2010年10月9日土曜日

将来

ipadを買ってから色んなアプリを楽しんでいるが、
いまいち手を出せなかったのが電子書籍。

何冊かダウンロードはしてみたものの、
「やっぱ本は紙だわ」と積んどく状態になっている。

で、
やっと読破できたのが、
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海著、ダイヤモンド社)。














ちょっと前に話題になって興味はあったんだけど、
何となく手を出さずにいた。
でも本だと1680円なのがダウンロードだと700円だったので、
「ものは試し」と気軽にトライしたら、
意外に面白かった。


もちろん、
ドラッカーについて何か分かったわけでもなく、
携帯小説並みの文章ではあるのだけれど、
不思議に投げ出さず、
最後には読んでいて落涙しそうになったほどで、
我ながら不思議だ。


そして、
その理由を考えてみると、
電子書籍の将来像が少しわかった気がした。


まず、
この作品は活字が大きく行間が広い。
よってページ数は、
紙の本が272ページなのに対して、
電子版は413ページと「大部」だ。


しかし、
電子媒体の場合、
印刷や流通のコストは全く度外視できるので、
ページ数はまったく関係ない。


だから、
徹底的に読みやすさ優先で編集できる。
実際、
400ページを超すにもかかわらず、
たぶん2時間ほどで読了できた。


それから、
まさにぼくがそうであったように、
既に紙の本でベストセラーになったものだと、
手を出しやすい。


よってこれからの電子書籍は、
変に紙の本に似せようとせず、
読みやすさ優先の体裁で、
かつ、
定評のあるものを安価で提供する方向で発展するのではないか。


そんな気がした次第。


で、
折角だから、
本物のドラッカーを読んでみようかと、
勢いづいているところである。


●ちなみに、漫画じゃないですよ(笑)●「怖い」と思われている人と「薄情」と思われている人が、語り合った金曜の午後也●ナイスhttp://www.youtube.com/watch?v=R12QVtuB0_Q&a=GxdCwVVULXe0T0u2IX1x-rMYNlCiDoos&list=ML&playnext=2

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