ぼくのipadには将棋ソフト「ボナンザ」が入っていて、
ちょっと暇な時にやってみる。
「ちょっと暇な時」でいいのである。
だって、
あっという間にぼくが負けるから。
それほどに将棋に弱い、
というかど素人のぼくではあるが、
この時期の「竜王戦」だけは興味がわく。
軽くこの対戦の背景を説明しておくと、
現在の渡辺竜王は6連覇中。
対する挑戦者は泣く子も黙る羽生名人。
この二人は2年前にも対戦していて、
その時は渡辺竜王が3連敗から4連勝という、
「100年に1度」ともいわれる奇跡的な逆転勝利を挙げ、
「永世竜王」の称号を手に入れた。
すでに6つのタイトルで「永世」の称号を持つ羽生名人は、
唯一この竜王だけは「永世」ではない。
もし今年渡辺竜王にリベンジすれば、
通算5期で永世竜王となり、
前人未到の永世7冠を達成する。
クールな羽生名人でも、
リベンジに燃えていないはずはない。
ということで、
嫌でも興味をそそられる対戦の第1局が、
今日終わった。
渡辺竜王の93手目で、
羽生名人が突然の投了。
控室にいた並みいるプロ棋士たちでさえ、
だれも予想できない突然の幕切れだった。
この2人にしか理解できない異次元の頭脳戦。
もちろん、
ぼくにわかるはずもない。
でも何か凄いことが起きたことだけはわかる。
台風が来て喜ぶ子どもみたい。
目が離せない7番勝負。
2010秋。
竜王台風の襲来だ。
●午前中から何かと動いた1日。けっこう歩いた気がしたのに、携帯の歩数計は5391歩だと。とほほ●FM802からふいにこの曲が流れてきた。懐かしい→http://www.youtube.com/watch?v=azhz-qrDxvU
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