「仕事に差し支えなければ電話ください」
母から来たメール。
あわてて電話したら話し中。
嫌な予感が脳裏をよぎる。
誰か死んだか?
気を落ち着けてもう一度。
出た。
オレ
あぁあったわ。
?
家の鍵が見つからへんかってんけど、
メールしてからすぐに出て来たわ。
???
診察券の間にはさまってた〜
ハハハ〜
あっそ。
じゃ。
あとから判明したんだけど、
ぼくより先に外出した母は、
自分が鍵を家においたまま鍵をかけ忘れ、
ぼくが鍵をかけて出勤したと思ったのだ。
ぼくが帰宅してから母。
もう焦ったわ〜
あんなメールして悪かったなぁ。
心配したやろ。
どないして家はいろうかと思って。
もう、
メール打つ手が震えたわ。
家の回りグルグル回って。
脚立があったから二階の窓から入ろうかな〜とか。
やめといて
だってアンタ帰ってくる夜中まで家入られへんやん。
姉の家も実家も近所やん。
そんなんできひん。
できひんことない
意図せず閉め出されたことがあるぼくは、
その心細さに同情しつつ、
脚立で2階の窓から入る母の図を想像しながら、
危ないことにならずに済んでよかったと思った次第。
だって母なら、
ホントにやりかねないんだもの。
近所の姉に合鍵を渡しておくよう厳しく伝えた。
●土曜日に元町行きます。よろしく〜