TSUTAYAで久々にレンタルした、
「復讐捜査線」(マーティン・キャンベル監督)が、
意外な当たりだった。
警察官が殺された娘の敵討ちする話なんだけど、
そこに国家機密の話やら、
放射能の恐怖やら、
自然保護団体の胡散臭さやらが絡んでいて、
地味に考えさせられる。
メル・ギブソンが久々の主演で、
低予算と思われるこの映画で、
とびっきりの存在感を放っていた。
登場人物の台詞の中に、
「真実なんて本当はないんだ。真実らしくみえる嘘があるだけだ」
「物事は複雑にすればするほど、追及が難しくなる」とか、
なかなか奥が深い。
そしてこんなことを思った。
ガラスに「し」と書かれているとしよう。
こちら側から見れば確かに「し」だけど、
反対側からは「J」にも見える。
この場合の真実は、
「し」でもあり「J」でもある。
見る人の立場によって、
同じ物事でも正反対の「真実」が存在しうる。
この映画では、
世間に知られてはマズいことを、
闇から闇へと葬り去る人たちが次々出てくる。
特に、
ロシア人(?)と思われるなぞの男の存在は出色で、
この映画を単なるサスペンスではない作品に押し上げている。
それにしても、
「復讐捜査線」って邦題はいただけないな。
ちなみに原題は、
「EDGE OF DARKNESS」(闇の縁)。
●本年最後のチョコパは美味しかった。さぶかったけど、、、
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