2011年7月25日月曜日

反響

姉からメールが来た。

《原発のウソ》読みました…そして考えました。
どうして日本は原発路線を選んだのだろう?
どうして私達も原発が安全だと思ってしまったのだろう?
私はこの本を読んで目から鱗………かなりのショックです



先日、
貸したのだ。


ぼくはこう返信した。


原発のウソ、読んでくれてありがとう。そして、覚醒?してくれて感謝します。

原発の危険性について唱える人は、昔からいました。小出裕章氏もそのひとりです。でも、そういう「反体制」な人は、世間では「過激派」的に見られてきたのです。

電力と国による圧倒的な「安全神話宣伝」の効果です。ぼくでも、結局はそれに騙された。何が起きても自動的に安全な方に向かう「フェールセーフ」という設計思想を信用してた。

だから福島の爆発が起きたとき、そのこと自体もさることながら、自分の馬鹿さに驚いた。だから普通の人が何も知らなくても無理はないのです。

今も自然エネルギーなんて夢物語みたいに言うマスコミもあるけど、欧州では着実に切り替えが進んでいるのです。そういう情報がぼくらの耳に入らないのは、マスコミが報道しない(できない)からで、そういう「情報統制」はまるで北朝鮮みたいです。

確かに40年ぐらい前は原子力は夢のエネルギーだった。でもそれからスリーマイルやチェルノブイリがあって、次第に原子力は人間の手に負えないと分かっても、国策として動き出した巨大な力は止まらなかった。

エネルギー資源の乏しい日本の悲しさだったかもしれないし、結局はお上のいう事は正しいと思い込むこの国の中流層のメンタリティーといえるかもしれない。

結局戦争に負けてあれだけ酷いことになっても、日本人の心根は何一つ変わっていないということでしょう。

さて、とどめの一発ともいえる本を母に託しました。ぼくはこれを読んで泣けてきました。そして今も福島では程度の差こそあれ、作業員は大内さんのようになる危険を背負って働いているのです。



ドトールで出勤前にババーっと書いたから、
随分乱雑な文章だけど、
このブログの読者さんには、
十分伝わると思う。


姉は読者じゃないけどね。


それから「とどめの一発」とは、
先日紹介した「朽ちていく命」。


ただの専業主婦だった姉が、
これをきっかけに反原発の闘士になったら、、、


なんてちょっと想像したりして(笑)


と書いていたら、
先日買った地震津波警報装置がけたたましく鳴り、
母が跳び起きてきた。


福島で震度5弱。


エリア設定をしくじったようだ。
でもNHKをつけると、
この地震での福島原発への影響は、
東電にまだ連絡が入っていないと伝えている。


こんな会社ですよ。


東電は。

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