2017年12月31日日曜日

回顧

今年は色々あったなぁ。

まずインド旅行。

30数前、

バックパックを担いで、

アメリカ大陸を45日かけて一周した。

移動手段は主にバス。

というか全て長距離バス。

バスの中で3分の1ぐらいは夜を明かした。

当時は1ドル280円ぐらいだった。

この旅は強烈な印象を残した。

そのバスの中で知り合った年上の人から、

インドはいいよと聞かされて、

次はインドだーと決めていたのに、

ズルズル。

気づいたら30年過ぎていた。

その間、

オーストラリア、

ヨーロッパ、

ハワイ、

フィンランド、

モルジブ、

南米などなど、

海外はいくつか行ったけど、

アジアを含めインドは一度も行かなかった。

このままではいけない。

一念発起したのが今回の旅。

短期間ではあったけど、

一応、

30年来の宿題を済ませた。

海外に行くと、

日本の良さを痛感する、

という人がいるけど、

僕はそれは当然であって、

自分の生まれ育った国が居心地いいのは当たり前だ。

だから僕は、

海外旅行ででわざわざ日本食を食べる人の気持ちがわからない。

来年どこに行くのか行かないのかわからないけど、

やっぱり旅行、

特に異国に行くのは好きだ。

あとベビーメタルのライブに行ったのもいい経験。

多分二度と行かないけど。

映画も嫌という程観た。

100本には達してないと思うけど。

一方読書は少なかった。

騎士団長殺しは微妙だった。

そう振り返ると案外充実していたと思うけど、

決定的に欠けていたのはジャズ。

ライブもせずセッションも行かなかった。

ただ相変わらず諦めてはいない。

来年こそはやる。

絶対やる。

やりたいことは一杯ある。

問題は体力だ。

体力の衰えは気力を削ぐ。

大腸検査、

人間ドッグに踏み切ったのも、

その表れだ。

むやみに長生きしたいとは思わないけど、

今、

致命的な病気は困る。

あと10年は持って欲しい。

いろんな意味でバランスを取らないと。

今後の人生のあり方について考えさせられた一年だった。


2017年12月30日土曜日

六分

目が覚めたら、

家を出なきゃいけない6分前だった。

普通なら諦めるところだが、

今日は年内最後ということで、

そうも言ってられない。

ちゃんと6分後に着替えて家を出ました。

やればできる。

若い頃は、

こんなドタバタは日常茶飯事だった。

慌てて、

イライラして、

焦って、

しまいに誰にともなく怒って、、、

年をとって、

そういうのは無くなった。

それは良いことなのだろう。

でも、

たまにはうわーっとなるのも悪くはない。

眠っていた脳の一部が活性化したような、

心が燃えるような。

焦らない怒らない威張らない。

威張ることは元々ないけど、

いろんな感情もしまいっぱなしは良くないような気もする。

感情の彩りがない、

心底笑えない、

心底幸せを感じない、

そんなモノクロ感情な人間になってしまいそうな気がする。


2017年12月29日金曜日

年末

仕事を早く終わらせて、

北新地へタクシーで駆けつける。

ありえないような展開で、

知人のジャズバーの忘年会に参加した。

それが昨夜の話。

本年、

唯一のマイ年末行事。

そして今日は年賀状作り。

なんか、

同級生ラインを始めて、

年賀状の意義を見失いかけている昨今。

でも一応作って、

10年来使っているボロプリンターで印刷して、

宛名書いて投函。

一気に終わらせた。

なんか、

これまでの年の瀬って、

一応なんか、

総決算的気分になって、

しみじみ振り返ったりする感じだったけど、

それも薄らいじゃって、

池上彰の4時間特番見てても、

そういえばあの事件は今年だったなぁとか、

何で小林麻央の死がベスト50にも入ってないんだよとか、

でも、

それもどうでもいいな的な。

十大ニュースについても、

千差万別の時代。

国民の関心がバラバラで、

逆にマスコミが作り上げた重大ニュースみたいなのもあって、

もはや節目があるようなないような。

それは僕だけかもしれないけれど。

どうせこんな調子なので、

年末年始もなし崩し的になるのだろうけど、

そういえばもう29日だし、

元町には行かねばならぬと。

ということでよろしくお願いします。

2017年12月27日水曜日

能登





















冬の能登半島へ、

母と二人旅。

輪島の朝市に行きたいと、

母が言ったのがきっかけで、

数日前に近畿日本ツーリストで、

とりあえず輪島のツアーを予約して、

何にも考えずに出かけた。

朝市はあいにくの強風で出店が少なく、

でも、

予定になかった千枚田とか、

太鼓演奏とか、

金沢の市場で海鮮丼食べたるなど、

想定外のことが全部プラスになって、

僕にとっても初めての能登は、

思った以上に充実した旅になった。

何より、

膝を手術して母の足が劇的に良くなり、

歩く歩く。

台風並みの冷たい風が吹き付ける千枚田でも、

僕より先にずんずん降りて行く。

考えられなかった光景だ。

間違いなく僕より元気だ。

それが一番嬉しかった。

金沢駅が恐ろしく立派になっていたのには驚き。

新幹線効果はすごいわ。

それにネットの威力。

近くの観光地をトリップアドバイザーでパパッと調べて、

即断即決で動けたのも大きい。

旅は詰め込みすぎず出かけて、

ハプニングを全て楽しみに変えるのもいい。

2017年12月25日月曜日

楽観

イブといえば明石家サンタ。

もう何年見続けているだろう。

もちろん一人で。

クリぼっちにもすっかり慣れた。

街中が浮かれている時には、

一人じっとしているのが一番だ。

というのは見栄。

無闇矢鱈に騒ぐのはもういいけど、

気のおけない人と、

食事やライブに行く、

なんてことはもうないと思うけど。

いやいや、

そんなことより年賀状。

かつてないほどのピンチだ。

素材選びもできてないし、

当然、

印刷のめどは立っていない。

にもかかわらず、

明日はちょっと忙しい、

明後日もちょっと忙しい。

と言いながら、

きっと何とかなると思っているあたり、

楽観的というのか、

何なのか。

不思議な年末だ。

2017年12月24日日曜日

定期

ついに、

TOHOシネマズの1ヶ月フリーパスポートをゲットした。

ガーデンスの映画館に限り、

今日からひと月、

何を何回観てもただ。

実はこれ、

ポイントを交換したのだが、

これまでもできたはずなのに、

知らなかった。

とはいえ、

このポイントが貯まるまでには、

僕のペースでも2年はかかる。

週一でレイトショーを見たとして、

2年間で約100本の1300円だから、

ざっと13万円でゲットしたわけだ。

元を取るためには、


毎日3本を見続けねばならないが、

それは到底無理。

でも、

例えばスターウォーズを、

何回も金額を気にせず観られるのは美味しい。

多分このひと月で打ち切りにはならないだろうから。

同じ映画を何度も観るって、

なかなか出来ないよね。

かなりな贅沢。

それがタダでできるのだから、

こんな良い機会はない。

これまで以上の映画ざんまいになると思う。

それで今日見たのが、

オリエント急行殺人事件。

超有名な推理小説で、

ほとんでネタバレしているのだけど、

それでも映像と豪華俳優で十分に楽しめた。

さらっとゴージャズに観る娯楽作としては、

及第点だと思う。

2017年12月22日金曜日

準備

100メートルの桐生でも、

走る前の準備運動には相当な時間をかけるだろう。

そうでないと、

いきなり走ったらいい記録は出ないし、

それどころか故障をしかねない。

野球選手でも体操選手でも、

体を使うアスリートは、

絶対に準備運動が欠かせない。

歌手もまたアスリートだ。

しっかりした準備運動なしに、

まともなパフォーマンスができるわけがない。

例えば本番が2時間だとして、

最低でも1時間、

人によっては2時間それ以上、

準備をしないと、

満足のいく歌は歌えないのではないか。

シットインというらしいけど、

観客としてきている歌手をいきなり舞台にあげる、

ジャズのライブではしばしばある光景だ。

それはありがたい機会だし、

僕も自分のライブではそういう機会を作ることもある。

でも、

そうやって舞台に上がった人は、

100パーセントまともに歌えない。

たまに歌える人はいるけど、

そういう人は事前にそうなることがわかっていて、

それなりに準備をしているはずだ。

確かに、

準備不足で歌っても、

それなりに流してある程度の歌を歌うのも嗜みだろう。

それができる人は十分な経験と能力のある人だ。

僕はまだまだ全然情けないほどそれができない。

ほとんど人前で歌っていないのだから、

当たり前なのだけれど。

つまり、

未熟であっても、

準備は一流並みにしろということだ。

その手間を惜しんでまともな歌は歌えない。

でもそのためには、

生活の大半を歌に捧げなければならない。

本当の本気なら、

それをしないといけない。

2017年12月21日木曜日

結果

人生初の人間ドック。

朝一から必死で行ってきた。

とはいえ、

内容は会社の健康診断より、

ちょっとだけ詳しい感じ。

一番の違いは胃カメラとエコー検査。

胃カメラは20年ほど前に経験があり、

何と言っても今年の大腸内視鏡検査もあったので、

心配していたほどの苦労もなく、

エコーはスイスイと済んだ。

でも、

そのエコーで胆嚢にポリープが見つかったが、

8ミリとのことで、

これが10ミリを超えると手術になるらしい。

医師は年齢的なものもあるし、

とりあえず一年に一回検査を勧めるとのこと。

正直、

ああそうなのか。

というのが感想。

受ければ何かしら出てくるだろうと思っていたし、

むしろこの時期に人間ドック受けてよかった。

という感じ。

この辺の耐性は僕は案外あるようだ。

もともと子供の頃から医者慣れしてるし、

だから自分の体に信用はないし。

むしろ、

心配があることで、

日々が充実するかな?

みたいに考える。

でもきっと、

すぐに忘れてしまうんだろう。

来年も人間ドックには行きますが。

親父は大腸ガンを完全に見過ごされ、

自覚症状が出た時にはかなり進行していた。

その後悔だけはしたくない。

でも、

なったらなったで仕方ない。

そんな感じ。

あーでも早起きは辛かった、、、

●木曜日に元町参ります。よろしくお願いします。

2017年12月19日火曜日

冤罪

無実の罪で、

20年間獄中生活を送った女性が、

Nスペに出ていた。

再会を待ち望んで、

そのために無実を訴え続けたのに、

出所したら、

20年の成長に戸惑い、

また、

連絡を取り合うことで迷惑をかけてはいけないと、

一人マンションに暮らす。

住所も教えていない。

仕事は早朝のチラシ配り。

人との接触を避けたい、

誰も信用できなくなり潔癖症になり、

部屋は必要最小限のものしか置かない。

携帯電話一つ手に入れるのに、

店員の言っていることが何もわからない。

両親には信じてもらえず、

そのわだかまりは消えない。

そんな中、

認知症の母が行方不明になった。

奇しくもバラバラだった家族が一つになり、

必死に探すが見つからない。

希望は打ち砕かれ、

母は50キロ離れた海岸で遺体で見つかる。

でも悲しい出来事が、

家族の再生のきっかけになった。

息子は結婚し、

その妻は全てを受け入れ、

懸命に明るく場を盛り上げる。

事件が起きたのは1995年。

娘を殺したのは冤罪だったが、

死なせた責任は一生拭えない。

娘の月命日、

誕生日、

命日。

娘の好きだった色の服を着て、

20年の時は止まったままで、

服装の感覚は30代のままだ。

自分の年齢とのギャップが埋められない。

獄中に戻った方が楽だと思ったこともある。

いい番組だった。

でも僕は最近、

マスコミはもっと、

労せず稼いでいい暮らしを楽しむ、

いわゆる勝ち組をもっと取り上げるべきだと思う。

今のマスコミは基本、

下見て暮らせだ。

世の中でうまく立ち回り、

労せずして稼いでいる人らは大勢いる。

その矛盾を明らかにして、

国政の欠陥を浮き彫りにするのもいいのではないか。

庶民が怒りを覚えるような、

そんな報道を望んでいる。

2017年12月18日月曜日

波乱

もう今年も2週間を切り、

毎度やらねばならないことがいくつか残されている。

まず年賀状。

そして免許更新。

他にも、

部屋の片付けとかあれこれあって、

テキパキした人なら1日2日で済ませるんだろうけど、

僕にはなかなかできない。

例えば、

そのために早起きするなんてまず無理。

自分の生活リズムは守る。

出ないと1日中、

頭がすっきりしない。

非生産的だ。

無理をして、

辛いのを我慢するのはもうたくさんだ。

体力的に頑張りたくない。

インフルの予防接種は受けた。

数日後には初めての人間ドッグにもいく。

思えば今年は大腸内視鏡検査を受けた。

将来のがん予備軍と言えるポリープをとった。

そしてまた、

何人かの親族と知人が亡くなった。

自分の終わりということを、

いやでも考えさせられた。

人生のしまい方とか終活とか、

好きではないけれど、

時間に限りがあることは実感する。

特に、

ある程度の体力を要することは、

できる期間は残り少ない。

世間では70歳を過ぎても登山とか旅行だとか、

アクティブな人もいるけれど、

多分僕はそういうことにはならない。

そう遠くない時期に体が変調し、

思うように活動できなくなるだろう。

そういう自分の状況と、

2020年に向けたこの国の節目との兼ね合いを考える。

会社に入ったのは平成元年。

僕の社会人生活は平成とともにあった。

その平成が終わるなら、

僕も新たな段階に移るいい潮時ではないのか。

30年同じ会社にいる。

もう十分だろ?

