楽天の田中投手。
ついに24勝無敗でレギュラーシーズンを終えた。
もう神業。
だいたい大投手と言えば、
金田とか稲尾とか、
もっと古くは沢村とか、
古い時代の人しか出てこないもんだけど、
この田中の24勝無敗は、
現代野球においては奇跡的な記録だ。
恐らく今後数十年、
破られることはないのではないか?
だいたい、
いくらいい投球をしても、
味方が点を取ってくれない限り、
勝てないのが野球。
現にオリックスの金子なんか、
どれだけいい投球しても、
全然援護がなくて、
どれだけ勝ち星をつかみ損ねたか。
もし金子が巨人にいたら、
軽く20勝はしてただろう。
田中にしても、
今シーズン、
決して調子がよかったわけではない。
WBCに参加して、
春先は出遅れた。
それでも何とか勝ち星を積み重ね、
そのうち田中では絶対負けられない、
みたいなムードがチームに出来てきた。
それからは先に1、2点失点しても、
必ず打線が逆転してくれた。
そういう味方の力を引き出すのも、
エースの条件かもしれない。
田中はすでに甲子園で、
斎藤と投げ合った伝説を作った投手。
そしてプロ入りして、
新たな伝説を作った。
まさしく伝説の大投手と読んでいい。
今シーズンは、
本塁打記録も塗り替えられ、
本当に歴史的偉業づくめだった。
って、
これからCSと日本シリーズがあるんだけど。