2011年5月27日金曜日

判断

東京ディズニーランドでは、
アルバイトのスタッフに至るまで、
現場で自己判断するよう指導されているそうだ。

震災の時、
ある者は売り物の菓子を配り、
またある者は普段には見せない舞台裏を使って、
避難誘導したという。

いくら管理を強化しても、
組織の強さには直結しない。

最後は現場の自己判断力が問われるという好例だ。

それで、
である。

福島原発への海水注入。

実は中断してなかった。

現場の所長の判断で、
止めろという本社の指示を無視して、
注水を継続させていたのだという。

誰が中断を指示しただの、
臨界の危険性があると言った言わないのと、
延々とやってた国会は一体何だったの?

今日の今日まで、
東電は本当に注水を継続してたことを知らなかったのか。

あまりの馬鹿馬鹿しさ、
国民を愚弄するいい加減さに、
笑う気も失せる。

原子炉だけじゃなく、
あの時、
原発の職員もコントロールも不能だったのだ。

で、
尖閣ビデオ流出と同じように、
所長の行動は果たして英雄視されるべきか、
という議論がまたしても出てくることと思う。

組織論から言えば、
尖閣ビデオの流出の時と同じように、
あってはならない個人の暴走だという言うべきだろう。

ましてやビデオと違って、
ことは原発。

何万人の命に直接関わる判断である。

もしその判断が誤っていたら、
所長は責任をとり切れまい。

所長にはよほどの自信があったのだろうが、
う~ん難しい問題だなぁ。

こんな究極の選択、
サンデル教授に意見を聞いてみたい。

自分で判断しなさいって言われるだけか(笑)

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