好奇心はそそられるが、
いまだ行ったことはない。
浴衣を着た女の子がチラシを配っていることもあるから、
半分「風俗」のようなものなのだろうか?
それはともかく、
耳かきサービス店従業員と、
彼女の祖母を殺したとして、
彼女の祖母を殺したとして、
42歳の男に死刑が求刑された。
裁判員裁判が始まってから、
初めてのこと。
ぼくは、
自分の命以外は自由にできない、
という立場だから、
当然の帰結として死刑には反対だ。
そういう意見にはすぐに「遺族感情」って反論があるけど、
ならむしろ仇討制度を復活させる方が、
ぼくには腑に落ちる。
そもそも、
死刑が最高刑というのは、
人間にとって死ぬことほど辛いことはない、
という前提に立っている。
それはそうなんだろうけど、
ぼくは最近人間の死について、
次のように考えることがある。
有史以来、
死んだ人の累計は、
一節には数百億人とも言われる。
てことは、
人類とは、
死んだ経験のある圧倒的多数と、
未経験の少数(今生きている人間)ということだ。
そう考えた時、
ぼくは、
これまでの死者たちから、
「あんたまだ死んでないの?」と、
経験不足(!)を笑われているような、
不思議な気持ちになる。
以上は高杉晋作の詩(↓)を紹介したいがための前説である。
億万心魂 散って煙と作る
愚者英雄 倶に白骨
まことなるかな浮世の値三銭
なるほど。
晋作、
お前もそう思うか。
●「トウキョウソナタ」(黒沢清監督)。TUTAYAのDVDが不調で、途中で飛びとびになっちゃったんだけど、女優・小泉今日子はいいなぁ。
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