2011年7月9日土曜日

針路

例年よりうんと早く梅雨が明けた。

その2011年7月8日は、
ぼくにとっても画期的な一日だった。

ここ数年取り組んできた二つの課題が、
ようやく実を結んだ、
というか、
少なくとも、
やってきたことが間違いではなかったことを実感できたのだ。

それが何かはさておき、
両方に共通するキーワードは「自然体」。

これほど、
使うのは簡単だけど、
実践するのが難しい言葉はあんまりない。

例えば、
自然体で立つとしたって、
立っている以上は体のどこかに力は入っているわけで、
単に力を抜けばいいというものではない。

適切に力を入れることが必要なのだが、
それこそが難しい。

振り返ってみて、
どれだけぼくは無駄な力を入れて、
いや、
無駄な力ばかり入れて生きてきたか。

力を入れ続けているのだから、
当然疲れるわけで、
だから本人は頑張っているんだけど、
入れなきゃいけない力は入っていないもんだから、
進む方向は間違ってばかり。

でも先日も書いたように、
どうすれば適切に力が入れられるのかは、
結局自分で悟るしかないのだ。

真に賢い人はそれが生まれながらにできるし、
ぼくみたいに50年近く生きてようやく、
わかりかけるボンクラもいる。

まぁ早ければいいってもんでもないとは思うけど。

ただ言えるのは、
適切な力とかいう考え方にも至らず死なずにすんで、
よかったなということだ。

このボンクラを導いてくれたすべての人に感謝します。

でも、
二つの自然体を実感できて、
ぼくは飛びあがるほど嬉しかったのかというと、
案外そうでもない。

あぁ、
そういうことかと、
それこそ自然に納得できたのだ。

ジグソーパズルの最後のワンピースをはめる時って、
きっとこんな気分なのだろうと思った。

そして、
これはスタートラインなのだと思った。

あとはただ、
この方向で進むのみだ。

●今回の映画週間は無事終了できた。とりあえず、観た作品だけ記録しておく。デス・レース(ポール・W・Sアンダーソン監督)、ゲーマー(ネヴェルダイン・テイラー監督)グラディエーター(リドリー・スコット監督)サブウェー123(トニー・スコット監督)KISS&KILL(ロバート・ルケティック監督)

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