2011年12月3日土曜日

命日

開高健の「夏の闇」に出てくる「女」には、
実在のモデルがいるのだと、
「開高健のいる風景」(菊谷匡祐著、集英社)で知った。

開高歴30年にして、
この不覚。

この実在の女性が、
開高夫妻の仲にも深く関わっていた、
みたいなドロドロ話も、
ついでに知った。

不覚といえば、
比較にならないほど驚いたのが、
開高の命日が12月9日だということ。

何と、
親父と同じではないか。。。

この偶然の一致は、
じわじわとぼくの胸にしみる。

今まで気づかなかったのも、
このタイミングで知ったのも、
偶然という何かの縁に違いない。

これからぼくは生きている限り、
親父の命日に開高健を思い、
もちろん親父も思い続けるのだ。

あれほど読むのを拒んだ開高と、
同じ日に死ぬなんて、、、

親父はもちろん知らなかっただろうが、
えらい日に死んでくれたもんだ。

もうじき、
丸4年になる。

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