2011年1月18日火曜日

親心

アジア杯で岡崎が何とハットトリック。

ついでに前田も2得点。

日本は理想的すぎるほどの展開で、
サウジを完膚無きまでに叩いて、
8強入りを決めた。

はっきり言って、
日本のサッカーが面白くなってきた。

それは単に勝ったからではなく、
点の入らない場面でも、
プレーに「意図」が感じられるようになってきたからではなかろうか。

いや、
昔から選手もそれなりの意図を持っていただろうから、
正確には、
「意図をプレーで表現できるようになってきた」ということか。

さらに言い換えるなら、
日本のサッカー選手はようやく、
サッカーという「言語」を使ってしゃべりだした。

これまでは、
数少ない単語を意味なく繰り返すだけだったのが、
「ちゃんと文章になってるやんか!」みたいな。

そしてぼくにも、
サッカーという言語がほんの少し分かってきた。

そんな中、
一番印象的だったのは前田の2点目。

パンチングでかわそうとするキーパーの両手の数センチ前で、
前田が頭で球をとらえゴールしたシーン。

解説者が「あの数センチのためにみんなが努力してるんです」と言ってて、
「あーなるほどなー」と思った。

大げさに言えば、
日本サッカーは、
50年ぐらいかけてその数センチを埋めたのだ。

日本という国は、
経済的にはすでに成熟してしまったけど、
サッカーに関しては、
今がちょうど「高度成長時代」ではなかろうか?

一大会、
一試合ごとに右肩上がりで強くなっているような、
そんな感じがある。

松井や本田圭をけがで欠いていたにも関わらず、
全然その不在を感じさせぬ戦いぶり。

対戦相手が違うからかもしれないけれど、
この前のW杯の時とは明らかにレベルが違うような、、、

W杯で男を上げた本田圭でさえ、
もうウカウカしてられないような状況。

子どもって、
しゃべりだすと可愛いとかって言うけど、
嬉しそうな岡崎を見てると、
そんな「親心」が湧いた。

よしよしって。

●先日のスティングライブのベルリン版がYouTubeに(http://www.youtube.com/watch?v=fA18yi2UyIU&feature=related)。この日はあきらかに鼻づまりだけどネ。でも、カッコよすぎ~‼

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