2011年5月26日木曜日

意表

外出間際、
母「この後冷蔵庫の修理の人が来るねん」。

あ、
修理することにしたんや。

母「だってあんたがその方がいいって言ったやん」

そうは言ってないで。
自分の好きにしたらええねんで。

そう言い残し、
大阪に出て、
少しだけ会社に寄る。

会議に出るためだ。

何でも、
これまではベテランに頼り過ぎてたので、
これからは若い人をどんどん起用していくのだそうだ。

世代交代ってやつですか。

老兵は消え去るのみ。

といえば綺麗だが、
結局頼りになるベテランに、
自分がなれなかっただけなのだ。

履き違えてはいけない。


帰宅すると、
母「冷蔵庫買い替えることにしたわ」。

え、
修理するんじゃなかったん?

母「やっぱり3万円も出してすぐ故障したら嫌やしな」

今日の午後、
修理担当者が家に来てから気が変わったらしい。

その時のぼくの感情は、
母の意表をついた決断に驚いた、
といえば綺麗だけど、
本当のところは、
ほんの少しむっとしてたと思う。

好きにすればいいといいながら内心、
自分の言う通り修理するだろうとたかをくくっていたのだ。

ぼくが修理した方がいいと思ったのには、
実はもうひとつ理由がある。

だってその冷蔵庫は、
亡き親父が買ったものだったから、、、

そんなぼくの心を見透かしたように、
母はこう言ったのだ。

「父ちゃんやったら、修理なんかせず買え買えってきっと言たわ」

なるほど、
お見それしました。

自分に都合のいいように世の中を解釈して格好つけてるだけじゃ、
駄目駄目であるなぁ。。。

●とっても素敵なお誘いを2件もいただいたのに、どちらの日も仕事と重なっていて、辞退せざるを得ない。あぁ~、もう、、、

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