会社をやめてやりたいことはあるのか。

ある。

人間、

90歳まで生きるとか、

そういう仮定をするから縛られる。

僕は昔は50歳になったら自殺しようと思っていた。

それ以上生きていても、

害を撒き散らすだけだと。

それまで好き勝手生きるんだと、

中学生の時に思っていた。

僕はまだその頃の自分に後ろめたさを感じている。

あの頃の自分に恥じない生き方をしたい。

まだまだ波乱のある人生を生きたい。

社会に功なり名を遂げることはもうない。

あとは自分だ。

自分が納得できる人生を送ってやる。


2017年12月17日日曜日

高揚

スターウォーズ観てきた。

前の7作目より、

ずっと入り込んだように思う。

新しい3部作の世界観に馴染んだせいだと思う。

もう一つの要素があるとすれば、

ポップコーンをあえて買わなかった。

ポップコーンLとコーラゼロS。

映画鑑賞のお供だったのに、

あえて絶った。

あれ、

気楽に観るにはいいけど、

真剣に観るのにはやはりちょっと邪魔、

というか集中力を削いでいたかもしれない。

なにはともあれ、

コーラオンリーで、

かなり集中して観た。

スターウォーズがいいと思うのは、

お話は荒唐無稽だけど、

しっかり人を描いている点。

そして、

第1作の映像の感じをずっと守っていること。

はるかに進歩したCGがあっても、

あえて着ぐるみや操り人形で表現したり、

宇宙船のモニターが赤と青だけの表示だったり。

背後では進化した技術を使っているんだろうけど、

あえてそれを表に出さず、

シリーズの統一感を持たせている。

にしても、

a long time ago in a galaxy far far away

冒頭のジャーンとともにタイトルが出てくる場面、

中学生の時と同じように高揚するな。

2017年12月16日土曜日

高揚

明日スターウォーズを観に行く。

自転車でエキスポまで観に行ったのが、

もう2年前。

やっぱりスターウォーズと聞くと、

心が高ぶる。

こういうのはやっぱり、

オールドファンが多いみたい。

第1作を観たときの、

幼心の衝撃が今も続く。

もう40年も経っているのに。

すごいことだ。

シリーズが終わる前に、

こっちの人生が終わるような気がしてきた。

どうか良い作品でありますように。

2017年12月14日木曜日

廃絶

広島高裁が、

伊方原発の差し止め命令を出した。

高裁レベルでは初の決定。

意味は大きい。

喜んだのは広島の被爆者たちだ。

彼らにとって、

核兵器も原子力発電も同じ核だ。

原子力発電というが、

結局は核発電。

原子力の平和利用というが、

一度大事故が起これば大きな災厄になることは、

福島原発の爆発で証明された。

世界中から核という核をなくそう。

それが広島の声だ。

今年は国連の条約締結やICANのノーベル平和賞など、

核廃絶運動にとって大きな成果が上がった。

年末になってまたもや大きな追い風が吹いた。

核発電を再び広めようとする国と電力。

それに反対する人たちに敬意を表する。

伊方原発の地元の人の苛立ちは、

地元経済の問題に尽きる。

喉元過ぎれば熱さを忘れ、

理想より現実を重視する。

それは無理もないかもしれない。

しかし日本が進むべき道は一切の核をなくすることだ。

それを進めることこそ政治であり、

しかもそれは夢物語ではなく、

実現可能な選択肢だ。

国が核発電にこだわる理由は、

僕なりに考えるとやっぱり経済だ。

日本の大企業は軒並み、

電力株を保有している。

その電力株が値上がりしないことには、

企業資産が大きく目減りしたままだ。

概ね、

東京五輪、

それに先立つ天皇退位の狂乱の中で、

国民の心からあの災厄を過去のものにしてしまいたいのだろう。

戦っている人がいる。

僕は今は戦えないけど、

心の中では常に彼らを応援する。

2017年12月13日水曜日

法廷

本日のロードショー。

否定と肯定。

ホロコーストはなかったと主張する著述家が、

アメリカの学者に名誉を毀損されたと訴えた、

2000年に実際にあったイギリスでの裁判。

この国の裁判制度はちょっと変わっていて、

訴えられた被告の側に立証責任がある。

つまり、

名誉毀損ではないということを、

被告のアメリカ人学者の側が証明せねばならない。

弁護団はイギリスの超一流が担当した。

彼らの弁護方針は一貫していた。

被告の女性学者には一切証言させない。

ホロコーストの被害者の証人喚問も行わない。

そのかわり、

原告の男のことは何年も前の映像文章、

ありとあらゆる資料を徹底的に調べる。

そして法廷専門の弁護士もまた超一流。

つまり、

センセーショナルな話題になりそうなリスクは一切避けて、

相手の英国人の長年にわたる言動から、

彼がいかに反ユダヤ思想の持ち主であり、

著作に使われた資料は恣意的に都合よく捻じ曲げられている。

よって名誉毀損には当たらないことを立証するというもの。

その徹底ぶりには驚かされる。

アメリカ人学者にしてみれば、

徹底的に法廷でやり合う気満々だった。

でも、

英国人弁護団は一切妥協しなかった。

多分、

完膚なきまでに相手を論理的に看破して、

二度と追随者が出てこないように、

鉄壁の弁護をしたのだ。

相手の思う壺にはまらないように、

センセーショナルになることを避け、

学術的な知見の積み重ねで相手のいかがわしさを際立たせる。

そのために、

億単位の弁護費用がユダヤ系有名人から集まったという。

歴史的事実というものは、

日本でも南京大虐殺とか、

今でも意見が対立している分野がある。

そういう勢力に断固として徹底的に完膚なきまでに勝訴する。

事実としてこの英国人学者は2億円の支払いを命じられ破産したそうだ。

ハリウッド的法廷ものとは違う、

クールな法廷劇だった。

俳優陣は皆素晴らしく、

なんの前評判もない映画だったが、

僕は非常に勉強になった。

歴史の真実を守るのも戦いなのだ。




2017年12月11日月曜日

混雑

天気が良かったので、

ガーデンズに自転車で出かけた。

ものすごい人。

家族連れにカップル、、、

正直、

人混みは苦手だ。

人々の幸せな姿は嫌いじゃないけど、

自分の孤独が身に沁みる。

10年経っても慣れることはない。

混雑に一つだけ良い点があるとすれば、

店に入っても、

簡単に店員が寄ってこない。

店に入るやいなや話しかけてくる店員ほど、

営業妨害な存在はないと思うのだけど、

こういう混雑した日は、

店員もてんてこ舞いで、

僕のように一人でふらっと入って来た客には、

応対する手が回らない。

そこが狙い目だ。

さっさっと見て回って、

話しかけられることもなく逃げられる。

最近でこそ、

話しかけられても、

仮に試着しても何も買わずに店を出られるようになったけど、

それでもやっぱり苦手だ。

何も買わないでも、

今ある物や服で、

一年の暮らしに何も不自由はない。

だから出かけるのはもっぱら、

映画かサイクリングなんだけど。

一つ困ったのは、

タリーズが満席でコーヒーを飲めなかったこと。

仕方がないから、

帰り道にセブンイレブンでコーヒーを立ち飲みした。

あと、

来年の手帳を買った。

毎年お気に入りの薄いやつだ。

僕のように仕事以外の予定が極端に少ない人間には、

これで十分。

来年もこの手帳で十二分にちがいない。

2017年12月10日日曜日

追悼

昨日は親父の命日だった。

10年になる。

お袋の誕生日の二日後。

きっとわかっていたんだと思う。

誕生日が命日じゃ可哀想だと。

最後の数日、

本当に頑張っていた。

その光景は今も忘れることはない。

最後の数年はガンとの闘いだった。

誰よりも親父が辛かったと思う。

弱気な言葉に何度も励ましたけど、

体調が悪い中、

弱気になって当然だったと思う。

毎日とは言わないが、

今でも僕はしょっちゅう親父を思い出す。

何を考え、

どう生きたのか。

何をやり遂げ、

何を諦めたのか。

ずっと問い続けている。

2017年12月9日土曜日

直接

先日、

ステレオを買い換えた。

ステレオといっても、

アンプやらCDやらチューナーが一体型で、

スピーカーは別メーカーのやつで、

これまでのよりは少しグレードがアップした。

これまでのが使えなくなったわけではないので、

捨てるのは忍びない。

どうしようか。

メルカリで売るには梱包やら大変だ。

うちに取りに来てくれたら、

譲れるのになぁ、、、

そんなことを思っていたら、

ちょうどそんなアプリがあるというのを知った。

これならまさに、

取りに来てくれるなら、

ただで、

あるいは格安で譲れる。

なんか、

世の中の商品の回り方が、

大きく変化しているのを感じる。

新品にこだわらない。

使えるものは必要な人に。

これまで、

そう思いながらうまく繋がらなかった人と人が、

ネットを介してマッチングできる。

これは日本が成熟社会に入って来たということだろう。

ぜひ利用したい。

2017年12月8日金曜日

加熱

髪を切りに茶屋町に出かけたが、

若者が多く、

特にこの時期は苦手だ。

そんな中、

初めてロフト前のアイコスショップに入った。

クリーニングの方法や、

道具があるのかなと思ったからだ。

まずびっくりしたのは、

入るのにいちいち免許証を出さされたこと。

見りゃ二十歳以上ってわかるやろ?

と思わず言った。

でも、

中はとても綺麗で良かった。

何より、

カフェがあって、

無料で飲み物が飲めること。

置いてあるアイコスを自由に吸えること。

これだけの店をこの場所に構えているって、

アイコス、

力入れてるなと実感した。

当然、

場所柄ターゲットにしているのは若者で、

着せ替えのグッズなども多数用意されていた。

加熱式のタバコはこれからも、

JTがプルームテックを本格的に売り出すようだし、

それこそ加熱市場だけど、

先行するアイコスがまずは市場をリードしている。

それは間違いない。

あーしかし、

茶屋町を一人で歩くのは、

やっぱり寂しいな。

2017年12月6日水曜日

痛感

一気に寒さが厳しくなり、

この冬初めてダウンを着た。

やっぱり別格にあったかいわ。

下はTシャツにダンガリーシャツ。

その上に羽織るだけで、

魔法のように暖かい。

いつも書いていることだけれど、

それでいて軽くて、

しかも、

暖かすぎない。

ここポイント。

ある程度の範囲で、

ダウンって温度調節してくれる。

本当かどうか知らないけれど。

でもそう思っちゃうほど、

周囲の状況に合わせて、

ちょうど良い温度に保ってくれる。

極端な話、

寒い屋外から家に帰っても、

暖房した部屋の中で、

そのままいても違和感ない感じ。

ちなみに僕は寝るとき、

真夏でも真冬でも、

同じ羽毛の掛け布団一枚です。

下着に掛け布団一枚。

これってすごいことだと思うんだけど。

2017年12月5日火曜日

苦痛

車はあったら便利だが、

あればあったで、

誰かを送っていくとか、

何かを買いに行くとか、

車があるが故の雑用が絶対に増える。

それに僕は耐えられるのだろうか?

いやいや本来、

そのために買うのではないのか?

身勝手だな。

よくわからなくなってきた。




昔、

結婚していた頃、

買い物に付き合うのが大の苦手だった。

スーパーで買い物かごを押しながら、

妻の後ろをノロノロついて歩くのが、

嫌で嫌でたまらなかった。

その間、

正直、

車の中で待っていたかった。

こうして、

ぼーっと後ろをついて歩くのが、

愛の表現なのだろうか?

真剣に考えた。

時間を潰すために、

頭の中でよく歌っていたのが、

スカイラークだった、、、

今もスーパーに行くと、

夫婦を見て、

この夫は喜んでついてきているのかと、

つい表情を見てしまう。





そんなだから僕は、

結婚不適合者なのだな。

2017年12月4日月曜日

継続

盟友・パティさんのライブを見に、

武庫之荘のMクアトロに行った。

何年ぶりだろう。

ママさんの具合が良くないと、

随分前に聞いていたが、

なんと3年前にお亡くなりになっていた。

あんなにお世話になったのに。

どれだけ不義理なことをしたのか。

お店は息子さんが脱サラして継がれ、

雰囲気はそのまま続けられていた。

店に座っているだけで、

かつての様々な思い出が蘇る。

改めて、

この店のライブは音がいいなと思った。

いや、

年月を重ね、

ジャズの音が店に染み込んで、

音に豊かさを与えているように思えた。

店全体がスピーカーのようなものだ。

ステレオでは味わえない生音。

本当にいいお店に成長していた。

パティさんは僕が怠けている間にも、

地道にライブを重ねていて、

歌への情感の込め方が何段階も上がったように感じた。

やはり継続は力だ。

僕は歌うつもりは99パーセントなかったのだけど、

ママさんへのお礼の意味も込めて、

1曲歌わせて頂いた。

なんの準備もしておらず、

そもそもセッションにすら何年も行っていない。

ぶっつけで歌った。

声が震えた。

散々な出来だった。

ママに怒られそうだ。

久しぶりに走って、

こんなに体がなまっていたかと感じる、

そんな感じかもしれない。

歌い終え、

しばらく足の震えが止まらなかった。

でも、

図らずも訪れた機会は、

僕のスイッチを入れてくれた気がする。

セッション通い、

また再開しよう。

一から出直そう。

そんな気分にさせられた。

またママに、

そしてパティさんに助けられた。

2017年12月3日日曜日

試乗

天気が良いので、

自転車でぶらりと自動車ディーラーへ。

毎年、

この時期、

なぜか自動車が見たくなる。

欲しい、

いや必要あるの?

