2011年7月11日月曜日

撫子

なでしこジャパン対ドイツの一戦は、
日本サッカー史に残る名勝負だった。

W杯3連覇を目指す世界ランク2位のドイツ。
しかも開催地はドイツ。

いわゆる完全アウェーの中で、
戦前の予想は圧倒的にドイツ優勢だった。

ぼくも全くそう思っていた。

会社から帰って風呂に入って、
ちょうどキックオフタイムだったので、
とりあえず見始めたものの、
内心は「絶対に負ける」と思っていた。

だから、
前半0-0の時「おぉやるなぁ」と思い、
後半も0-0で進んだ時も、
「延長になればやられる」と思った。

必死になって戦っている彼女らに申し訳ないほどの冷静さで、
試合の進捗を見守っていた。

だから、
延長後半3分に丸山がゴールを決めた時には、
「うそ」って思った。

http://www.youtube.com/watch?v=ygoZp_pdY-Q

しっかし凄いゴールだった。
あの角度からゴールの遠い方に蹴り込むなんて、
男子のストライカーでもなかなか出来ないと思う。

歴史を塗り替えた素晴らしいゴールを、
生中継で見れたことは、
本当に人生のいい記念になった。

小よく大を制すというか、
小粒でも一丸になれば、
たとえ格上の相手でも倒すことができる。

このすごいミッションを貫徹した彼女らに、
本当に脱帽した。

丸山を始め本当に全員がすごかったけど、
沢と坂口の働きは別格だった。

とりわけ沢。

「攻守に献身的」という言葉を、
サッカーではよく使うけど、
この試合の彼女はまさしくそれだった。

決勝ゴールのアシストパスもそうだけど、
危ない場面をことごとく彼女が防いでた。

獅子奮迅。

恐るべき運動量。

男子も見習うところ大である。

試合後、
どの選手も「いい色のメダルを」ではなく、
「優勝目指して頑張ります」とキラキラした目で言っているのが、
とっても印象的。

彼女らは本気だ。

この試合のようなプレーができたなら、
本当にしちゃうかもね。

スウェーデンとの準決勝は、
14日午前3時45分キックオフ。

絶対見逃せない。

●ひっさしぶりに武庫之荘・Mクアトロのセッションに。2曲だけだったけど、そして失敗もしたけど大満足。

0 件のコメント:

コメントを投稿

遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...