日曜日の新聞の楽しみの一つは「書評」だ。
国内外、
世界史から漫画まで、
硬軟織り交ぜ、
との時々の旬な本を紹介してくれていて、
本選びの参考になるばかりか、
自分が既に読んだ本だと、
嬉しくなる。
今日の読売と朝日が、
ともに「KAGEROU」を取り上げていて興味深かった。
どちらの書評も、
論旨は似ていた。
つまり、
「世間で言われているほど酷くはない。次回作に期待」だ。
けなしはしないが、
ほめもしない。
そして結論は先送り。
軽くいなされた感じだ。
ぼくは先日本屋で立ち読みして、
3行でアウトだった。
内容ではなく、
文章としてアウト。
この本を真剣に読むのは、
何かの悪い冗談のように思えた。
同時に「ゴーストライターが書いたのでは」というのは、
杞憂に過ぎないこともわかった。
ゴーストライターにあの文章は書けない。
しかしだからといって、
「KAGEROU」が駄作だと決めつけるわけにはいかない。
文章なんて、
続けていれば上手くはなる。
肝心なのは何が書かれているかであって、
その点は今のぼくには何とも言えない。
あの文章を頑張って読み続けている同僚によると、
中盤以降はまぁまぁなのだそうだが、、、
それからぼくは誤解していたのだが、
ポプラ社小説大賞って、
選考はプロの小説家がするんじゃなくて、
ポプラ社の営業マンらが行うそうだ。
「営業」目線からすれば、
すでに100万部を超えた「KAGEROU」に授賞したのは、
実に大正解だったのだ。
●このブログの文章は一向に上手くならないが(泣)
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