維持費かかるよ。

乗る機会ないでしょ?

自問自答を繰り返しながら、

でも、

そろそろ乗っておかないと、

本当に運転できなくなる予感もあったりして。

このまま自動車なしで行けるならいいんだけど、

先日、

免許更新のハガキがきて、

もちろんゴールドで、

だって乗ってないんだもの、

違反しようもないし。

しかし、

免許更新だけして乗らないって、

それでいいの?

俺、

本当にそれでいいの?

老後、

キャンピングカーで全国回ったりしない?

あれこれ考える。

今日行ったのはフィアットのディーラー。




















ルパンが乗ってたのは、

これの天井が開くタイプ。

なかなかオシャレで、

心がくすぐられたな。

試乗して見たら、

案外乗れるんで嬉しかった。




















内装も可愛いね。

2017年12月1日金曜日

衝撃

最近ビデオで観た映画。

冷たい熱帯魚

恋の罪

これは園子温監督。

そして、

ヒメアノール

共通点は殺人。

強烈な殺人の場面が出てくる。

特に冷たい熱帯魚は凄まじい。

でも、

上記の2作品は実話がベースになっている。

愛犬家連続殺人と、

東電OL殺人事件。

ある程度の年齢なら覚えていると思う。

脚色はされているが、

事件の真相は突いているのだと思う。

こう言う映画を見ないで生きていくことはできる。

でも、

徹底的に掘り下げて掘り下げて、

映画人が見たかったものに思いを巡らすのも、

全く無駄とは思えない。

いずれも他人のオススメで観たのだが、

時間を無駄にしたとは思わない。

でも僕がオススメするかと言うと、、、

まぁそれでも、

冷たい熱帯魚はとにかくすごかった。

この体験を誰かと分かち合いたいのだけれど、

いないんだよねぇ、、、

2017年11月30日木曜日

呼称

最近あった、

ちょっとショックな出来事。

会社帰りに、

繁華街を歩いていたら、

風俗の呼び込みのおっさんんに声をかけられた、



いい子いますよ、

どうですピンサロ、

日本人の子つけますから、

どうです、

おとうさん。


おとうさんだと!?

そこは無理してでもお兄さんでしょ。

おにいさんと言うでしょ、

普通。


百歩譲って僕が本当に父親ならまだしも、

子供もいません。

おとうさんちゃうわい!

と言ってやりたかったけど、

なんか片手あげて、

あ、

仕事帰りですし、、、

とかなんとか言って素通りした、

自分にまた腹がたつ。


電車で席を譲られた件しかり、

今回の件しかり。

自分じゃそこまで行ってないと思っているのに、

周囲の対応がだんだんと僕を老けさせる。

イヤダイヤダ。

2017年11月29日水曜日

専用

結膜炎になったようで、

午前中に眼科に行ったら、

思いの外時間が余り、

梅田をブラブラしていたら、

お一人様専用のカラオケ屋があった。







































なんかちょっとプロっぽい雰囲気で、

テンションが上がる。

でもここ、

スピーカーはなく、

音はヘッドホンで聞く。

そこもまた、

プロの録音ブースみたいで良いのだけれど、

慣れないから変な感じでもある。

極小の部屋でゴソゴソ、

何を歌ったかは秘密。

ちゃんとマスターして、

届けたい人がいる。

それまでは秘密だ。

これはリベンジでもあるし、

ブレイクスルーになるかもしれない。

ならないかもしれない。

てなことを、

もう10年繰り返してきたな。

石の上にも10年か。

つくづく物覚えの悪い人間だと思う。

今度ばかりは手応えは、

ある。

2017年11月28日火曜日

冷水

風呂に入って湯船に浸かり、

上がってシャワーを浴びようと栓をひねる。

いつも通りの行動だ。

その時、

視界に一瞬、

いつもと違う光景が目に入った。

シャワーヘッドは湯船の内側に垂れ下がって置かれている。

我が家の決まり、

ここ10年変わらぬ決まりだ。

なのにこの日、

シャワーヘッドはホルダーに収まり、

しかも、

僕の方を向いていた、、、

どうしようもなく避けられない状況に追い込まれたとき、

人は観念する。

僕はそう言う状況にあったことはなかったけど、

この時は人生で初めて観念した。

冷たい水が頭上に降り注ぐことを。

とっさに避けるのではなく観念した。

その最悪の事態に備える心構えをした。

今更栓を閉めても遅いと心が判断した。

一瞬のことで、

実際僕がどう考えたのかは思い出せない。

あるいは同時に複数のことを考えたのかもしれない。

とにかく少しだけど冷や水を浴びるだけで終わった。

もし今後、

目の前に暴走車が向かってきて、

避けられないと観念するようなことが起きたら

その時、

何を思うのかなぁ。

2017年11月26日日曜日

拾得

帰りの大阪駅で電車に乗り込むと、

座席の上にスマホが。

誰かが忘れたのだろう。

僕はとっさに網棚の上に置いた。




















発車するまでに10分近くあったと思う。

その間に誰かが、

駆け込んできて持ち帰るかと待っていたが、

ドアが閉まり発車してしまった。

尼崎駅で乗り換える時、

そのままにしておくか、

僕が届けるか迷った挙句、

結局、

網棚からとって乗り換えた。

下車駅で駅員に渡す前、

少し操作してみた。

ひょっとして、

落とし主からかかってきていたら、

話が早い。

でも、

アンドロイドスマホの、

あのロックの解除の仕方がわからず、

それに誰からも着信もなかった。

どうしようもないので駅員に預けたが、

その時、

僕の住所もどこで拾ったのかも、

ろくに聞かれなかった。

ちょっとだけ駅員を疑った。

でも仕方ない。

僕は以前、

駅で携帯を忘れ、

ダメ元で問い合わせたら見つかったことがあった。

心底ホッとした思い出がある。

誰か知らないけど、

そう言う思いをしてくれえる人が見つかるといいな。

2017年11月25日土曜日

苦心

若い子の指導みたいなことをやっているんだけど、

もう大概、

言うべきことは言ったつもり。

同じことを繰り返すのは年寄りの愚痴みたいで嫌だし、

今後どうやっていこうか模索している。

特に難しいのは、

僕自身が若い子と同じ作業をたまにすると言うこと。

つまり、

普段偉そうに言ってても、

自分ができていなければ形無しな訳。

これは結構なプレッシャーだ。

でも一方で、

自分がやりながら、

前に自分が言っていたことを思い出し、

救われる経験もある。

他人に教えると言うことは、

自分に再確認のチャンスをくれる。

だから、

この役目は僕にとっては良い刺激になっている。

せいぜい、

あのおっさん、

言うだけのことはあるな、

と言うような結果を残さねばと奮闘するのだが、

うまくいかないこともある。

と言うよりそう言うケースが多い。

僕よりはるかに若い子を尊敬したりもする。

理想と現実は違う。

今度はそう言う、

自分の七転八倒ぶりを話そうかと思っている。

そもそも僕は優秀ではないのだ。

僕はしくじり先生キャラ。

それでいい。

2017年11月23日木曜日

手紙

10年越しに、

ある人の手紙を読んだ。

読みたいような、

読みたくないような、

そんな気持ちをずっと抱いていたが、

今日読んでみて、

意外になほど冷静に受け止めた自分に驚く。

書かれている内容は、

僕にしてみれば的確に当時の僕の内面を捉えていて、

その分析眼と文章力にはある意味感心した。

さぞ苦労して書いたのだろう。

その後色々と考えたのだが、

それはある時期のある一面であって、

書かれなかったこと、

意図的かそうでないかは知らないけれど、

書いた本人の自分自身への分析は不十分だった。

つまりは一方的な書いた人の言い分であり、

たとえ書いた動機が僕のためであったとしても、

それはあくまで一面であり、

あの時起きた一連のカオスの全体像ではない。

それを知っているのは、

おそらく僕と相手だけだ。

手紙を書いたことに悪意はなかったと思う。

ただ、

その手紙を僕が読むことは当時はなく、

結果的に全く意味がない手紙だった。

今、

10年経って僕が受け止められたということは、

あの地獄の日々のトラウマを、

少しは乗り越えられたのかなと思う。

僕にとっては書かれていないことが本当に大事なことで、

その肝心のところが書かれていない手紙は、

感心はすれども感動は与えない。

他人の欠点はよく見える。

自分の欠陥には気づかない。

気づいても正当化する。

それが人間だ。

僕もその人も。

他人から見れば問題があるバランスでも、

それは一朝一夕でできたものではない。

歪ではあっても、

昨日今日現れた人にそのバランスを崩す資格はない。

それを手紙の主は、

およそ想像もつかないような手段を次々に繰り出して、

ぐちゃぐちゃにしてくれた。

そのことのダメージがどれほどのものだったか。

書いた人は10年経った今でも気づいていないだろう。

それでいい。

もう二度と会うことも話すこともないのだから。

僕はかつて「自己責任」という言葉をよく使った。

それはこういう意味だ。

たとえ選択が間違っていても、

その結果地獄に突き落とされても、

その道を選んだのは自分の意思だ。

だから、

結果も自分が引き受けねばならないということだ。

そういう意味では、

今の僕の全てが自己責任だ。

誰のせいでもない。

2017年11月22日水曜日

蒸気

これまで見向きもしなかったのに、

たった一言で考えが変わり、

買ってしまった。




















アイコス。

何が考えを変えさせたのかというと、

タールが出ないとか、

匂いがつかないとかではなく、

これは煙ではなく、

水蒸気を吸うという点だ。

つまり、

喉に優しい。

年齢のせいもあるだろうけど、

喫煙すると喉がイガイガして歌いにくい。

声を商売にする芸人さんらが、

好んでいるというし、

発売されてしばらく経って、

実際にその効果を感じている人がいる、

という話を読んだのが決めてになった。

吸ってみたら、

タバコを吸った感じはあるのに、

フィルターが全く茶色にならない。

タールが出ないというのは本当だ。

体には悪いかもしれないけど、

喉には優しい。

ならタバコやめろよという話なのだが、

とりあえず逃げてみました。

やっぱり姑息な野郎です。

●木曜日に元町行きます。よろしくお願いします。

2017年11月21日火曜日

怪演

映画好きの若い女の子に、

これまで観た一番の作品は?

と尋ねると、

園子温の「冷たい熱帯魚」だという。

全く知らない作品。

とりあえず観てみたら、

とんでもない作品だった。

エログロが嫌いな方は絶対観ない方がいい。

愛犬家殺人事件ってあったでしょ。

あの事件を題材にした作品。

とにかく狂気とエロス。

突き抜けて月まで行きそうな描写。

そこから何を感じ取るかはその人次第だけど、

そこまでやるかと驚嘆するような、

何かに駆り立てられた思いが伝わってくる。

僕らと全く違う人生観、

生命感を持っている人がこの世には確かにいる。

犯罪を正当化は市内が、

彼らがこの同じ日本で生活していることに、

興味がわく。

街を歩いている人が、

何を考え、

日々何をしているのか。

数年に一度、

こちらの常識をひっくり返すような事件が起きる。

とにかく、

でんでんの怪演。

それだけでも見ものだ。

2017年11月20日月曜日

油絵




















本日のロードショー。

ゴッホの油絵がアニメのように動く。

100人の画家が1万枚の油絵を描いた。

ゴッホの死の謎に迫るミステリー。

宣伝文句にひかれフライング鑑賞。

フライング、

というのは、

この映画、

後日、

友人とも観ることになってるんだよね。

彼もすでに一度見ているそうで、

もう一度見たいそうな。

この作品、

字幕と吹き替えがあって、

地味な映画なのになんで?

と思っていたけど、

理由がわかった。

セリフがとにかく多くて、

字幕だと字面を追うのに疲れる。

絵をしっかり見て欲しいという意味もあるのだろう。

いずれにせよ、

ゴッホの作品や人生はある程度知っていないと、

理解するのは難しいかも。

かなりの野心作だとは思う。

ただ、

斬新な手法と描かれる内容が、

適切なマッチングかどうかと問われれば、

首をかしげる部分もある。

というか、

今更ゴッホが自殺だろうが他殺だろうが、

僕にとっては大した問題じゃない、

というのが正直なところだろうか。

とにかく油絵が動く、

そこを楽しむ作品かなあ。

2017年11月19日日曜日

音声




















Amazonのプレミアム会員になっていたから、

話題の音声デバイス、

アレクサを格安で買えると言うので、

ついその気になって買ってしまった。

基本的にスピーカーで、

家のワイファイに接続して使う。

アレクサ、

ジャズボーカルかけて、

と話しかければ、

Amazonミュージックの中から探し出してかけてくれるし、

明日の天気は?

