「天声人語」といえば泣く子も黙る、
朝日新聞の名物コラムであり、
名文の誉れ高い。
新聞各紙には同様に、
編集手帳(読売新聞)、
余録(毎日新聞)、
産経抄(産経新聞)
春秋(日経新聞)と、
同様のコラムがあり、
どれが一番とは決められないのだが、
「知名度」という意味では、
依然「天声人語」が頭一つ抜き出ている。
その「天声人語」書き写しノートが、
結構売れているのだと、
朝日新聞が自画自賛していた。
昔から、
天声人語を原稿用紙に書き写すというのは、
文章上達術のひとつとしてはあったが、
朝日新聞は専用のノートを作ったのだ。
A4判ノートの見開き右上に、
切り抜きを貼るスペースがあり、
下段にそっくり書きうつせるようにマス目が印刷されている。
ただそれだけなのだが、
さすが「天声人語」ブランド力だろうか、
学校などからのまとめ買いが多いのだという。
ということで、
ぼくも試しに近所のASAに1冊買いに行ったら、
「売り切れで次回入荷も未定」だって。
ちなみに、
天声人語の文字数は602字きっかり。
毎日毎日、
句読点も含めきっかり602文字。
他紙のコラムもだいたい原稿用紙1枚半ぐらいだ。
自分でこうして毎日ブログを続けていて思うが、
文字数を決められているというのは、
かなりキツイと思う。
文章を書き慣れない人にとっては、
長く書くことは苦痛かもしれないけど、
多少とも慣れてくれば、
短く、
しかも毎回同じ文字数にまとめることの難しさ気づくだろう。
過不足なく、
簡潔に。
文字数まで厳格に決める、
定型の美学っていうのは、
いかにも日本人的ではある。
んなこと書いても、
このブログは、
これからもダラダラ派で行きます(笑)