2011年1月10日月曜日

書評

日曜日の新聞の楽しみの一つは「書評」だ。

国内外、
世界史から漫画まで、
硬軟織り交ぜ、
との時々の旬な本を紹介してくれていて、
本選びの参考になるばかりか、
自分が既に読んだ本だと、
嬉しくなる。

今日の読売と朝日が、
ともに「KAGEROU」を取り上げていて興味深かった。

どちらの書評も、
論旨は似ていた。

つまり、
「世間で言われているほど酷くはない。次回作に期待」だ。

けなしはしないが、
ほめもしない。

そして結論は先送り。

軽くいなされた感じだ。

ぼくは先日本屋で立ち読みして、
3行でアウトだった。

内容ではなく、
文章としてアウト。
この本を真剣に読むのは、
何かの悪い冗談のように思えた。

同時に「ゴーストライターが書いたのでは」というのは、
杞憂に過ぎないこともわかった。

ゴーストライターにあの文章は書けない。

しかしだからといって、
「KAGEROU」が駄作だと決めつけるわけにはいかない。

文章なんて、
続けていれば上手くはなる。

肝心なのは何が書かれているかであって、
その点は今のぼくには何とも言えない。

あの文章を頑張って読み続けている同僚によると、
中盤以降はまぁまぁなのだそうだが、、、

それからぼくは誤解していたのだが、
ポプラ社小説大賞って、
選考はプロの小説家がするんじゃなくて、
ポプラ社の営業マンらが行うそうだ。

「営業」目線からすれば、
すでに100万部を超えた「KAGEROU」に授賞したのは、
実に大正解だったのだ。

●このブログの文章は一向に上手くならないが(泣)

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