2011年7月28日木曜日

字数

「天声人語」といえば泣く子も黙る、
朝日新聞の名物コラムであり、
名文の誉れ高い。

新聞各紙には同様に、
編集手帳(読売新聞)、
余録(毎日新聞)、
産経抄(産経新聞)
春秋(日経新聞)と、
同様のコラムがあり、
どれが一番とは決められないのだが、
「知名度」という意味では、
依然「天声人語」が頭一つ抜き出ている。

その「天声人語」書き写しノートが、
結構売れているのだと、
朝日新聞が自画自賛していた。

昔から、
天声人語を原稿用紙に書き写すというのは、
文章上達術のひとつとしてはあったが、
朝日新聞は専用のノートを作ったのだ。

A4判ノートの見開き右上に、
切り抜きを貼るスペースがあり、
下段にそっくり書きうつせるようにマス目が印刷されている。

ただそれだけなのだが、
さすが「天声人語」ブランド力だろうか、
学校などからのまとめ買いが多いのだという。

ということで、
ぼくも試しに近所のASAに1冊買いに行ったら、
「売り切れで次回入荷も未定」だって。

ちなみに、
天声人語の文字数は602字きっかり。
毎日毎日、
句読点も含めきっかり602文字。

他紙のコラムもだいたい原稿用紙1枚半ぐらいだ。

自分でこうして毎日ブログを続けていて思うが、
文字数を決められているというのは、
かなりキツイと思う。

文章を書き慣れない人にとっては、
長く書くことは苦痛かもしれないけど、
多少とも慣れてくれば、
短く、
しかも毎回同じ文字数にまとめることの難しさ気づくだろう。

過不足なく、
簡潔に。

文字数まで厳格に決める、
定型の美学っていうのは、
いかにも日本人的ではある。

んなこと書いても、
このブログは、
これからもダラダラ派で行きます(笑)

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