と尋ねれば答えてくれる。

ニュースも読み上げてくれる。

まいふぉんのSiriは、

どうしても人前で機械に話すと言う行為に慣れていないので、

ほぼ使ったことはないけど、

アレクサはSiriよりはるかに賢い(らしい)。

対応サービスはこれから増えるらしいけど、

画面がなくて音声だけのやり取りというのは、

心もとない気がする。

しかし、

こちらの喋ったことの認識率は異常に高い。

音もいわゆる携帯スピーカーとしては、

とても優秀だと思う。

こちらとの会話が増えるほど、

反応も賢くなるそうだ。

いわゆるAIってやつだろうか。

今はフリージャズをリクエストしてかけてもらっている。

近未来には、

帰宅して、

ただいまアレクサと言えば、

電気をつけて、

エアコンもつけて、

風呂も沸かしてくれる、

みたいなことになって行くらしい。

面白いような、

面白くないような。

2017年11月17日金曜日

遺物

世の中はマルチタスク全盛で、

できるビジネスマンも、

同時並行でいくつものプロジェクトを進める。

僕はずっとシングルタスクの人間だ。

いくつものことを手際よくこなすことが苦手だ。

予定をいくつも詰め込んで、

それを消化して行くなんて無理。

休日の予定はだいたい一つ。

なにが問題なのかと考えると、

単純に計画性がないんだよね。

決められたことを、

決められた手順で行うのが好き、

と言うとロボットみたいだけど、

要は切り替えが下手なんだな。

と言いつつ、

明日の講師、

何にも考えていないんだよね。

行き当たりばったり。

これもまた僕の悪いくせ、

と言うかそれが僕。

もちろんノープランってわけじゃないけど。

効率よくスケジュールを組み立て、

サクサクこなす人間には別に憧れないし、

ワンパターンと呼ばれても意に介さない。

すごい忙しく仕事して遊ぶ人、

すごいなと思うけど、

そう言うの、

もし僕がやってもきっと楽しくない。

毎日が楽しいと言う友人がいる。

ゴルフざんまい、

高級クラブで夜な夜な遊び、

家庭サービスも抜かりなし。

できる男。

僕はできない男。

屑に近い。

でもこの年になると、

屑もいいかなと思う。

今更びしっとオシャレして、

社交マナー身につけて、、、

めんどいし、

きっと楽しくない。

他人の羨望?

別に欲しくない。

僕の持っている資質に惹かれてくれるなら嬉しいけど。

気の利いた会話もできない。

他人を楽しませることも大してできない。

じゃ取り柄はなんだ。

唯一言えるのは、

割としつこいと言うことぐらいか。

十代の夢を価値観を、

未だ信じている。

僕には気のおけない友達と、

例えばガストで数時間話す。

そう言う時間が楽しいし十分だ。

向上心のかけらもないな。

2017年11月16日木曜日

結末





















本日のロードショー

登場人物がクズばかりとは聞いていたけど、

ミステリーとはつゆ知らず。

いやこれ、

ミステリーとしてよりも、

人間ドラマとして十分に見応えがあった。

ミステリー要素は付け足し、

隠し味程度に思える。

阿部サダヲと蒼井優。

この二人で面白いわけがない、

と言うほど信頼はしていないけど、

ガサツでストーカーまがいの男と、

謎めいたイカれ女の役が、

ピタッとはまってた。

不可解なタイトルの意味を知りたくて、

帰り道に原作の文庫を買ってしまったよ。

オススメします。




















まほかるって。

2017年11月15日水曜日

十年

今頃言うのもなんだけど、

この10年の生活は、

地味だと言っていいと思う。

基本、

会社と家の往復。

休みの日はだいたい映画。

セッションは長らく休んでいるけど、

それはそうせざるを得ない理由がある。

年に1度ぐらい旅行は行くけど。

オシャレに気を使うわけでもなく、

食べに出かけることも少ない。

車もない。

当然、

異性との出会いもない。

ひたすら地味。

そう言う生活をしていて、

この10年で友人たちとは大きく差がついてしまった。

例えば、

美味しい店を知らない。

馴染みの店ももちろんない。

繁華街で楽しむ術も知らない。

つまり、

大人の男性としての魅力を身につけることを、

一切してこなかった。

ただただ仕事だけのつまらない男になってしまったなぁ。

でもね、

後悔なんか微塵もない。

僕にとって必要な10年だったと心から思う。

でも、

これからもそれでいいかといえば、

そうは思わない。

荒れた心身を整えるのには必要な期間だったと思う。

これからだ。

なんだろう。

この根拠のない自信。

それがないとね、

多分生きていけないよね。

でもとりあえず、

明日はやっぱり映画!

●ペンギンさん誕生日おめでとうございます。

2017年11月14日火曜日

失念

やっと秋晴れ。

こういう季節には自転車に乗りたくなってくる。

と思ったが、

ずーっと乗っていない間に、

タイヤの空気が抜けている。

空気入れでシュッシュするんだけど、

どうにも入っている気配がない。

またパンク?

嫌な感じで自転車屋に持って行ったら、

簡単に入った。

僕のクロスバイクは、

空気入れの金具のところが、

ママチャリなんかと違って、

フランス式の、

なにやら面倒な仕組みになっていて、

先端のネジを緩めないと、

空気を入れられないのだった。

僕はそのことを完全に失念していたのだ。

どれぐらい乗ってないんですかぁ?

と自転車屋の青年。

半年ぐらいかなぁ、、、

半年で忘れちゃうのかぁ、、、俺。

帰りはスイスイ漕いで帰ってきたものの、

なんとも、

情けない。
















2017年11月13日月曜日

認証

最近のスマホは賢いから、

忘れてしまった暗証番号まで、

ちゃんと覚えていてくれる。

でもそれだけに、

スマホのセキュリティーは、

極めて重大な問題だ。

他人に勝手に操作されては絶対に困る。

指紋なら大丈夫でしょ、

と思うけど、

世の中の奥さんは、

亭主が寝ている間に指紋をこっそりいただいて、

スマホの中身をチェックするらしい。

そういう旦那さんがたには、

顔認証というのはすこぶる評判が良いようだ。

とにかく寝顔では反応されないので、

寝ている間にこっそりの心配はまずない。

ただ、

僕にとってはそんなことより、

メガネを外していると拒絶される、

見たいは報告がきになる。

老眼が出てきて、

僕はメガネをしょっちゅう外す。

そんな時、

スマホ見るためにいちいちメガネをかけるのは、

いかにも非効率だ。

まぁ、

スマホも学習して、

そう行った問題は解決されるのかもしれないけれど。

とにかく、

亭主といえども妻が夫のスマホを覗き見るなど、

犯罪行為ではないか。

封書は勝手に開封したら罪だ。

どうしてスマホは合法なのか。

とはいえ、

それでやましいことがバレたら、

違法だなんだは吹っ飛んでしまうのだが。

いち早くiPhoneXに乗り換えた人は、

新製品ずきか、

色々事情がある人なのかもしれないね。

2017年11月12日日曜日

三宮

ひょんなことから、

旧友と三宮で飯を食うことになり、

待ち合わせたのが5時半。

それから彼の行きつけの曽根に行き、

さらに僕が知ってるジャズバーに行き、

最後は彼の行きつけの高級クラブに行った。

散財はしたけど、

得るものも大きかった。

食事は美味しかったし、

ジャズクラブも久しぶりで楽しめた。

高級クラブなんて、

僕一人では絶対に行かない場所だから、

その内装、

女の子たちの客あしらい、

旧友の慣れた対応、

最後はお願いされてLINE交換してたもんな。

なんでも34年もその店の前身から通っているというから、

恐れ入る。

店の扱いも丁重で、

彼がいかにVIPなのかがよくわかった。

僕に関心を寄せる人はほぼゼロだった。

それでも彼は彼。

今の地位を築くのに並大抵ではない苦労をしてきたのだろうし、

僕は彼とは違うゲスな道を歩んでいる。

これだけ違うのに、

なぜか彼とは馬があるというか、

なんか面白い。

それに三宮という街のユニークさも面白い。

高級クラブの割には、

結構トレーナーのおっさんが立ち寄るようなところがあって、

でも、

料金は座っただけで数万は飛ぶ。

なんというか、

独特のバランスを保っている街だと改めて体感した。

2017年11月11日土曜日

陽水

井上陽水と玉置浩二が、

SONGSで共演して、

31年ぶりに夏の終わりのハーモニーを、

デュエットしていた。

玉置浩二って、

最近は歌が上手い歌手の代表のように言われるし、

実際に上手いと思うけど、

井上陽水の方が圧倒的にすごい歌だったと思った。

ワインレッドの心とか、

最後のニュースとか、

ソロで歌ってたけど、

鳥肌が立つような歌だった。

何より力みがない。

だから聞いている方も安心して酔える。

対して玉置浩二は、

陽水に比べれば、

力んでいて、

聞いていると疲れる。

若い時ならあの歌でも感動できたのだろうけど、

今は断然、

陽水的な歌い方が好きだ。

逆に若い人は陽水の歌は、

なんか変な歌い方と思うかもしれない。

力を抜いて楽しみながら、

かつ艶っぽい。

還暦を超えて、

ああいう歌が歌えたらいいな。

2017年11月10日金曜日

脚本

御意に忖度。

ドクターXは確かに面白いけど、

僕のダントツ一押しは、

監獄のお姫様。

脚本はクドカン。

とにかく、

過去と現在の織り交ぜ方が絶妙。

過去のセリフが現在のセリフにつながり、

過去と現在の謎が同時進行で明かされて行く。

そして小道具。

刑務所の体操、

刑務所で見るドラマ、

刑務所で流れる江戸ミルクの歌、、、

とにかく作り込みが半端じゃない。

もちろん、

小泉今日子や満島ひかり始め、

女優陣の演技が素晴らしいのは言うまでもない。

この人が、

再来年の大河ドラマの脚本を書く。

スタッフはあまちゃんのメンバー。

面白くないはずないでしょ。

と思うけど、

案外スコーンと足元すくわれたりして。

そのあたりが読めないのもまた、

クドカンの面白さだ。


2017年11月9日木曜日

制御

しつこいけれど、

iPhoneXの予約を取り消した。

色々考えて、

新しもの好きの衝動を抑え、

その気持ちを押し通せたことは、

自分としては達成感がある。

これまでの自分だったら、

多分誘惑に負けて買ってしまっていただろう。

とにかく今の僕の行動基準は、

ドキドキできるかだから、

そうでないものは切り捨てる。

ドキドキできそうなら、

どんどん挑戦する。

それで何か活路を見出す。

時流に流されず、

自分なりのドキドキを探していこう。

2017年11月8日水曜日

結論

iPhoneXを買うか否か。

今日一日考えて、

やっぱり見送ることにした。

もう一度、

実機を触ってみたけれど、

ときめかない。

第一、

今のまいふぉん7は、

前の6を水没させまくった挙句、

色々わけあって姪のを格安で譲り受けたものだ。

十分に新しいし、

十分に速い。

こうした至極当然な結論に落ち着くのに、

僕の場合、

こんなに時間がかかる。

何より、

今iPhoneXを持っていれば、

絶対に何人かには触らせることになる。

目立つのは嫌だ。

あれ、

こんな人間だったっけ?

ただ、

Xを触って、

改めて7を使ってみると、

画面ちっさ。

と思ったのも事実。

大きいことはいいことだ〜

は山本直純先生だが、

画面の大型化はこれからも進むのだろうか?

その前に、

もっと革新的な、

例えばメガネ型の端末、

あるいは腕に巻くような端末へと、

変わって行くのだろうか?

そこには興味があるな。


2017年11月7日火曜日

企画

何か企画を考えて、

実行に移したいと考えている。

与えられたものに乗っかるのではなく、

自分で何かのアイデアを実行に移す。

それが何かわからないけど、

一番ワクワクするようなきがしてきた。

誰も考えないようなアイデアが、

僕の中に眠っているのか、

わからないけど。

この季節、

もう一年もすぐに終わるという時期の、

単なる焦りかもしれないけれど、

このまま会社に居続けて、

不良債権のように扱われるのは本当にごめんだ。

2017年11月6日月曜日

連絡

auから電話があって、

iPhoneXが入荷したという。

キャンセルもあったので、

今日でも受け取れるという。

でも、

心はときめかなかった。

というのは昨日、

ヨドバシで実機を見たからだ。

確かに美しい。

でも、

なぜか魅力を感じなかった。

性能は魅力だけど、

デザインが好みとは言えなかった。

慣れないだけかもしれないけれど。

持つときめきって大事だと思うんだけど、

どうなのかな?

