2010年10月15日金曜日

普遍

届きました。














DVD「山口百恵 伝説から神話へ」

この間、
NHK「SONGS」で30年前の引退コンサートを見て、
全部見たくなってしまった。

「私の試練」から最後の「さよならの向こう側」まで、
インストを除けば全27曲143分。

これっきり。

ホント、
イマドキ当たり前のボーナストラックも、
メイキングも、
インタビューも何にもなし。

コンサートの開幕から閉幕まで。

ジャストこれっきり。

とにかく潔いんである。

たぶん、
彼女のファンであろうとなかろうと、
あの時代を知っている人なら、
すべてが感動すると思う。

歌だけじゃなく、
MCにも感心させられる。

本当に彼女この時21歳なの?

武道館のステージにたった一人。
押しつぶされそうな緊張感とか、
ファンへの感謝の気持ちとか、
それでも自分を貫き通すという意志や、
そういうすべてのことが、
彼女の声や表情や仕草から、
ひしひし伝わってくる。

本当に美しい。

そして強い。

だって30年である。

普通それだけ昔だと、
メークとか衣装とか、
「ダサ」とか思えるようなものがありそうなのに、
ぼくには全然感じられない。

つまり、
流行を超え、
時空を超え、
普遍的に美しく強い。

あらためて、
本当にあらためて感動した。

●ブックレットも写真と歌詞だけ。解説もなし。徹底している。

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