2011年7月26日火曜日

牽引

会社から帰って風呂に入り、
速攻で録画しておいたビデオを見た。

NHKスペシャル「なでしこジャパン世界一への道」

あの感動をもう一度ということなのだが、
それ以外にも勉強になる言葉が一杯あった。

「苦しくなったら私の背中を見なさい」

北京五輪で4位になった時、
沢が宮間に繰り返しそう言っていたそうだ。

だれよりも走り、
だれよりもボールを蹴り、
だれよりもチャンスを作り、
そうやって沢はなでしこを牽引してきた。

W杯決勝。

延長前半に、
決定的とも思える1点をアメリカに奪われた時、
その沢でさえ「焦った」という。

そりゃそうだろう。

逆の立場のアメリカのワンバク選手は、
自らのこの1点で勝利を確信したという。

しかし、
そこで諦めなかったのが、
沢の背中を見て走り続けてきた、
若い選手たちだった。

理想的リーダーとは。

強い組織とは。

歴史的な120分には、
ぼくらの日常でも大切な教えが、
一杯に秘められていた。

そして言うまでもなく、
最後まであきらめないことの大切さ。

沢の最後の言葉がまた素敵だった。

「夢はかなえるためにある」


心底そう信じれる人が、
本当に夢をかなえるのだ。

PKの時、
両手を合わせ、
一心に祈る沢の姿を見ていたら、
ちょっと泣けてきた。

●国民栄誉賞、大結構。

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