初日に入荷して入れば、

間違いなく買ったと思うけど。

3日間ぐらい猶予があるみたいなので、

ちょっと考えてみることにする。

さて僕は買うでしょうか買わないでしょうか。

暇があれば予想して見てください。

2017年11月5日日曜日

覚醒

キンタロー。とロペスのペアが、

社交ダンスの世界選手権で7位になった。

日本人の過去最高成績だそうだ。

金スマという番組の企画で始まった物語が、

すごい結果を生んだ。

その結果がどれほどの意味なのか、

正直ダンスのこと知らないからよく分からないけど、

ペアを組んで、

日本代表になって、

世界の舞台に立つ。

その漫画のような物語を、

一緒に辿ってみて、

素直に感動した。

世界大会で何より驚いたのは、

ロペス君の踊り。

覚醒、

という表現がまさにピタリとくるような、

別人のような表現力に目を見張った。

どんな分野であれ、

世界の舞台に初めて立って、

あそこまで大化けできるものなのか。

これまでがヤラセじゃなかったのかと疑うほどの、

見事な覚醒ぶりだった。

キンタロー。に遠慮していた姿はそこにはなく、

むしろキンタロー。を引っ張っているように見えた。

その覚醒を支えたのがあの女コーチだとしたら、

本当に超カリスマコーチだ。

部屋の空気を動かす感じて踊れ。

技術ではなく心の持ちようを変える言葉の力。

教える人の才能と問題点を見抜き、

言葉で能力を引き出す。

これはなかなか出来ることではない。

とにかく、

良いものを見せてもらったな。

2017年11月4日土曜日

入荷

iPhoneXの発売日。

僕の予約の順番は8番目だ。

なんとか初日に手に入れられるかな、

でもショップから何の連絡もないな。

我慢できず昼ごろ電話してみたら、

僕の予約したスペースグレイの256ギガは、

その店には4台しか入荷しなかったそうだ。

たった4台、、、

ま、

小さいショップだし、

予想してなかったわけではないので、

そんなに落ち込まなかったけど、

同時に、

なんか今のまいふぉんでもうしばらく行くか、

という気になってきた。

予約開始日がたまたま休みだったから、

これは乗らぬ手はないと予約したけど、

初日にゲットできないなら、

乗りかかった舟が沈んでしまったような、

なんとも不思議な感じだ。

心の底から欲しいというより、

勢いに任せた感があった。

もちろん、

どうせいつかは買い換えるのだから、

今買ったって無駄遣いではないと思っている。

何より、

スマホって今の僕の生活では、

一番お世話になっている家電だ。

ろくに着ない服を買うよりよほど堅実な買い物だと思う。

でも、

一度切れた勢いは再び戻るのかどうか、、、

こうなったら、

じっくり世間の評価を確かめて、

実機を目で見てからでも遅くはないなと、

思い直した。

2017年11月3日金曜日

災難

街を歩くときは、

イヤホンで音楽を聴いていることが多いので、

交差点を渡る時などは人一倍周囲に気を配るようにしている。

でも、

テロ目的の車が背後から歩道を突っ込んでくるとなると、

避けようがない気がする。

と言うことで、

最近は、

無意識のうちにイヤホンをする機会が減っているような気がする。

工事中のビルのそばを通るときは、

上から何かが落ちてきて当たったら死ぬなとか、

地下道を歩いていたら、

大雨が流れ込んできたらどうすべきかとか、

駅のホームで電車を待っていたら、

後ろから誰かに押されるかもしれないとか、

何時もではないけれど考える。

面倒臭い。

あおり運転では20年ぐらい前に、

後ろのトラックにクラクションを鳴らされて、

ファミレスの駐車場に入り、

お前の割り込みのせいで縁石に乗り上げ車が破損したと、

因縁をつけられたことがある。

平時なら警察を呼ぶところだが、

その時はちょうど新婚旅行の空港に向かう途中で、

とにかく時間を長引かせたくなかった。

事情を説明し、

何万円か払って済ませてしまったことがある。

もっと毅然とした態度を取れたかもしれないけど、

確かに割り込みしたのは事実で、

そのあと後ろでドンという音もした。

僕のせいだと言われれば、

完全否定する理屈がその時は思い浮かばなかったし、

何より車内で待つ新婦が気になって仕方がなかった。

身近に起きる様々なトラブルは、

不意に訪れる。

2017年11月2日木曜日

弱気

昔、

10年ほど前までは、

よく怒っていた。

身の回りのこと、

社会のこと。

それはいいように言えば、

理想というものがあって、

それが自分が声を上げることで、

みんなに気づいてもらいたいという思いだったように思う。

自分の発言で他人をコントロールできると思っていた。

気づいて欲しかった。

その頃に比べて随分丸くなった。

それは、

自分の理想と他人の理想が違うということを学んだからで、

世の中には本当に様々な境遇、

価値観の人がいるということがわかって、

必ずしも自分の理想が唯一絶対のものではないと気づいたからだ。

日本は1億通りの理想が混在している。

それを一つの方向に向かわせることは、

至難であり傲慢でもある。

1億人がそれぞれ自分のこと、

家族のことを考えもがき生きている。

であるならば、

自分の理想を他人に説得することはやめた方がいい。

みんながそれぞれの立場で、

日本のことを考える。

僕は僕なりに考えて、

僕はこう思うとは言う。

だがそれを他人に押し付けるのは控える。

政治家諸君は自分の理想を実現しようと頑張るが、

今の僕にその意欲はない。

ただ市井で、

変わりゆく世間を見つめる。

僕の考えなど1億分の1だ。

ただ自分の人生を自分なりに生きる。

そう言うことが自然に受け入れられるようになった。

だから丸くなったのだ。

もちろん許せないことはある。

戦争反対。

憲法守れ、

原発やめろ。

世間と流れが違っても、

僕はそれだけは言い続ける。

2017年11月1日水曜日

続編




















本日のレイトショー。

SF映画の金字塔ブレードランナーの35年ぶりの続編だ。

前作で描かれた2019年の世界観は、

のちのアニメや映画に多大な影響を与えた。

この続編はアメリカでは不評だったようだけど、

やっぱり観とかないとねという感じで鑑賞。

200分の長編で、

はっきり言って面白くはない。

人間と旧型レプリカントの間に子供が生まれていた、

という設定で、

ライアン・ゴズリング演ずる新型レプリカントが、

子供を探す。

途中、

ライアン・ゴズリングは、

自分がその子供ではないのかと期待するが、

それは事実とは違うことを知って打ちのめされる。

新型レプリカントの内面の葛藤を、

非常にゆっくりと描いている。

正直言って、

前作の熱狂的なファンには面白いのかもしれないけれど、

一応見ました的な僕には楽しめなかった。

特に、

前作が画期的だったのは、

その世界観であり、

その点が今作は非常に弱い。

非常にスケールは大きいはずなのに、

登場人物が限られていて、

言い方はよくないがしょぼい。

コアなファンが掘り下げて作ったのか。

そもそもエンタメとして失敗している。

映像に引き込まれる感じがない。

ひたすらレプリカントの内面に焦点を当てるのだけど、

そもそもレプリカントの心情に興味がないので。

観るのはコアなファンとは限らない。

一般の初見の人が見てもそれなりにうわーっと思わせないと、

これだけの作品には合格点を与えられない。

カルト的人気の作品の続編ってこうなっちゃうんだよな。

もちろんこれは薄っぺらい僕の単なる感想であって、

コアな人なら語り尽くせぬ面白さがあるのかもしれないけれど、

僕にはどうもね。

2017年10月30日月曜日

十代

この間の衆院選でもそうなのだけど、

10代の有権者の多くは自民党を支持している。

8割ぐらいだったと思う。

他の年代と比べて突出している感もある。

どうりで18歳選挙権を自民党が推し進めたはずだ。

その理由は様々あるだろうけど、

結局のところ、

景気が回復してきて、

就職しやすくなってきているという現実的な側面、

あるいは、

憲法改正ということについて積極的な考えの若者が増えている、

というあたりだろうか。

憲法改正なんて口にするのもはばかられた、

僕らの世代とは明らかに違ってきている。

自民党もかつての農協主体から、

都市部の住民へと、

支持基盤をシフトさせることに成功したのかもしれない。

なんやかんや言って、

今の日本は素晴らしいし、

その日本は自民党によって主導されている、

そんな考えが若い人には多いのかもしれない。

そういう意味で、

例えば30年後の日本は、

今の日本とは様変わりしているに違いない。

それはそれで当然のことだ。

僕は二人の姪孫のことを考える。

彼女らが大人になる時代、

僕が紛れもない老人になるころ、

その頃の日本を僕はのんびり眺め、

こうなったのかと、

ただ淡々と受け止めるだろう。


2017年10月29日日曜日

千日

東京オリンピックまで、

あと1000日だそうで。

一年365日はあっという間にすぎるけど、

1000日と言われれば、

遠いような近いような。

でもきっと、

この1000日の間に、

世間も僕も大きく変わるだろう。

ボクシングの村田が、

人生に意味を求めるな、

人生が自分に求める意味を考えろ、

みたいな考えの軸を紹介していら。

1000日が僕に求めている意味、

少しは考えているけれど、

結局は自分のしたいことをする。

できないことを他人のせいにしない。

あの人は自分のしたいように生きて死んだ。

そうするのが一番な気がする。

2017年10月28日土曜日

通夜

叔父の通夜の会場は、

いつも映画を観ているTOHOシネマズのすぐ前の、

葬儀会館だった。

しかしなんだ、

喪服で自転車に乗るのは様にならないな。

しかも、

ほぼ映画を観に行く道順で。

母は、

先に亡くなったもう一人の兄の嫁さんと、

席に座ってペチャクチャ喋っている。

あのお花がどうだとか、

お坊さんの衣装がどうだとか。

それがまた耳が遠くなったせいか、

声がでかい。

親族、

それも親子ではなく、

きょうだいだからこそ許される振る舞いだろう。

他人だったら顰蹙なのは間違いない。

なんどもヒヤヒヤしたが、

それはそれなりの母の寂しさの裏返しだったのだろう。

何より、

その葬儀会館は母が、

自分が死んだ時のために、

積立?している場所なのだ。

兄の通夜と自分の通夜がかぶっていたに違いない。

最後に叔父の死に顔を拝見した。

歌丸さんみたいな、

穏やかな顔だった。




2017年10月27日金曜日

叔父

母方の叔父が亡くなった。

長年にわたって体が弱り、

最後は家族に見守られ逝った。

父方には叔父がいないので、

僕にとっての叔父はこれでいなくなった。

典型的な農家のおじさんで、

ちょっと無鉄砲なところが、

僕は好きだった。

忘れられないのは、

ある日突然、

南極に行ったことだ。

この人面白いなと思った。

だが、

晩年、

ちょっと銀行とトラブルを起こし、

そこから僕に再三、

協力を求められ、

それは門外漢だからと及び腰になってから、

徐々に疎遠になった。

でも基本的に好きな人がらだった。

僕のことを色々気にかけてくれ、

大したもんだといつも言ってくれた。

一番近しい叔父だったと言ってもいい。

一番寂しのは母だ。

母は三人兄弟で、

ついに一人ぼっちになった、

親も兄弟もいなくなった。

自らの高齢もあり、

寂しさは想像を絶する。

何より心配なのは、

次は自分だと弱気になることだ。

家のことを完璧にこなし、

しかしこれといった趣味はなく、

ただ健康にだけは人一倍気遣う人だ。

それもこれも、

僕らに迷惑をかけずあの世に行くことを理想としているからだ。

一方で死ぬのは寂しいと漏らす。

