2011年5月2日月曜日

旧交

午後4時過ぎ。

会社近くのドトールでコーヒーを飲んでいたら、
携帯電話が鳴った。

会社の上司からで、
今日の出勤は7時からでよいと言う。

たまにあることなのだが、
ポッカリ空いた2時間余りをどう過ごすか、
しばし考え、
関東に住む男友達二人に電話をした。

震災の時も、
関東は大丈夫というのと、
男なんだから何かあっても何とかしてるだろうと、
特に連絡はしてなかった。

元来冷淡な人間だと自覚しているが、
ぼくは男には特に冷たいな。

一人は洋菓子メーカー勤務のH君。

このブログの貴重な読者でもある。

地震の時は会社の地下駐車場にいたとのこと。

「とにかく揺れが長かった」というのが一番の印象だという。

幸い、
会社にも住まいにも大きな被害はなかったそうで、
何より何より。

じゃまたな。

もう一人は化学会社勤務のT君。

彼は細君に先立たれ、
今は中学生の長男と、
奥さんの父親と3人で暮らしている。

こちらも元気そうな声。

「息子を社会に送り出すまで、あと10年は何が何でも生きる」

こちらも心配は無用の様子。
逆に「おまえは元気か」と気遣われてしまった。

その後会社についてから、
携帯にメールが入った。

山形在住のドラマーS君からだった。

れっきとした職業を持ちながら、
ドラムはプロ顔負けの腕前で、
大阪にいたころは、
有名店でもよく演奏していた。

ぼくがジャズボーカルを本気で志したころで、
セッションで一緒になると、
どうしようもない歌に合わせて叩いてくれたっけ。

いつか一緒にライブをと願いながら、
故郷に転勤してしまったのだ。

メールを読むと何と、
GWの高槻ジャズストリートに合わせて来阪し、
演奏するというではないか!。

まだ返事してないけど、
必ず行くよ。

男友達ってのも、
たまにはいいもんだ。

思いもよらず、
旧交をいっぱいあたためる一日になった。

●映画週間「フローズン・リバー」(コートニー・ハント)。借りた理由は特になく期待もしてなかった割にはなかなかよかった。地味で暗くて寒くて救いのない映画だけど、、、

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