2011年7月31日日曜日

成長

7月も残すところ1日。
出社すると、
今日は作秋うちの部署に来た、
若い部員の補佐をするようにと上司が言う。
ちょっと大きな仕事をさせてみるので、
面倒をみてやれという意味だ。

去年の9月、
ぼくが仕事のイロハのイを教えた、
あの時の新人2人のうちの一人だ。
この11カ月でどれほど成長したか、
楽しみでもあり不安でもあり。
しかし、
いざ仕事を始めてみると、
方向性さえ示すだけで、
ちゃんと自分で考えてやり遂げた。

自分が彼の立場だった時とは雲泥の差。
かなり無理目だと思ったが、
案ずるより産むがやすしということか。
「実地訓練」という名のスパルタ教育が、
11か月という短期間で、
彼を立派な「戦力」に変えた。

あとひと月もすれば、
また新人が来る。
彼は今度は指導係にならねばならない。
近頃の人材育成はまさにドッグイヤーで進められる。
一年たてば立派な「成人」なのである。

ネットで「犬の年齢表」というのを見つけた。
一年で17歳、
五年で36歳、
十年で56歳。
十二年になるぼくは、
すでに64歳。
立派な高齢者。
戦力どころか、
足手まといにならないよう気をつけないといけない。

先日、
仕事に関して「羽が生えた」などと、
自慢気に書いたけれど、
実は単なる老人ボケの初期症状なのかもしれない。
「最近の若いやつらは」などと言ってはいないか。
彼らに憐れみの目で見られぬよう、
せいぜい頑張らねばと自戒した。

●本日も天声人語風に。あくまで風に(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...