2011年12月30日金曜日

卑怯

沖縄の米軍基地移設に関する環境影響評価書を、
午前4時に沖縄県庁に運び込む。

世間が仕事納めをし、
帰省や年末年始の支度に慌ただしいさなか、
消費税を2年後に8%に上げると決める。

どじょう首相のやり方は、
どう考えても卑怯極まりない。

基地移設については、
ぼくは特段反対ではないし、
消費税だって、
上げなければこの国が破産することも、
一応理解しているつもりである。

しかし、
こんな手段は断じて許せない。

人目につきにくい時間や時期を狙い、
極めて重要な事を抜き打ちのように、
しかもこそこそっと進めてしまう。

ここ数日のどじょうの手口を見ただけで、
この男の政治手法というか、
人間性が丸わかりだ。

泥にもぐってぬるぬると、
全く「どじょう」とはよく名乗ったものだ。

どじょうの政治信条は、
誠心誠意だというが、
その誠心誠意はだれに向けてのものか。

それはアメリカであり財務省であって、
決して国民に対してではない。

困ったことに、
アメリカと財務省の操り人形と化している限り、
政権は安定するという点である。

しかしながら次の選挙は来年にもあるから、
その時、
マニュフェストを次々反故のしていった民主党は、
惨敗必至ではある。

ご用済みの民主はいいけれど、
じゃあやっぱ自民なのかと問われれば、
んな短期間に自民の体質が変わろうはずもなく、
よってぼくらは、
選択肢を失ってしまう。

そこで台風の目になるのが維新の会だろうけど、
これがまた危なっかしい。

大阪を都にするぐらいならいいんだけど、
あの強権的な政治手法が国政に持ち込まれた時、
かなり怖いことになりそうな予感がする。

気に入らない物事はぶった切る的な、
橋下のやり方は、
基本的に民主主義になじまない。

困ったことに、
民主主義や資本主義に疑問符が付く、
今の時代だけに、
橋下ファッショ政治はスッと受け入れられる危険がある。

何度でも書くけど、
民主主義の要諦は多数決ではなく、
少数意見を尊重することであり、
なぜなら、
多数といえども間違えることがあるからである。

自分は間違えているかもしれないと、
常に考えて行動するのが民主主義なのだから、
そりゃ物事てきぱき進めるには具合が悪い。

だからといって、
強権的な首長が、
次々に願望を実現させていくというのもまた、
非常に具合が悪いのである。

比較論になるけれど、
どじょうに比べれば菅や鳩の方が、
ぼくは好きである。

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