揺れる心境は当然のことだ。

僕にできることは、

母孝行しかないな。

気持ちを盛り立てていきたい。

まずは当面、

見守り支えることだ。

死が相次ぐ。

僕も嫌でも考える。

普通にいきていても、

なんやかんや自体は動く。

一歩引いて、

自分の死に様を考える機会だ。

とにかくご冥福を祈る。

●金曜日に元町に参ります。よろしくお願いします。

2017年10月26日木曜日

節度

アインシュタインが、

チップ代わりに私たメモが、

1億7000万円で落札された。

そこにはドイツ語でこう書かれていた。

「静かで節度のある生活は、絶え間ない不安に襲われながら成功を追い求めるよりも多くの喜びをもたらしてくれる」

アインシュタイン先生が言うのだから、

きっと本当なのだろう。

そういう意味では今の僕なんか、

実に多くの喜びに満ちていると言えるだろう。

この10年、

僕は実に静かで節度のある生活をしてきた。

何年かに一度、

せきたてられるように海外に行ったり、

スカイダイビングをしたり。

勝手気ままな独身生活を送っている。

その通りだ。

でも僕はまだこのままじゃ終われないと思っている。

欠けたピースを埋めることは、

もうできないと思う。

人生のパズルは絶対に完成しない。

だからこそ、

それに代わる何かを求めている。

それが何なのかは断言できない。

ただドキドキする何か。

2017年10月25日水曜日

共感

共感しあえる人といると楽しい。

でも、

共感できない人の考えや感じ方を、

受け入れない、

反発するのは良くない。

その考えや感じ方の中に、

自分を広げるタネが潜んでいるかもしれないから。

逆に、

自分の考え方や感じ方が、

他人に共感してもらえなくても、

それを否定したり捨てることもない。

自分一人しかそう考えないとしたら、

それはチャンスかもしれない。

だって、

それは自分が独占状態だから。

先に進んで押し広げれば、

広大な場所に出られるかもしれない。

出られないかもしれないけれど、

誰もが共感する舗装された道を歩くより、

よっぽどドキドキできるから。

2017年10月24日火曜日

改憲

今日、

中学高校と同学年だった女性と、

ちょっと話す機会があった。

なんの弾みか今回の選挙の話になり、

憲法9条を含む憲法を変えるかどうか、

という話題になった。

彼女は普通にOLをしていて、

知性も教養もある感じの人なのだが、

彼女、

9条変えないと何かヤバいでしょ、

と言ったのだ。

戦争は嫌だからこそ9条を変えないと。

僕は新鮮な驚きを覚えた。

僕らと全く同年代で、

こんな風に言ってのける人がいるということに。

こりゃ、

憲法改正が発議されたら、

過半数が賛成するだろうなと思った。

例えば、

教育無償化と9条改正をセットで出されたら、

まず間違いなく過半数だろうなと。

戦争をしないために9条を変えるという論理が、

僕には全く理解できないのだが、

そういう風に考える人が、

それも大の大人がいて、

必ずしもそういう人が極端ではない、

そういう風潮に世の中がなっているのだと。

そもそも、

初対面の人を憲法がどうのこうのと話している自分も、

不思議だった。

一方で、

同じ席にいた人は、

憲法は時代に合わせて頻繁に変えるべきだが、

9条は守るべきだと言った。

そういう考え方は確かにある。

憲法を不磨の大典であることには、

正直僕も違和感はある。

しかし、

これまでの改憲論議は常に、

9条を変えることを中心に論じられてきた。

だから、

その人の考えはわかるけど、

納得はできない。

この国は蟻の一穴を許したら、

ダメな国民性だと思うから。

いろんな人がいろんな場で憲法のあり方を考えるのは、

決して悪いことではない。

でも、

新聞もテレビもあまり接しない彼女が、

なんかヤバいでしょ的な感覚で話題に上ることは、

非常に危険だ。

情報がネットに偏る現代、

ヤバいでしょで改憲しては、

それこそヤバいでしょと思った次第。

2017年10月22日日曜日

鉄壁




















行ってまいりました、

もといち姫路遠足。

やっぱり結構な雨が降り、

姫路城は予定通り行ったものの、

好古園と市立美術館はパス。

空いた時間を利用して向かったのは、、、












ラウンドワンで卓球。

姫路まで行って卓球かよという感じだけど、

これはこれで盛り上がりました。

でも、

1時間でみんなかなりお疲れ。

お一人250円也。

そこから宿舎に向かい、

夕飯を食べ、

カラオケを楽しみ、

僕はそこでタイムアップ。

明日は選挙なので。

みんなは明日、

全ての予定をキャンセルして、

ラウンドワンで今度はボーリングします。

行きたかったけど、、、

雨だろうが嵐だろうが、

このメンバーなら楽しい。

久しぶりのメンバーがいても、

変な気を使うことなく、

もはや家族的な阿吽の呼吸で物事が進む。

鉄壁のグループ。

そのことを再確認した一日でした。

2017年10月21日土曜日

遠足

明日は遠足だというのに、

台風21号が接近中。

これは決して、

姪の娘の話ではありません。

高2の同級生「もといち」の連中と、

姫路に遠足に行くのです。

東京や東北からも、

仲間が結集中です。

それにしてもこの気候、

何を着ていけばいいのか?

もう訳わかりません。

朝早いのでもう寝ます。

楽しんでまいります。

2017年10月20日金曜日

選挙

今度の日曜日は総選挙だ。

でも、

街は盛り上がっているのだろうか?

近くの公園や出勤途中にも、

看板はあるにはあるけれど、、、

僕が子供の頃のように、

選挙カーが住宅街の津々浦々まで、

●●を宜しくお願いします、

的な状況が懐かしくもある。

保育園がうるさいと言われるようなご時世じゃ、

望むべくもないけれど。

結局、

候補よりも政党を選ぶことになる。

僕のポイントは、

憲法を変えないこと。

変えなくたって、

日本の軍備はどんどん増強され、

自衛隊もどっかり存在している。

押し付けられたか否かは、

僕にとっては関係ない。

この年齢まで生きていると、

国家がある野望を成し遂げるために、

どういう手段を取るか、

おぼろげにわかってくる。

最初は小出しに耳当たりの良いことで、

蟻の一穴を開ける。

そこからじわじわじわじわ、

何年もかけて穴を大きくする。

次第に人はそれが当たり前だと感じるようになる。

それがわかっているから、

憲法にはいかなる蟻の一穴も開けさせてはならないと思う。

僕がこの世から消えた後、

若い人がどうしようと、

それは自由だ。

だけど、

僕が生きているうちに、

憲法改正は実現させたくはない。

同じ過ちを繰り返さないの誓いは、

一体なんだったのかということだ。

原発が爆発してからの、

この国のやり方を見ていれば、

憲法に穴を開けたあとどうしたいのか。

誰だってわかるだろ?


2017年10月19日木曜日

駄作




















本日のレイトショー。

まず余談だけど、

今日はレディースデイで、

女性は一律1100円。

どうしてメンズデイがないのかな?

電車の女性専用車は、

痴漢対策という一応の理由があるけれど、

レディースデイのみある理由はなんだろう?

不思議だ。

で本題。

この作品で、

1968年の猿の惑星第1作につながる、

という触れ込みなんだけど、

確かにそういう風にはなっていたけれど、

映画としては最低だった。

多分今年観た映画の中でも最低だと思う。

ストーリーは理解できるけど、

タイヤが曲がった自転車で走っているような、

ぎこちない脚本。

人間サイドの「主役」の俳優が、

テレビ英会話のスキットに出てくる人レベルの、

あまりの下手くそさ。

見るべき要素があるとすれば、

お決まり猿の特殊メイクなんだろうけど、

それならキングコングの方がはるかに良かった。

一体ハリウッドは巨額の費用をかけて、

こんな駄作を作って恥ずかしくないのかね?

本気で途中退出しようかと思った。

アイデアは悪くないと思うのだけど、、、


2017年10月18日水曜日

離婚

女心と秋の空。

とはいうが、

こんな女性と付き合うのは難しいだろうな。

そんな天気が続いて、

すっかり参った。

二度も離婚をしたのだから、

そりゃまぁ女心がわからんのも当然、

と言われてしまえばそれまでだけど、

考えようによっては、

相手に男を見る目がなかった、

ということも成り立つわけで。

ダメ男とダメ女がくっついて、

やっぱりダメでしたと。

わかりやすい話でもある。

離婚は結婚よりパワーを使うなどというけど、

僕の場合は、

結婚は本当に勢いそのもので、

怖いもの知らずで飛び込んだ。

離婚はパワーを使うというか、

いずれも打ちのめされた。

一度目で受けた痛みをごまかすために、

二度目をしてみたら、

何十倍返しにあってしまった。

その痛みは未だにフラッシュバックして、

しばしば僕を苦しめる。

当然の報いなのだろうけど。

つくづく僕は、

結婚不適合者なのだと思う。

2017年10月16日月曜日

陸王

陸王

というドラマが始まった。

半沢直樹とか、

下町ロケットと同じ、

原作、

制作陣らしい。

そして主役は役所広司だ。

面白くないはずはないと期待する。

斜陽産業の地下足袋工場が新規事業に乗り出す。

ランニングシューズだ。

だが、

敵は大手企業。

立ち向かえるはずはない。

基本的に、

下町ロケットと同じ構図だ。

これからどう展開していくのか。

楽しみとはいえ、

原作があるのだから、

多くの視聴者は結末を知っている。

見せる、

そして離さないためには、

演出で盛り上げるしかない。

そこで役所広司だ。

正直、

よく出たなと思う。

すでに映画界の大スターだ。

今さら連ドラでもないだろうに。

新聞では、

映画の方がテレビより短距離走だ、

みたいなことを言っていた。

それは意外だった。

映画の方がじっくり作るイメージがあったからだ。

でも一方で、

テレビドラマはセリフを入れるなり出す。

しかも1話から順番に撮っていくわけでもない。

と映画との違いをあげる。

違うからこそ挑むのだろう。

何かその現場から得るものがあれば、

それをまた映画にフィードバックできる。

そんな考えなんだろうなと想像する。

次回が楽しみだ。

2017年10月15日日曜日

感謝

話の途中で感極まり、

言葉に詰まった。

どうしたんだろう?

僕はそういう人間ではない。

少なくとも僕が知っている僕はそういうんじゃない。

親父の葬式の挨拶でも泣かなかったのに。

そもそも、

そんな話の内容ではなかった。

実際、

そこは笑ってもらって、

その先にまだ話す予定もあったのだ。

なのに、

こらえきれぬ思いが瞬間的にこみ上げてきた。

自分でも知らなかった自分の感情。

それほどの気持ちがあったんだと、

初めて気づいた。

呼吸を整え、

なんとか言葉をつないで話終え、

席に戻ると、

あとは放心してしまった。

人間って不思議な生き物だな。

2017年10月14日土曜日

姑息

選挙準備でワタワタしていて、

第2土曜日を忘れていた。

なんということだ。

連絡なかったら、

家で寝ていたところだ。

人生で一番大事な土曜日がやってくる。

なのに準備は何もできていない。

ぶっつけ本番の方が、

ライブ感あっていいんだよねぇ。

自分に言い訳する。

10年経っても何も変わってないな。

きっと僕の核心は変わってないと思う。

僕は姑息な男だ。

でも、

表面的なことが変わっただけでも、

上出来じゃないか?

表面すら変わっていなければ、

僕は今頃この世にはいなかったに違いないのだし。

●では12時半ちょい前に伺います。

2017年10月13日金曜日

退屈

ドクターXがなんで人気なのか?

