はなかったのではあるが。

そんなみみっちい事をするのは、
頑としてやめようと心に誓っていたのである。

とはいえ、
値上げ後最初に買う時は、
多少なりとも何か感じるところがあるだろうと期待していたが、
今日最初に買ったのはJR大阪駅のキオスクで、
支払いはイコカで済ませてしまったから、
感慨は全くなし。

何かの実感というか、
確かな手ごたえというか、
そういうものを失って生きるのは、
つまらんし危険だなぁって思う。

ジャンカラの年齢詐称も続いていて、
というか、
なかば自分の年齢を本当に忘れかけていて、
それはそれでいいようで、
やっぱりまずいようで、、、

こんなことではいかんと思ってみたり、
本心では別に何とも思ってなかったり。

自分の心にさえ実感を抱けぬまま、
時間だけが過ぎてゆく。

これはつまり忙しいってことなのかな?

●中日がセ・リーグ優勝。これも実感がわかぬ●ペンギンさんの差し出す手の先に、ピンクのipod!ぼくが買ったことに触発されたらしい。いつもならが行動が素早い。一本取られた感じ。

2010年10月1日金曜日

距離

読売新聞夕刊の2面を開いてびっくり。

第2の地球

が見つかったという。












何々、
記事によると、
米カリフォルニア大の研究者が見つけたこの惑星、
地球から20光年離れた場所にあって、
気温や重力などの条件的に地球に似ているのだそうだ。

水が液体の状態で存在していると推定され、
同大学の教授によると、
「生命がいる確立は100%」だという。

100%

「あんた見たんか」って突っ込みたくもなるが、
普通これほど断言できるものではない。
よほど自信があるのか何なのか、、、

ぼくが一番気になったのは距離。

普段宇宙の話だと、
すぐに何万光年とか何十億光年とかってスケールになるから、
20光年先って、
案外近いなって思った。

なんとなく行けちゃいそうな、、、

実際は、
1光年って10兆キロなんですと!
はやぶさの総飛行距離が60億キロだというから、
やっぱりケタ違いに遠いんだけどね。


でも「ほんの」20光年先に、
生命がいる星があるんだぁって思うと、
不可思議な気がしてくる。


ヤマトがあれば、
すぐなんだけど。


●写真は全米科学財団提供、だそうです。

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...