会社の後輩に今日、
ぼくは「熱血」なのだと教えられた。
何でも、
出来のよくない若手に、
あれこれ教えているところを、
別の若手が見ていたようで、
そんな風に広まっているらしい。
その若手だけズルい、
などとも言われているとか。
学校のえこひいきじゃないっちゅうの。
ぼくは自分を熱血漢などと思ったことなどないし、
それには心底驚いた。
と同時に嬉しかった。
組織内でのぼくの立場や、
ゴチャゴチャしたこと抜きで、
純粋に仕事への姿勢を見ていてくれる人が、
この会社にもいたことが。
ぼくは何も特別なことは教えていない。
ただ自分が何度となく痛い目にあってきた経験から、
役に立つと思うことを伝えているだけだ。
秘伝でも何でもない。
でも、
後輩によると、
教えた内容よりも、
教え方が受けているようなのだ。
説教臭いオヤジと思われてはいないようだ。
それは救い。
などと思っていると、
最後に後輩はこう言った。
「でも一番弟子は私ですから」
オヤジキラーな奴である。
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