7月も残すところ1日。
出社すると、
今日は作秋うちの部署に来た、
若い部員の補佐をするようにと上司が言う。
ちょっと大きな仕事をさせてみるので、
面倒をみてやれという意味だ。
去年の9月、
ぼくが仕事のイロハのイを教えた、
あの時の新人2人のうちの一人だ。
この11カ月でどれほど成長したか、
楽しみでもあり不安でもあり。
しかし、
いざ仕事を始めてみると、
方向性さえ示すだけで、
ちゃんと自分で考えてやり遂げた。
自分が彼の立場だった時とは雲泥の差。
かなり無理目だと思ったが、
案ずるより産むがやすしということか。
「実地訓練」という名のスパルタ教育が、
11か月という短期間で、
彼を立派な「戦力」に変えた。
あとひと月もすれば、
また新人が来る。
彼は今度は指導係にならねばならない。
近頃の人材育成はまさにドッグイヤーで進められる。
一年たてば立派な「成人」なのである。
ネットで「犬の年齢表」というのを見つけた。
一年で17歳、
五年で36歳、
十年で56歳。
十二年になるぼくは、
すでに64歳。
立派な高齢者。
戦力どころか、
足手まといにならないよう気をつけないといけない。
先日、
仕事に関して「羽が生えた」などと、
自慢気に書いたけれど、
実は単なる老人ボケの初期症状なのかもしれない。
「最近の若いやつらは」などと言ってはいないか。
彼らに憐れみの目で見られぬよう、
せいぜい頑張らねばと自戒した。
●本日も天声人語風に。あくまで風に(笑)
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