2010年10月16日土曜日

投了

ぼくのipadには将棋ソフト「ボナンザ」が入っていて、
ちょっと暇な時にやってみる。

「ちょっと暇な時」でいいのである。

だって、
あっという間にぼくが負けるから。

それほどに将棋に弱い、
というかど素人のぼくではあるが、
この時期の「竜王戦」だけは興味がわく。

軽くこの対戦の背景を説明しておくと、
現在の渡辺竜王は6連覇中。

対する挑戦者は泣く子も黙る羽生名人。

この二人は2年前にも対戦していて、
その時は渡辺竜王が3連敗から4連勝という、
「100年に1度」ともいわれる奇跡的な逆転勝利を挙げ、
「永世竜王」の称号を手に入れた。

すでに6つのタイトルで「永世」の称号を持つ羽生名人は、
唯一この竜王だけは「永世」ではない。
もし今年渡辺竜王にリベンジすれば、
通算5期で永世竜王となり、
前人未到の永世7冠を達成する。

クールな羽生名人でも、
リベンジに燃えていないはずはない。

ということで、
嫌でも興味をそそられる対戦の第1局が、
今日終わった。















渡辺竜王の93手目で、
羽生名人が突然の投了。

控室にいた並みいるプロ棋士たちでさえ、
だれも予想できない突然の幕切れだった。

この2人にしか理解できない異次元の頭脳戦。

もちろん、
ぼくにわかるはずもない。
でも何か凄いことが起きたことだけはわかる。

台風が来て喜ぶ子どもみたい。

目が離せない7番勝負。

2010秋。

竜王台風の襲来だ。

●午前中から何かと動いた1日。けっこう歩いた気がしたのに、携帯の歩数計は5391歩だと。とほほ●FM802からふいにこの曲が流れてきた。懐かしい→http://www.youtube.com/watch?v=azhz-qrDxvU

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