2013年10月5日土曜日

脚立

「仕事に差し支えなければ電話ください」

母から来たメール。

あわてて電話したら話し中。

嫌な予感が脳裏をよぎる。

誰か死んだか?

気を落ち着けてもう一度。

出た。

オレ

あぁあったわ。



家の鍵が見つからへんかってんけど、
メールしてからすぐに出て来たわ。

???

診察券の間にはさまってた〜
ハハハ〜

あっそ。
じゃ。

あとから判明したんだけど、
ぼくより先に外出した母は、
自分が鍵を家においたまま鍵をかけ忘れ、
ぼくが鍵をかけて出勤したと思ったのだ。

ぼくが帰宅してから母。

もう焦ったわ〜
あんなメールして悪かったなぁ。
心配したやろ。

どないして家はいろうかと思って。
もう、
メール打つ手が震えたわ。

家の回りグルグル回って。

脚立があったから二階の窓から入ろうかな〜とか。

やめといて

だってアンタ帰ってくる夜中まで家入られへんやん。

姉の家も実家も近所やん。

そんなんできひん。

できひんことない

意図せず閉め出されたことがあるぼくは、
その心細さに同情しつつ、
脚立で2階の窓から入る母の図を想像しながら、
危ないことにならずに済んでよかったと思った次第。

だって母なら、
ホントにやりかねないんだもの。

近所の姉に合鍵を渡しておくよう厳しく伝えた。

●土曜日に元町行きます。よろしく〜


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