不思議で見て見た。

御意、

忖度、

患者ファースト、

遠隔手術コロンブス、、、

時事ワードを巧みに取り込みながら、

胸がすくような展開。

何にも考えず見ているぶんには、

十分な出来だと思った。

俳優陣が豪華で、

コミカルな演出も難なくこなす。

そりゃまぁ視聴率は取れますな。

でも、

もういい。

綾瀬はるかのドラマも期待したけど、

がっかりの一言。

彼女は脚本を見極める力が弱いのか、

事務所がイマイチなのか。

好きな女優だけに残念だな。

やっぱりテレビドラマはそんなもんか。

唯一見ているのは、

わろてんか。

今のところ快調だ。

見るのをやめる理由はない。

でも、

テレビっ子生活もそろそろだなと思っている。

生活習慣を再び改造しなければな。

2017年10月12日木曜日

改憲

今回の衆院選の狙いは、

自民公明が議席を減らしても、

衆院全体で改憲勢力を増やすことにある。

と僕は結論づけている。

ところが、

各政党の言い分は、

アベノミクスだの、

北朝鮮だの、

消費税増税分の使い道だの、

そんなことばっかり言っている。

そして結果は、

全体としては間違いなく、

改憲勢力が圧倒的に勝つだろう。

それが民意なら仕方がない。

でも世論調査を見たときに、

改憲はほとんど重要視されていない。

唯一面白いなと思ったのは、

希望の党が公約の中に、

ベーシックインカム導入をしらっと入れている点だ。

国民全員に、

最低限度の生活ができるお金を毎月配りましょうという政策で、

世界的に実験している国もある。

これは正直魅力的ではある。

でも、

そんなことに惑わされてはいけない。

と僕は思っている。

理想党と現実党があるとするなら、

僕は迷わず理想党に票を入れる。

2017年10月11日水曜日

給料

うちの会社の契約社員の多くは、

結構変わった経歴の人が多い。

具体的には書けないけど、

少なくとも僕なんかより、

あらゆる意味ですごい人が多い。

しかしながら、

給料という点では正社員に比べるべくもない。

今日たまたま、

そのうちの一人とじっくり話をしたのだけれど、

彼らの中には、

その道を突き詰めれば、

絶対に日本てもトップクラスになれただろうに、

なぜか諦めてしまった人もいる。

現代はキャリアアップ、

ステップアップの時代というが、

せっかく8合目ぐらいまで登りながら、

頂上を見ずに別の山に登ることを繰り返していると、

キャリアアップどころか、

諦め症候群というか、

何者にもなれずにきずいたら30歳台、

みたいなことになる危険がある。

にもかかわらず、

本人はまだ一発逆転がありうると、

心のどこかで思っている。

僕は今の会社が僕にとってベストの環境下どうか、

知るべくもないけれど、

とにかく諦めず30年近く踏みとどまった。

給料という観点だけに立てば、

諦めなかった僕が正解だったと言えるかもしれない。

一方で、

この道は違う、

あの道も違うと、

流れ流れて我が社にやってきた彼らには、

僕なんかにはない魅力がギュッと詰まっていることも確かだ。

どちらが良い人生かなんて、

誰にもわからない。

ただ彼らが、

あと20年ほどしてから、

自分の人生を後悔しないこと、

それだけを願う。


2017年10月10日火曜日

構造




















本日のレイトショー。

1960年代にNASAで働いた、

3人の黒人女性の物語。

実話ベースだというから、

脚色はかなりあるとしても、

あの時代にそんな人らがいたことすら知らなかったから、

かなり驚いた。

3人はいずれも才気あふれ、

結婚しながら働くキャリアウーマン。

だが時代は黒人が公然と差別される時代だ。

バスでもトイレでも、

白人用と有色人種用が分けられていた。

彼女らは、

そういう時代に表むき強く反発するわけではなく、

黒人で女性という、

二重の制約の中、

したたかにキャリアを切り開く。

もちろん彼女らには、

類稀なる才能があったからできたという側面はあるにせよ。

派手さはないけど、

地に足がついた演出で、

ところどころ涙が溢れた。

何より3人の女性役の女優が素晴らしい。

ビデオでもいいから見て欲しい。

しかし、

それから半世紀以上経っても、

日本で女性の社会進出は本当の意味で進んでいるとは思えない。

今の日本社会で上にいる人、

例えば小池百合子などは、

語弊を恐れずに言えば、

社会的には男性だ。

いや、

男性以上に男性的な思考がなければ、

今の日本社会で上に行くことはできないと思う。

社会の構造が男性思考でできているのだから、

当たり前と言えば当たり前なんだけど。

だから、

社会の文法を日本語から英語に変えるぐらいの、

革命がなければ、

男女平等の社会は訪れないように思う。


2017年10月9日月曜日

天才

藤井聡太の1年を追ったNスペは、

なかなか興味深かった。

彼の強さを特徴づけている、

詰将棋。

子供の頃通った教室では、

子供たちに目隠しさせ、

駒の配置を記憶させ、

さらに頭の中の盤上で解かせる。

これはかなり厳しい訓練だと思うけど、

かなり鍛えられるだろうな。

ただ、

じゃあその将棋教室の子供が、

みんな強くなるわけじゃない。

藤井聡太はその詰将棋が好きで好きでたまらなかった。

これまでに解いた数は1万だという。

さらにこの将棋教室では、

子供らにある映画を見せる。

燃えよドラゴンだ。

ブルース・リーが、

敵にやられて絶体絶命でも、

諦めない。

勝負は頭脳の格闘技だと、

将棋教室の先生は言う。

最後にものをいうのは、

闘争心なんだと。

これはすでに知っていた話だけど、

29連勝の中で、

絶体絶命に陥った場面があった。

その時彼が放った手は、

相手に二択を迫るもので、

片方を選べば勝ち、

もう片方なら負けというものだった。

でも、

意表を突かれた相手はすでに1分将棋になっていて、

読み切ることはできない。

どちらが正しいか、

十数手を読み切らなければならなかったからだ。

相手は間違え、

藤井は土壇場で大逆転した。

人間対人間ならではの勝負。

AI相手なら間違いなく負けていただろう。

将棋の面白さは、

人間対人間の戦いだからだ。

その藤井聡太も、

トップ中のトップ棋士にはまだ叶わない。

森内九段には勝ったけど、

あれは持ち時間が極めて短く、

若手の藤井聡太に有利だった。

がっちりタイトル戦を争って、

トップ棋士に勝てる力はまだない。

しかし400年に一人の天才と言われる彼だ。

早晩、

将棋界を席巻する日が訪れるだろう。

何せ、

将棋がなかったら生きていけない、

とまで言ったのだ。

あの天才が。

こんなに恐ろしいことはないではないか。

2017年10月8日日曜日

借金

NHKの逆転人生は、

40億円の借金を16年で返した男。

自慢じゃないけど、

生まれてこのかた、

借金といえば学生ローンの30万円だけ、

という僕にとっては想像もできない。

しかもその借金は、

彼の父親のもので、

彼には何の責任もないのだ。

父親の借金はバブルの頃のもので、

全てが銀行から貸しつけられたものが焦げ付いた格好。

不動産を整理し、

居酒屋チェーンを立て直し、

働きに働いて返し終えたという。

自殺を考えたことはなかったけど、

気がついたら電車に飛び込みそうになっていたこともあったとか。

人件費削減をやりすぎて、

食中毒に火事も続いた。

もう大手に売ってしまおうと思った時、

引き止めたのは社員らだったという。

逃げたい一心の自分と、

会社に人生をかけている社員。

もう一度頑張る気持ちになれたという。

矢沢永吉みたいに、

さだまさしみたいに、

己の才能で巨額の借金を返した人の例は聞くけど、

サラリーマンからいきなり40億を背負って、

返しきるとは、、、

プロジェクトX並みにすごい話だと思った。

何よりも偉かったのは奥さんだ。

一度も別れようとは思わなかったんだって。

これぞ人徳ですね。

2017年10月7日土曜日

失敗

金スマで、

キンタロー。の社交ダンス企画を見た。

このシリーズは割と見ていて、

国内の大会を経て、

全日本に選ばれ、

今月15日の世界大会に出場するのだが、

今日の放送は、

その前哨戦という感じの、

ドイツでの大会の様子だった。

世界では完全に無名のペアが、

世界の上位ランカー相手に16位。

それだけでもとんでもないことだと思う。

しかし、

キンタロー。ペアには致命的な弱点があって、

それは、

ペアを結成してからの期間が短いという部分だ。

互いに目を見ただけで意思疎通できるぐらいじゃないと、

というわけだが、

男性の方がキンタロー。に気後れしてしまっていて、

どうも歯車が噛み合わない。

そこで、

キンタロー。の学生時代の恩師を訪ねるのだが、

その人がすごかった。

男性は波、

女性はサーファー。

男性に思いっきり踊りたいように踊れと言う。

転んでもぶつかってもいいから、

自分が踊りたいように。

するとどうだろう。

本来力を蓄えてきた男性が、

見違えるように荒々しく踊る。

それについていくキンタロー。

その二人のダンスを見ていて、

ドイツ大会とのあまりの違いに、

思わず涙が出た。

言葉が足りないけど、

番組を見ていた人ならわかってもらえると思う。

昨日のソングスで小沢健二が言っていたこと思い出す。

日本人は失敗しないことをよしとする教育を受けてきて、

思い切って失敗できない体質になっている、

みたいなことだ。

互いに思いっきり失敗して、

転んで怪我して、

それを二人で乗り越えてこそ、

本当のペアになる。

夫婦だってきっとそんなものなのだろう。

15日の結果が楽しみだ。

2017年10月6日金曜日

紫煙

会社の先輩が亡くなった。

背中が痛くて病院に行ったら、

末期の肺癌と診断され、

手の施しようがなかったという。

57歳。

若すぎる死。

その先輩は、

昔気質の親分肌っぽいところがあって、

正直、

僕は苦手だった。

直属の上司だったこともあったけど、

忘れもしない東日本大震災の直前、

その人はある事件の当事者となって、

僕らの前から消えた。

それ以来、

たまに姿を見かけることはあったけど、

話をすることは一度もなかった。

最後に見かけたのは、

そう遠くないある日、

会社から帰る姿だった。

今から思えば、

辛そうに歩いていたのかもしれないけど、

その時の僕の抱いた感想は、

あぁ老けたな、

だった。

あの事件で一線を離れ、

当時のよく言えば覇気のようなものが、

抜け落ちてしまっていた。

それは遠くない未来の自分の姿のように思えた。

その人も喫煙者だった。

亡くなったという知らせは、

瞬く間に、

でも密かに会社中に広まり、

以来、

喫煙室はガラガラだ。

僕はガラガラの喫煙室で、

一人紫煙を吐き出した。

2017年10月4日水曜日

納得

家に帰り、

自室でテレビを少し見て、

風呂に入って、

また自室に戻ると、





あったかい





おまかせにしているエアコンが、

いつの間にか暖房になってる!

考えてみれば、

今年も90日切ってるやん!

まだ何もしてへ、、、

へへへ

インド行ったもんね。

今年はインド、

去年はスカイダイビング、、、

年に一つ、

ドキドキのメーンイベントがあれば、

なんとなく納得できる。

来年は何しよう。

再来年は何しよう、、、

あーあといくつ、

ドキドキイベントがあるのかなぁ、、、




2017年10月3日火曜日

認知

先日、

東大生と明石家さんまの番組を見ていたら、

東大生が天才と思う日本人を紹介していて、

1位は藤井聡太で、

2位がさんまで、

3位がイチローだったかな?

まぁ、

だいたい想像のつくメンツだったんだけど、

一人、

全く知らない、

聞いたこともない人がいて、

驚いた。

落合陽一。

なんと、

落合信彦の息子だという。

落合信彦も、

そんなに有名じゃないだろうけど、

僕はよく知っていて、

だからその息子が、

東大生から天才だと思われていて、

しかも僕がその存在を全く知らなかったということに、

少なからずショックを受け、

早速アマゾンで彼の本を一冊買って読み始めた。

自分が何もかも知っているわけは当然ないんだけど、

とにかくなんかショックだったんだ。

そしてその番組で、

明石家さんまを知らない日本人が、

3パーセントいることも知った。

たとえば、

生まれてから英才教育を受けて、

テレビはNHKしか見ないような、

そんな人。

いやぁ、

そんなこともあるんだなぁって、

妙に感心した。

2017年10月2日月曜日

腎臓

Nスペの大型企画、

「人体」が面白い。

第1回目は腎臓を取り上げた。

この企画の大きなコンセプトは、

脳がすべての人体活動を司っているのではなく、

臓器同士が互いに直接、

情報のやり取りをしているという、

最新の知見がある。

腎臓は単に尿を作っているだけではなく、

血液内の様々な物質の量をコントロールしていて、

その仕組みは驚くほど精緻であるそうだ。

その為に腎臓は、

身体中のあらゆる臓器と情報をやり取りして、

司令塔のような役割を果たしているという。

一番面白かったのは、

腎臓が弱ると他の臓器もおかしくなって、

ついには死に至るというところ。

いわゆる多臓器不全による死は、

腎臓をきっかけにしているのではないか、

だから、

他の臓器が悪くても、

常に腎臓の調子を監視して、

腎臓が悪くなれば、

他の治療を中断してでも、

腎臓を回復させるべきだという考えが、

広まりつつあるのだという。

きわめつけは、

腎臓は血中のリンの量を管理していて、

その濃度が寿命に関係しているということ。

だから、

長生きしたけりゃ腎臓を大切にすべきらしい。

僕は子供の頃に腎臓の大病をしている。

こりゃあんまり長生きはできないなと、

改めて思った次第。


2017年10月1日日曜日

絶望

何が希望だ。

小池新党は、

民進をぶっ潰し、

維新とも手を結ぶ。

目指すは政権交代だと。

希望は、

脱原発を目指すとも聞く。

消費税増税凍結だとも。

だが、

そこは目下のポイントではない。

希望は改憲を是としている。

問題はここだ。

今度の総選挙で自民と公明が負けても、

補って余りある希望の候補が当選すれば、

衆院の3分の2はおろか、

5分の4ぐらいが改憲賛成議員で埋め尽くされるかもしれない。

今日は、

東京、

大阪、

愛知の知事が一堂に会した。

一体こんな大きな絵を、

小池百合子一人で描けるはずがない。

裏で目立たず描いている人間がいるのではないか?

それはどうでもいいが、

思うに、

自民と公明だけでは、

たとえ憲法改正が発議されても、

国民投票で否決されると踏んでいるのだろう。

それが、

二大政党のいずれもが、

改憲を目指すとなれば、

国民投票も通る可能性が出てくる。

今回の選挙の最大のポイントはそこだろう。

改憲反対の僕としては、

投票する選択肢がいよいよなくなってきた。

全く、

夢も希望もない状況だ。

2017年9月30日土曜日

好評

インド旅行の写真を、

親族以外の人に初めて見てもらった。

意外に好評でホッと。

いやいや、

この人たちは社交辞令の意味で褒めてくれているのだ。

旅行の写真を見せられて、

大したことないわね、

なんて言う人の方がおかしいだろ。

あるいは、

この人らの感性は僕に近いのか?

などとも思ってみた。

だって、

そのうちの一人は、

南米旅行の時に僕がとった写真を、

玄関に飾っていると言ったのだ。

まじかよ。

本当ならかなり嬉しいぜ。

でも南米とインドはだいぶ違うぞ。

それでもいいのか?

本当にいいのか?

