帰りのタクシーで相乗りになった後輩の女性。
「家政婦のミタ」を初回から見ているというので、
かねてからの疑問をぶつけてみた。
不倫が原因で妻に自殺された男を、
どうして周囲は許せるのか?
前に同期の女性にも同じ質問をしたのだが、
答えは同じだった。
曰く、
よくわからないけど、
自殺した女性の妹が男を好きになるのは理解できない。
ぼくとしては、
子どもや妹は百歩譲っても、
女性の父親(平泉成が演じている」は、
不思議でしょうがない。
普通なら、
というかぼくなら、
ぶっ殺してやりたいと、
一生思い続けると思うのだが、、、
それはさておき。
封印していた人間の感情を、
少しずつ取り戻す、
というか表面に出つつあるミタ。
人間的になればなるほど、
二度と戻ってこない幸せだったころの思い出が、
フラッシュバックしてうずくまる姿が痛々しい。
私のことはほおっておいてください。
ミタの叫びは本音だと思う。
死んだ夫と息子や、
家族への罪悪感というより、
あんな辛い思いをするぐらいなら、
幸せなど二度といらないって感じじゃないだろうか?
それと、
自分にはもうないと思っていた、
人を愛する感情が、
実は残っていたことを知って怖いのだろう。
確かにミタは可哀想なんだけど、
少なくとも一時期は幸せだったわけだ。
一度もそんな幸せを味わたことのない人も、
世の中には沢山いる。
だから、
ミタを必死に笑わせようとするのは、
酷なようにも思えるのだ。
かさぶたははがさず、
そっとしておいてやれよって。
それでも最後にミタが、
笑顔を見せることはあるんだろうか?
ぼくはですねぇ、
「ない」方に賭けてもいい。
100円ぐらい(笑)
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