2011年7月7日木曜日

帰結

がん、
脳卒中、
心臓病、
糖尿病。

いわゆる四大疾病に、
精神疾患が加えられることになった。

五大疾患。

ついにそういう時代が来たんだなぁ。

ぼくは、
精神疾患の患者が増えているのは、
いわゆる近代合理主義の帰結だと考えている。

測定できるものだけを対象にした、
科学万能時代は、
測定できない「人の心」をないがしろにしすぎたのだ。

割り切れないものを、
割り切れないまま大切にすること。

そしてまた、
精神疾患をも医学という科学で、
どうにかしようという傲慢さ。

科学技術の結晶のような原発が、
こんなことになった今だからこそ、
ぼくたちはそこんとこを考え直すときなのだと思う。

割り切れぬ心を直すのは、
医学ではなく、
やはり割り切れぬ心でしかないと、
心底思う。

診察、
投薬、
心のケア、、、

それも大事には違いないが、
あくまで補助的な役割しか果たせまい。

繰り返すけど、
人の心は人の心でしか治せない。

そして結局は、
他人の心を頼りに、
自分の心で心を治すしかないのだ。

ぼくが言うのだから、
間違いない。

●玄海原発の説明会で九電が、原発稼動賛成の「やらせメール」を社員らに送らせていた。電力会社の体質がもたらす当然の帰結だ。

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