そうですか。

今度会うときは、

ちゃんと紙に焼いて進呈しよう。

2017年9月28日木曜日

真相



















本日のレイトショー。

ネットでは真相について様々な意見があるようだけど、

僕は割と素直に受け止めた。

役所広司演じる主人公は、

30年前に2人を殺した刑を終え、

食品加工会社で働き始めるが、

社長が娘に暴行をしていることを知り、

殺害する。

逮捕されてからは、

社長夫人から保険金目当てで殺害を依頼されたと言い出し、

裁判で弁護側はその線で進めるが、

社長の娘が自分を助けるためだったと告白。

裁判で証言することになるが、

そのことを知った男は

そもそも自分は殺していないと言い出し、

裁判を混乱させる。

弁護側は結局、

殺していないと言う方向に舵を切るが、

時すでに遅しで、

男には死刑の判決が下る。

あらすじはこう言うもので、

僕は真相もその通りだと思った。

ただ、

映画では決定的な場面が描かれないので、

他の可能性がないかといえばそうとは言い切れない。

三度目の殺人の三度目とは、

二度の男による私刑と、

国家による死刑のことを指している。

この映画は、

死刑制度を批判していると言う見方もできるだろうけど、

それも本筋ではないように思う。

僕が印象的だったのは、

役所広司と娘役の広瀬すずの演技だ。

役所広司がうまいのは当然だとして、

広瀬すずがここまで印象的な演技をするとは、

思っても見なかった。

役所も広瀬も映画の中で明らかな嘘をついている。

特に広瀬の嘘は、

父親に暴行されていると言うことを、

誰かに気づいて欲しかった心の表れではないのか。

役所についても、

思惑通り裁判の焦点が娘からそれ、

死刑判決を受けて本望だったはずだけど、

それでもやはり誰かにわ自分の思いをわかって欲しいと言う気持ちはあったはずだ。

それが象徴的に現れたのが、

逃したカナリアだったのではないか。

弁護士役の福山雅治は、

ただ役所に振り回された挙句、

死刑判決を出すのに加担してしまう、

いわば道化だ。

真相はどうであれ、

この映画は奥深い秀作だと思う。

2017年9月27日水曜日

売却

母が、

亡き親父の勤め先の株を、

売ろうと決心した。

聞けば、

親父が若いころ、

ボーナスが出るたびに、

半ば強制的に買わされたものだと言う。

そう言う時代があったんだね。

だから、

多分50年以上は持ち続けているのだと思う。

その株が、

最近ぐんぐん値上がりして、

売れば、

子や孫に何かプレゼントできるだろうと思ったらしい。

僕はもう、

賛成も反対もないので好きにすればとだけ言ってあった。

すると母は証券会社に行ったらしい。

帰ってきた母はがっかり。

何でも、

その株はいつの間にか10株が1株にされていた。

だから、

自分が思っていた合計金額の、

実際には10分の1しか価値がなかった。

しかも、

売るためには、

親父がいつ、

どれだけ買ったかの証明が必要で、

仮に売っても税金やら何やらで、

下手をすれば赤字になる、

と脅されたらしい。

本当にそんなことがあるのかね。

親父がなけなしの金から会社の将来に託して買った株が、

今や二束三文にしかならない、

それが本当なら、

母と同様の思いをしているお年寄りは、

案外多いかもしれない。

●元町には木曜日に参ります。よろしくお願いします。

2017年9月26日火曜日

大儀

大義なき抜き打ち解散で、

夏休みがなくなった同僚が何人かいる。

それに比べれば、

きっちりインドに行った僕など、

何の文句を言う資格はないのだが、

総選挙と目される十月二十二日は、

もといち旅行の二日目に当たる。

残念だけど、

僕は日帰りの参加になりそうだ。

仕方がない。

恨むべしは安倍総理ただ一人。

この時期に解散すると言うことは、

プラス思考で考えれば、

安倍政権はこの期間中に、

北朝鮮が破滅的な行動に出ることはないと、

何らかの確証を持っていると言うことであり、

であるならば、

一連のミサイル騒ぎは全部、

了解済みと理解することもできる。

であるならば、

選挙後も、

北への警戒心はさほど強める必要はない、

と言うことになる。

風が吹けば桶屋が儲かる式の、

希望的観測だけど。

逆に、

この間に北が水爆ミサイルを発射して、

日本や世界が深刻なダメージを受けるようなことがあれば、

安倍政権の評価は地に落ちる。

もちろんミサイルなんかごめんだけど、

大義なき解散には、

やはり憤りを感じざるを得ない。

2017年9月25日月曜日

幸色

姪に先日、

2人目の娘が誕生した。

僕にとっては、

2人目の姪孫だ。

産婦人科の病室から送られてくる写真は、

笑顔が満開だ。

両親や姉、

あ、

一人目の姪孫のこと。

僕の姉、

つまりおじいちゃんおばあちゃんも、

笑顔笑顔。

写真を撮るための作り笑顔ではなく、

抑えようにも抑えられない笑顔。

これぞ幸せ色と呼びたくなるような、

オーラが伝わってくる。

これほど祝福されて生まれてきた姪孫よ。

すくすくと育っておくれ。

2017年9月24日日曜日

達成

インドに行っている間に、

日本で起きた最大のニュースは、

桐生の9秒98だろう。

僕はインドで自分のスマホの、

Yahoo!ニュースで知って、

嘘だろ、

と内心思った。

錦織か松山の四大大会制覇と、

桐生の9秒台のうち、

どれが一番最初に達成されるか、

僕は友達とかけていて、

僕は錦織、

友は松山だった。

二人とも外れだ。

正直、

日本人の9秒台は近いと思っていたけど、

桐生は無理だと思っていた。

素人の思い込みはいけません。

これはすごいことだ。

100年経っても1000年経っても、

日本人で初めて9秒台を出したのは桐生と、

歴史に燦然と輝く。

プレッシャーによくうちかった。

2017年9月23日土曜日

風邪

この時期に、

風邪をひいた。

結構がっちり。

熱はちょっと出たけど、

今はもう大丈夫。

鼻水が結構なもんで、

こんなにまともに風邪ひいたのは、

なん年ぶり?

というぐらいだ。

鼻うがいをサボっていた上に、

インドへ行った、

その疲れもあったのかな?

インド風邪?

なんかわからんけど、

今日はひたすら寝ていた。

明日から仕事だ。

何としても乗り切らなきゃ。

2017年9月21日木曜日

黄門

うちの録画機は、

勝手に新番組を録画する。

そう設定してあるからなんだけど。

先日、

(新)水戸黄門

というのが録画されていたので、

武田鉄矢が黄門様をやる、

新シリーズだと思って見たら、

東野英治郎が黄門様の、

第1回目だった。

なんでやねん、

と一人でツッコミながら、

結局最後まで見てしまった。

調べたら、

1969年8月放映分だった。

僕が5歳、

半世紀近く前だ。

でもこれがなかなか面白い。

特に殺陣シーンが長くて充実している。

作り手の熱気が伝わってくるよう。

これに比べたたら武田黄門は説教臭そうだな。

黄門様はこれまでにも、

東野英治郎以外に多くの俳優が演じている。

でも僕にとっては永遠に、

東野黄門が一番だな。

2017年9月20日水曜日

理由

インドの写真を、

まいぱっどに入れて、

主に身内の何人かに見せたけど、

南米に行った時より食いつきが悪い。

仕方ない。

ウユニ塩湖とか、

マチュピチュとか、

いわゆる絶景スポットはなし。

土で濁ったガンジス川と、

沐浴する人々、

そこら中にいる、

牛や寝ている犬、

カレーカレーカレー。

そんな写真見せられて、

わーすごい、

となる方がおかしい。

きわめつけは火葬場。

誰も見たくないよな。

挙げ句の果てには、

なんでインド行ったん?

と言われる始末。

でもそれでいい。

写真で伝わらないのがインドであり、

だからこそ我が身を運ぶ意味がある。

それを奥深いととるか、

つまんないととるか。

それはその人次第だ。

だって僕自身、

なんでインドに行ったのか、

確たる理由などなかったのだから。

2017年9月18日月曜日

解散

安倍晋三が、

来月に解散総選挙をする腹づもりを固めたらしい。

北のミサイルで危機感煽るだけ煽っといて、

抜き打ちはないだろ。

こんな時期に政治的空白を作るなんて。

これじゃ、

あのミサイル大騒ぎは、

全てこのためのお膳立て、

茶番だととられても仕方ないんじゃないの?

しかも、

解散の大義が、

消費税10%上げの使い道を問う、

だって。

それ、

今国民に問うべきことなんですか?

選挙をやるからには勝つタイミングで、

というのはそうだろうけど、

国民の生命と安全は二の次ですか。

不良閣僚を切って、

ミサイル2、3発撃たせて、

で解散って。

ありえない。

でもこれで、

ミサイル問題は急激に深刻化することはないと、

暗に認めたようなもんだな。

ま、

しかし、

世の中には本当に悪知恵の働く人がおられる。

2017年9月17日日曜日

刻印

帰国して3日しか経っていないのに、

インド旅行は夢だったような気がする。

翌日から仕事をして、

季節が急に秋めいて来て、

台風が来て、

ミサイルが飛んで、、、

記憶は残っているけれど、

皮膚感覚というか、

あの熱量、

匂い、

味、

そういったものが、

体のダメージが回復するのとともに、

薄れて来ているような気がする。

今、

仕事の後に写真の整理をしている。

記憶や感触をつなぎとめるために、

急がなければならない。

それとも消えゆくものは表面だけで、

僕の内部に刻み込まれたものが、

ちゃんとあるのだろうか?

2017年9月16日土曜日

痛感

ヨドバシカメラで、

インド旅行で撮った写真を、

とりあえずDVDにデータ保存してきた。

デジカメで撮った分だけで、

ざっと850枚。

まいふぉんで撮ったのもあるので、

合計は1000枚を超えたかもしれない。

眼に映るあらゆるものを撮りたい。

そんな感じだった。

とはいえ、

自分では撮ったつもりが、

案外シャッターを切っていない場面があった。

ニューデリー駅だ。

軍事的な意味で、

写真をあまり撮らない方がいいという、

予備知識があったせいもあるけど、

多分、

あまりにテンパっていて、

写真どころの騒ぎではなかったんだと思う。

写真を撮るということは、

心に余裕がなければできないことなんだなぁ。

そういう意味では、

戦場カメラマンという人たちは、

本当にすごいと思う。

自分の命がリアルに危ない状況で、

シャッターを切れる。

使命感のようなものだろうか?

俺って甘いなぁと痛感。

2017年9月15日金曜日

地図

グーグルマップはすごい。

今回のインド旅行でつくづくそう思った。

例えばリクシャーという、

オート三輪のタクシーで移動中、

夜行列車が遅れている時、

自分がどこを走っているのかがわかる。

全く身もしれない土地で、

言葉もろくに通じない国で、

その安心感は半端ない。

ニューデリーの駅に着いた時もそうだった。

自分が駅のどのあたりにいるのか確認して、

目指す場所へ行くには跨線橋を渡って、

線路の反対側に行かなければならないと気づけた。

スタバに行く途中で、

リクシャーのオヤジに腹を立てて降りた時だって、

自分がスタバまでどのくらい歩けばいいか、

見当がついたからできた。

でなければ、

あんな場所で降りたりできるわけがない。

いずれも32年前にインドに来ていたら、

ありえなかった話だ。

旅の醍醐味が薄れたという見方もできるだろうけど、

僕にとっては本当に素直にありがたかった。

2017年9月14日木曜日

帰国

海外旅行に行って、

現地の和食料理を食べる人の気が知れない。

僕は和食なんか食べなくても、

全然平気だし、

現地で普通に食べられているものを食べる。

それが旅の醍醐味だと思っていた。

今回も、

機内食を含め、

一切和食は食べなかった。

でも今回はさすがに、

ほとんどカレーで飽きた。

カレー以外は逆に、

甘いものが多かった。

紅茶もクッキーも激甘。

甘さと辛さと熱気と砂埃。

バッグに残るインド臭。

僕にとってのインドの印象だ。

なんとか帰国して家に着くと、

母が蕎麦を作ってくれた。

しみじみ日本に帰ってきたと実感した。

だからやっぱり、

旅先で和食は食べない。

とまぁ無事の帰国をとりあえず喜ぼう。

にしても日本も暑いな。

落ち着いたらまたインドのこと書きます。

2017年9月12日火曜日

意味

ガイドを頼んで、

名所巡りをしてみたけど、

これは僕が求めてる旅じゃないと、

あらためて思った。

たとえ近所の食堂でも

自力で行って自力で頼む。

その苦労とドキドキ感こそ、

僕は好きだ。

今日は映画館に行った。

日本でいうシネコンだったのは、

残念だったけど、

いわゆるレイトショーの時間。

終わってから宿まで15分ぐらい、

一人で大通りを歩き、

例の迷路を通って宿まで。

それだって、

初めてのおつかいに匹敵する大冒険だ。

たまたま近所の食堂で買った手作りクッキーを2枚、

プラスチックの入れ物に入れて持っていたからか、

あるいはバッグを持たない軽装だったからか、

声をかけてきたのは一人だけだった。

もちろん日本人旅行者なのは見え見えだろうけど。

ちょっとだけ慣れてきたのに、

もう旅も終わる。




遺志

30日は親父の13回忌だ。 あーそんなになるのか、 と言うのが率直な感想。 親父が亡くなる直前、 僕は酒を辞めた。 復職して最初のボーナスが出た日、 入院していた病院に行って報告した。 もう親父はかなり弱っていて、 ほとんど喋れなかった。 でも...